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Retrologue 2について解説します!
今回はRetrologue 2について解説していきます!!
前作からの進化という点で目覚ましいものがあるこのRetrologue 2は音の太さや選択肢の多さに定評があります。
これがCubase付属だなんて、使わない手はありませんね!
それでは三つの見出しに分けてこのシンセサイザーを紹介していきます。
一つ一つのオシレーターに対して出来ることが多い
まずシンセを使用するうえで欠かせないオシレーターですが、
前作が2つだったのに対して、3つ+サブオシレーターという進化を遂げています。
サブオシレーターはベース音をより豊かにするサブベースとしての使用が定番です。つまみも少なく扱いやすいので「なんかスカスカでイカしてないな」と思ったらオンにしたり波形を変えてみたりしましょう。
またフィルターの数が24と多く自分で細かくエディットすることなく、選ぶだけで理想の音に近づくのも魅力の一つといえるでしょう。
さらにフィルターを通した後にかけられるディストーションも種類があり色々な場面で活用できます。
ディストーションというとギターを弾く人にとっては特に強烈な歪みを思わせますが、シンセの場合うっすらかけるとサチュレーションの効果も得られるので、「歪まさないから今回はいいや」と思わず少しだけ温かみを加えてみましょう。
アルペジエーター搭載、そして高性能
前作までには無かったアルペジエーターが搭載されました。
アルペジエーターとはギターのアルペジオのように和音をばらけさせる機能です。アニソンなどでピコピコなっている音の招待です。
まずは※1MODOですがばらけた音をどのように再生するかを決めていきます。種類が多いので、曲に合うものを選んでみてください。
そして※2TEMPO SCALEで何分音符にばらすかの値を決めましょう。
最後に※3OCTAVEを選んで何オクターブ音までいくと始めの音に帰ってくるかを決めます。
この3つを選ぶだけでも曲に合わせるフレーズ作りはできるかと思います。青バーの高さはベロシティを変えられます。
また便利機能として※4SWINGとGATE SCALEは発音をずらしたり、音の歯切れを変えられるのでさらに拘りたい場合は変えてみると良いでしょう。
どのつまみもまず触って効果を実感してみてください!
エフェクトの種類が増大
前作はモジュレーションとディレイの2つでしたが今作では、
レゾネーター
フェイザー
モジュレーション
ディレイ
リバーブ
イコライザー
と6種類になっています。
勿論アイディアや発想の自由があるので一概には言えませんが効果を大まかに分けていくと、、、
レゾネーター、イコライザーは「リードなのに抜けが悪いから周波数の高音域を上げる」等細かい音作りに使っていきますので、最終的には必ずと言っていいほど使います。
フェイザー、モジュレーションは、かけると音色が大きく変化します。先ほどとは違い選択肢としてはまず「使う」「使わない」があります。
揺らぎや効果音など狙いを合わせて使っていきましょう。音の変化が一番楽しいエフェクトだと思います。
ディレイ、リバーブはよく耳にしますね。やまびこ的な効果と、ホールでの響き演出効果が主です。
こちらは使うと広がりが出るので豪華になった感じがしますが、タイミングによってはミックスでかけるので切ってしまったほうがいい場合もあります。ですが「このシンセのこのリバーブが好きなんだ」「楽曲の演出の一環なんだ」という際は遠慮なく使っていきましょう。
掛けられる順番を変化させることも出来ますので、「どんな変化をさせた後にさらにこうしたい」と順番も考えていくとまた音作りの幅は広がりますね。
まとめ
1. 種類が多いということは色々出来るということ!一つずつ使ってみよう!
2. ピコピコさせたいときはコレ!具合を変えればオリジナリティアップ!
3. 一つ一つのエフェクトに理解を深めつつさらにいい音を目指そう!
といったこととなります。練習の参考になったら幸いです!
それでは次回のブログでお会いしましょう。ABCミュージックスクールDTM科講師の岡田誉也がお送りしました。
また次回お会いしましょう!