SixTONES「Imitation Rain」のサビをdtmで骨組み作ってみた!

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dtmで楽曲解析&骨組み作り第10弾!

緒方講師
楽曲の骨組みをコピーしていくことで、どんな作りで曲が作られているのかを部分的に覗いてみる「骨組みを作ってみた」シリーズ第10弾です!
今回はX JapanのYOSHIKIさんが提供した事で有名な「SixTONES/Imitation Rain」にチャレンジしてみましょう。今回もコピーしたのはサビの4小節です!今回もLogic ProXに標準搭載されているシンセや音源、プリセットのみを使って骨組みを作ってみました。
壮大な雰囲気をもつこの楽曲、どんな骨組みになっているのでしょうか。それでは行ってみましょう!

使用楽器

まずは今回コピーする部分を聞いてみましょう。0:49から。サビが始まってからの4小節です。テンポ79.5です。

今回僕がピックアップしたのは、

ドラム
シンセベース
ピアノ
シンセパッド
ギター

それではまずはドラムから打ち込んでいきましょう!

ドラム

今回のドラムサウンドはDrum Machine Designerを使ってみました。プリセットはDeep Techです。

ただスネアの音とハイハットオープンの音がちょっと違ったので他の音源から選んでみました。

Drum Machine Designerはサンプラーマシンなのでプリセットで集められた音以外の音ももちろん使えるんです。どうやって他の音を選ぶのかを説明しましょう。まずはライブラリウィンドウを開いてください。

そしてDrum Machine Designerを開き、変えたいサンプルを選択します。例えば今回ならスネアですね。

すると自動的にスネアの別候補がライブラリウィンドウに表示されます。あとは自分の好きな音を選んでいくだけです。

今回はスネアは「Snare2 Beat Machine」を選びました。皮の音だけでなく上の方にパーカッシブな音が混ざっていて音源と近いですね。そしてハイハットには、「Hi Hat1 Futura」になりました。

打ち込みはこのようになりました。

ピアノロールの横に変更した楽器もしっかり表記されています。このハイハットのパターン、特徴的ですね。いわゆるTrapというジャンルで使われるものです。見づらいとは思いますが、ハイハットの細かいところは16分音符を6等分してチキチキ言わしております。3等分や6等分はピアノロールの縦の線(ディビジョン)を変更するとカットしやすくなるので試してみてください。

さて出来上がりを聞いてみましょう。

シンセベース

シンセベースなんですが、ES1Deep Bassという音です。

打ち込みのデータはこのようになりました。

さて出来上がりを聞いてみましょう。

実はこちらのベースの音はサイドチェインという技を使ってブワブワさせております。このサイドチェインはどこかで解説出来たらいいなと思っております!

ピアノ

ピアノはEXS24Steinway Piano2を使いました。
さっそく打ち込みデータを見てみましょう。

非常にシンプルにコードを打ち込んでみました。今回は敢えてシンプルに打ちこみ、エフェクトも特にかけない方が音源に近くなるような気がしたのでこのままになりました。

さて出来上がりを聞いてみましょう。

シンセパッド

今回シンセパッドはライブラリのプリセットから選んでみました。順番としてはSynthesizer→Pad→Dynamic Swellです。

打ち込みデータはこちらになります。

実はこのデータはピアノの打ち込みデータからコピーしてきました。そこから低音のベースを抜き、休符を置かずに和音をつなげてみました。いわゆる白玉和音というものですね。ただ音域が高すぎたので1オクターブ下げました。そしてベースの時にも使ったんですが、このシンセパッドにもサイドチェインという効果を使ってブワブワさせてます。

さて出来上がりを聞いてみましょう。

ギター

ギターはEXS24Vintage Stratを使いました。気づけば毎回Vintage Stratってますね。非常に使い勝手がよい音なんです笑
結構歪んだ音だったためエフェクターでファズをかましてみました。

ギターアンプはこちらを使いました。中高域がグっと持ち上がり、高域の痛いところが自然に緩和されて良い感じに鳴りますね。

打ち込みデータはこちらになります。

皆さんお気づきでしょうか、この打ち込みには以前紹介したテクニックが二つ、取り込まれています。まずは忘れられないの/サカナクションをdtmで分析してみた!で紹介したギターのボイシングテクニック。ギターらしく聞こえる様になります。
そしてSuperfly「フレア」のサビをdtmで骨組み作ってみた!で紹介したQ-Flamでダウンストロークを自然に鳴らすことが出来ます!

さて出来上がりを聞いてみましょう。

全体

それではトラックを全体でならしてみましょう。
ひとつひとつのトラックはシンプルながら全てが合わさって鳴るととても重厚な響きになりました。その中でTrapのハイハットがとても自由に刻まれてつい体を動かしたくなる楽曲ですね。

緒方講師
「SixTONES/Imitation Rain」の骨組み、いかがだったでしょうか。今回Drum Machine Designerの使用方法に一歩踏み込んでみました。自由にサンプルを選んで自分だけのパッドを作ってみても楽しいですね。

それではまた次回お会いしましょう〜!

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