アクティブ・ピックアップについて知っておきたい3つの事

今回のテーマは「アクティブ・ピックアップについて知っておきたい事」について。
前回は「アクティブ・ピックアップ」のメリット「低ノイズ」、「ローインピーダンス化による音質劣化耐性」、「エフェクターノリの良さ」等盛りだくさんなピックアップだというお話をしました。
トッププレイヤー達は全員使うんじゃないかと思う程、ギター的にはいい事だらけなのですが現実はそういうわけでもないのです(笑)。
やはりこの世の多くの物・事柄に一長一短あるように「アクティブ・ピックアップ」にも使う上で知っておくべき事がいくつかあります!
それらについて筆者の経験談も含め解説していきたいと思います!
それでは早速行ってみましょう!
電池が必要

「アクティブ・ピックアップ」は必ず電源が必要です!
現代ギター界においては「アクティブ・ピックアップ」の電源は一般的な9V(長方形の)電池が使用されます。
将来的には電波で電源を送って…みたいなことになるかもしれませんが、きっとそんな技術が発達する頃にはギターという楽器は形を変えているでしょう(笑)。
電池は寿命があるのでいつか必ず切れ交換が必要になります。この「電池が切れた状態」の時、ギターから音は出なくなります!
この点が「パッシブ・ピックアップ」と「アクティブ・ピックアップ」の最大の違いです!
筆者が日頃ギターレッスン/自宅練習/ライブで使うメインギターも「アクティブ・ピックアップ」ですがちょうど先日電池が切れました。
こんな時のためにギターの裏パネルに電池使用開始の日付を貼っておいたのです!
以下使用環境の条件です。
・アルカリ乾電池
・平均週4日、1日合計1〜4hくらいの使用
以下電池使用期間
・2024年2月5日〜2025年8月16日
約1年半です!
そんなに頻繁に交換する事もないですし、電池の費用についても気にしなくていいと思います。
ただし、電池が切れると本当にギターはうんともすんとも言わなくなります(笑)。
筆者は8月16日の朝レッスン開始時に音が鳴らず何が起きたのか分からず戸惑いました…。
なんの前触れもなく突然やってくるのが電池切れ、トッププレイヤー達がライブごとに電池を交換するのも頷けます!
ピックアップ内のプリアンプを通る

「アクティブ・ピックアップ」というのはギターの音信号がピックアップ内のプリアンプを一度通ります。
イメージとしては必ず「特定のエフェクターを通る」と言ったところでしょうか。
それにより常に“設計された通りの音”が出力されます。
逆に、常に「設計された音」が出力される点とコンプレッションがかかる点が、よくレビュー等で見かける「誰が弾いても同じ音」と言われてしまう原因だと筆者は思います。
※コンプレッションがかかると音の強弱(ダイナミクス)が多少均一化される傾向があります。
ここで筆者の勝手な意見を。
この「誰が弾いても同じ音」というのは大いに首を傾げます。
「本当に同じ音なのか?」と考えてみていただきたいと思います。
例えば「アクティブ・ピックアップ」が載ったギターをトッププロギタリスト3人が順番に弾いたとして「誰が弾いても同じ音」に聴こえるかどうか?
筆者はそんなことはありえないと思います!
搭載するには電池スペースの確保を!

製作された段階で「アクティブ・ピックアップ」が搭載されたギターであれば電池スペースは確保されているので問題ないと思います!
そうでないギターについては電池スペース確保が必須となります。
裏キャビティ内にスペースがあるか、新たに電池収納スペースをザグるか。
電池が切れた時に交換しやすいようにワンタッチでアクセスできる場所にあるか、ピックガード裏に収納するか。
ピックガードを外して電池交換をするということは「弦を外す必要がある」ということですからね!
クラフトマン/リペアマンとよく相談してみてください。
まとめ

以上の内容をまとめると…
1.電池が必要
電池は必須!
電池(アルカリ)の寿命は筆者の使用環境で一年半。
電池交換の費用や手間は大袈裟に悩む必要はないと思います!
弦交換の頻度の方がよっぽど高い。
2.プリアンプを通る
“設計された通りの音”を出力!
「誰が弾いても同じ音」という表現には注意!
弾き手の腕でトーン・カラーは変えられます!
3.搭載するには電池スペースの確保を!
ワンタッチでアクセスできる場所に電池を収納がベスト!
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!







