ABCミュージックスクールギター科講師の湯澤真人です!
ギターブログVOL3!それではいってみよう!
ギターは木だ!
「ねえママ、ギターって何を材料にしてるの?」
「えぇっ、、(・д・`;)!?えっと、、、木、かな(・ω・`;)?」
奥さん、、、正解です。
こんにちは。
今日も小芝居から入ってみました。
もし自由研究でギターのことを調べてみようという熱心な小学生がいたらこんな会話になるんじゃないかと思って書いてみました。
、、、可能性はかなり低いですが、決してゼロではない。。
そしてギターの事をよく知らない奥様でもギターの原材料をなんとか答えられるくらいに、ギターの認知度は今の世の中で高くなってきていると思います。
う~ん、トレビアン!!ヾ(´∀`○)ノ
前回はギターのギターたる音色を作る重要アイテム「弦」を紹介しましたが、
その「弦」と共にギターのギターたる音色を作るもう一つの要因こそ、
ギターの原材料「木」なのです!!!
ギターが鳴る仕組み
この世に存在するほとんどの物は振動を受け取ると、共振を起こします。
地震が起きた時に部屋の中の家具などが一緒に揺れるやつですね。
振動エネルギーが接触した物に伝わり、大本の震動源の100パーセントまでは伝わらないにしろ、
ある程度の振動を起こします。
この受け取り側の物に個体差があるんですね~。
今、説明したのは物理的な振動ですが、音も受け取り側の物によって変わるんですよ!
音の場合は「響く」という言葉が適切ですね。
んで昔の人は楽器を作る時、この受け取り側の物に「木」を選んだのですよ!!
「木」の「響き」は暖かみがあって心地よい感じがするのです。
ギター以外のクラシック楽器でもピアノやリコーダー、バイオリンなど多くの楽器に「木」
が原材料として使われています。
「木」は構造上、隙間が多いから反響しやすく、熱伝導率が小さいので暖かさも感じれるんですね。
「木」の家は自然の断熱材と呼ばれるくらい優れているのです!!
、、失礼。分野が変わってしまいました(。-_-。)ポッ
とにもかくにもこの「木」の「響き」を生かしてギターは作られているのです!!
しかしながらどんな木でも良いってわけではないです。
良い音色を生む木材、よく響く木材、弦の強い張力にも耐えられる木材、、、
こういったギターの特徴に合いそうな材質の木材を選んでいくわけです。
いや~、、昔の人はホント凄いですね。。
昔の人の想像力に乾杯!!!( ´∀`)ノ[|_|
ギターの中身って?
そしてそして、ギターの形に加工していきます!
これはアコースティックギターの裏側の面が付いてない状態ですね。
ギターの中がよく分かります。
こんな空洞になっているんですよ!!
これは、
「木」自体を響かせた後、この空洞で音を反響させて音量を増幅しているのです!!
ちなみにエレクトリックギターはこれに加えて電気も使います。
それは追々紹介していきますね。
まとめ
それでは、これまでの話をまとめるため、ギターの音が出るメカニズムを説明しましょう。
ものすごい「張力」で張られた「弦」をはじく!!
↓
その「振動」が「木」に伝わり「共振」を起こす!!
↓
その「共振」を空洞内で響かせて音量を増幅!!
↓
「ジャラァ~ン」!!!!!!!!ヽ(*>∇<)ノ
いかがでしたか。。。
今となっては当たり前にギターが搔き鳴らされていますが、先人の知恵と勇気なくしては生まれなかった産物なのです。。
ざっくりとですが、これでギターの中身の事が少しでも理解して頂けたかと思います。
もし、これで少しでもギターに興味が湧いて頂けたら、
多分僕の快眠時間が増えて、脳の健康が保たれると思います。
次回からはギターの種類についてブログってこうかと思います!!
今日はここまで!!