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打ち込みを生っぽく聴かせる3ポイント〜
こんにちは!ABCミュージックスクールDTM講師の福島です!
さて、今回は『打ち込みワンポイント』をお伝えしたいと思います。
DTMで使用する2つの打ち込み方法
①ステップ入力
パソコンの画面に音をポチポチ置いて入力していく方法。
②リアルタイム入力
クリックを聞きながら入力用のMIDI鍵盤を弾いて音を入力していく方法。
ノート(音符)データは時にタイミングをずらす!
ステップ入力で複数の音を重ねて和音(コード)を入力した場合、通常は全ての音の位置がきっちり揃います。ピアノ音源で【ド・ミ・ソ・シ・レ】(コード名:CM9)をステップ入力して聞いてみましょう。
とても綺麗な和音ですね。では、最初のドから最後のレまで、順番に少し時間差を付けて鳴らしてみます。
最初より「ぽい」というかより良いサウンドに感じると思います。ノート(音符)データは時にタイミングをずらす!
今度は全ての音をランダムに時間差を付けて鳴らしてみます。どうでしょう?
微妙な違いですが、最初と交互に聴き比べてみるとこちらの方が良く聞こえます。全ての音がきっちり同時に鳴る方より、少しずれた方が良く聞こえる理由とはなんでしょう?
人間が演奏することを想像してみる
ピアノやギターで和音の音が全て同時に鳴るというのは、実際の演奏では不可能です。
人間ならば少なからず発音のタイミングにずれが生まれ、そのずれが人間らしい演奏に聞こえます。
逆に言うと、機械的な打ち込み感が欲しい音楽ジャンルなどは、きっちり音のタイミングが揃っていた方が良いわけですね。
音のタイミング以外にもポイントがたくさん!
キメの細かい打ち込みは手間がかかりますが、かけただけ聴き映えのする音になっていきます。
今回は音のタイミングでしたが、ベロシティ(音の強さ)・デュレーション(音の長さ)、エクスプレッション(持続音に対する音量)など、調整するポイントがたくさんありますので、また別の機会にお話しできればと思います。
最後に短いピアノの伴奏ですが聴き比べてみたいと思います。
《ステップ入力で打ち込んだだけ》
《ステップ入力で打ち込んだ後、調整したもの》
それではまたお会いしましょう!
ABCミュージックスクールDTM講師の福島でした!