耳コピ道場!~入門編~

耳コピ道場!~入門編~

星野講師
こんにちは!ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀です。

今回のテーマは「耳コピ」について。

文字通り楽曲を「耳」で(聴いて)「コピー」する事を指しますが正直なところ数年のギター歴であっても多くの人が苦労するのが「耳コピ」。

短いフレーズなら1音1音探していけば何とかなりますが、これが長いフレーズやコードになると一気に難易度が上がり、またコピーする楽曲のジャンルによっても難易度が違う傾向にあると筆者は思います!

ポップスやロックなどはある程度“予想できる”コード進行が多いように思いますが、これがジャズ/フュージョンになるとまたエキスパートモード並みの難解なコードが出てくることも(笑)

今回は入門編ということで初心者にとっても読みやすい内容、いやむしろ初心者にこそ読んでほしい内容にしようと思います!

耳コピをするにあたって、そもそも「何を聴きとればいいのか?」という事に焦点を当てた話をしたいと思います!

それでは早速行ってみましょう!

音/コード


耳コピにおいて恐らく最も聴き取りたいのが「音/コード」。

当たり前ですよね、音楽ですから!

ギターソロなど単音のフレーズに関してはまず同じ音を探すのが第一歩です。

慣れてきたらフレーズに含まれるアーティキュレーション(ハンマリング、プリング、チョーキング、タッピング、スライド…etc)も含めてコピーするのがまた楽しいところでもあります!

ギタリスト同士で同フレーズの自分なりの弾き方をシェアしあって意見の食い違いから喧嘩になることもしばしばあるとかないとか…(笑)。

一方コードに関しては少し難易度が上がる、と筆者は思います。

「コード」の耳コピはそのコードの「ルート音」をまず拾うのが最もベーシックな方法だと思いますが、コードというもの自体「2音以上」が同時に鳴っているものです。

しかもバンドの音楽だったら他の楽器も同時になっているわけで、聴き分けないといけないという難しさがあります!

ジャズ/フュージョンの世界ではテンションが多用されるのでこれまたコードがより“複雑な響き”になるのが悩ましいところ…。

ちなみに上記「音/コード」を聴き取るのに「ダイアトニックコード」や「スケール」、「音感」他音楽理論を少しでも知っておくと格段に楽になります!

リズム

耳コピ時に次に焦点を当てたいのが「リズム」。

アコギ、ないしエレキのストロークパターンや休符を含んだリフ、ブレイクする(音を止める)タイミングなどオリジナルに忠実に弾きたい時には特に意識しておきたい事です!

リズムは要するに“タイミング”だとよく筆者もレッスン内で生徒さんにお伝えしていますが、その音楽のリズムは“目に見えない”のが難しいところで、テンポの速い楽曲になればなるほど聴き取りにくくなると思います!

エフェクト


最後に挙げたいのが/strong>「エフェクト」。

ギターをコピーする時、特にエレキギターに於いては必ずと言っていいほど付きまとうのが「どんなエフェクトがかかっているか?」というポイント。

一見クリーンに聴こえてもよく聴くとコンプレッサーや薄くコーラスがかかっていたり、エフェクトなしの状態で弾いても「なんか本物と違うなぁ」という感覚に陥る事もよくある話。

マニア級の耳コピの達人になってくるとEQやエフェクターを使い分けて“本物”とほぼ同じトーンを出せる人もいます!

こう言ったギターの“トーンをコピーする”というのも耳コピの一つです!

まとめ

星野講師
「耳コピ道場!~入門編~」まとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

「耳コピ」をするというのは端的に言えば「音を聴き取る」わけですが「どの音を聴きとればいいのか」、「どんな音の集合体(フレーズ)なのか」を聴き分け/聴き取るという作業だと捉えておいて頂ければいいんじゃ無いかと思います!

以上の内容をまとめると…

1.音/コード
単音…どんなアーティキュレーションが使われてるかまで聴き取れればなおよし!
コード…コードのルート音を聴きとるのがベーシックな方法!2音以上の複雑な響きを聴き分けるのが難しいところ!
「ダイアトニックコード」、「スケール」、「音感」等理論を知っておくと楽になる!

2.リズム
“目に見えないリズム”を聴き取る!

3.エフェクト
ギター自体の“トーンをコピーする”というのも大切なこと!

ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!

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