こんにちは。ABC Music Schoolギター科講師の清水宥人です。
今回はステージングについて。意外とないがしろにしがちですが、ステージ上の所作ひとつひとつをお客さんは観ています!
せっかくなのでカッコよくギターを弾きましょう。
ステージングの基本の”き”
激しく動き回って客席を沸かせる姿に魅力を感じる人もいれば、寡黙に演奏に打ち込む姿に魅力を感じる人もいます。
まずどんなステージングであろうと“お客さんにみせるもの”がステージであることを忘れてはいけません。
事前準備を怠らないこと。
ステージングを意識するには少なくとも
[✔︎]当日の衣装に満足している
[✔︎]曲を難なくプレイできる
[✔︎]本番使う音を把握している
[✔︎]エフェクトの切り替えが頭に入っている
演奏中の姿勢
上ではメンタルの話をしましたが、こちらは実際の演奏姿勢について。
皆さんは練習する時、鏡の前に立って練習をした事があるでしょうか。実際にどのようなステージングになるかを想定して演奏し、それを録画して振り返った事があるでしょうか。
いつも座って練習をし、実際に自分のステージングを精査した事のない人は、そもそも思い通りにパフォーマンス出来ていない事を知りましょう。
人は自然と、いつも弾いている姿勢を再現しようとします。すると
[✔︎]ギターのボディ面が上に向きすぎたり
[✔︎]そもそも猫背になったり
と、あまりスマートではありません。
上記以外にも、リズムを取る足が右足なのに、その上にギターを乗せている事でに揺れちゃったりする事や、ストラップの位置が絶妙に上でも下でもない事など、自分のステージングを客観視しなければ自分がどんな姿でプレイしているかを想像出来ず、思い通りのパフォーマンスが出来ない事を覚えておいて下さい!
明日から改善!
「でも今までずっと座って練習してきたんや!」
「ワイはこれがかっこええと思っとる!」
そんな方々にもある事を意識するだけで簡単に改善する事が出来ます。
それは
余裕がある時は顔を上げる
はい、これだけです。
これだけでお客さんを意識する事が出来ますね。
実際にお客さんと目が合うと恥ずかしい場合はお客さんの肩や近くにあるコップなどを見ましょう。
また、本番が始まる前に視線を置く場所を決めておくとなお不安がありません。
「ステージの床は白黒なのに、フロアの床は真っ黒なんだ~。」
とか考えてると緊張も和らぎます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
鏡を見る事や自分の動画を撮ることがはじめは恥ずかしいかも知れませんが、皆さんが良いステージを作りたいと考えるなら自分と向き合い、明日からもまた自信を持ってプレイしましょう。
それではまた。
ABC Music School ギター科講師
清水宥人