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Loopmashについて解説します！
オーディオのループ素材を自由に組み替えて自分の楽曲に入れることが出来るCubase付属の音源となります。
細かく作りこむことも可能ですが、オートで作業してくれる面が非常に心強いため操作さえできれば、今まで自分にはなかった発想を生み出したり、偶然生まれたサウンドがそのまま「おっこれよくね？？」となったりしますので、楽曲に使用することはもちろん、ただ触れているだけでも時間を忘れてしまう楽しさがあります。
それではやっていきましょう！
基本的な使い方
図はトラック２とトラック３のループ素材（Cubase内に元々収録されているもの）を１本目の帯と２本目の帯にドラッグアンドドロップして読み込んだものです。
ループの挿入が簡単なのもLoopMashの魅力ですね。
素材を８分音符にスライスして読み込んでいる状態から始まります。
まずはこの状態で無事に再生されるかを確認していきましょう。
この際元のループ素材トラックをミュートにしておかないと両方再生されてしまい、正しくLoopMashのみが再生されないので注意が必要です。バシッとミュートを押しましょう！
またsyncと再生の▷マークが並んでいるところに注目してください。
これがオンになっているとCubaseの再生に依存するのでプロジェクト全体の再生となります。LoopMashのみスタンドアロン的な使い方がしたい場合はオフにすると良いでしょう。
画像はオンの状態です。
では図の場合として２本のループ素材を組み替えていきましょう！
まず「どれをメインビートにするかのボタン」を選びましょう。図では１本目の帯になっています。これにどのような具合で２本目を混ぜていくかということになります。
もちろんメインを変更する事も可能です。
混ぜ方ですが赤で囲んだバーをスライドさせることより具合が変わります。右に動かすほど再生したときに混ざる回数が多くなります。
これだけでも面白いのですが、やはり全て入れ替わりで組み替えられると違和感を感じます。そんな時はNumber of voiceの値を右に変えていくことで、同時発音数に変化が生まれます。
これにより無理やり感がなくなっていい感じに新しいループのフレーズが完成します。
もう少しこだわりたい時は
Cubase付属のループならいいですが、色々なところから集めたループ素材は音量が全然違ったりします。そんな時に役に立つのが、右上のボリュームのつまみです。
それぞれの帯についているのでバランスの調整に使いましょう。
ただこのつまみにも限界がありますので、微調整用と考えてLoopMashに入れる前の素材があまりにも小さい場合はノーマライズなどで音量を出してから取り込むといいでしょう。そのまま入れて調整すると他の帯の音を極端にさげなくてはならないため最終書き出しの音量が下がってしまいます。
バランスが取れたら次はピッチです。合計で２４オクターブのピッチ変更が可能です。
・ループ素材に音程が入っている場合は曲に合わせる
・低音が邪魔な時に音程を上げて低音を削る
・カットアップ、ボーカルチョップに使用する
など使い道はありそうですね。
また素材を右クリックすることで様々なエフェクトを適用することが出来ます。
リバースなどが定番ですね。これでDJのターンテーブルのような音も再現可能です。
MIDIで打ち込んで効果を変化させよう
こちらではMIDIを使った変化をご紹介します。
まずはSlice SelectionからPerformance Controlsに切り替えます。
するとカラフルなタブが登場します。これは押している間スライスの音符が変わるなどの機能を持っています。
これらはMIDI鍵盤にアサインされていますので、リアルタイムで演奏して録音してみるのもいいかもしれませんね。もちろん打ち込み画面も有効なのでじっくり考えて基本で作ったループに変化を与えていきましょう。
まとめ
１. ２つ以上のループ素材を組み合わせて新しいループを作る
２. １つ１つを変化させることでさらに個性を作っていく
３. MIDIを使ってさらに細かくコントロールする
といったこととなります。
それでは次回のブログでお会いしましょう。ABCミュージックスクールDTM科講師の岡田誉也がお送りしました。
また次回お会いしましょう！
