アコースティックギターの生音を消すアイデア

アコースティックギターの生音を消すアイデア

星野講師
こんにちは!ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀です。

今回のテーマは「アコースティックギターの生音を消すアイデア」について。

多くのアコースティックギターで弾き語り等を志すレッスン生を担当していて「生音が出てしまう故の自宅での練習のしにくさ」についてご質問を頂くことが多々あります。

「仕事から帰宅後、夜のギター練習をしていたら翌朝苦情が届いた…」。

隣人の言うことなんて気にしてたらロックじゃねぇ!なんて聞こえてきそうですが(笑)、アコースティックギターという楽器は生音が出てしまうもの、家族や隣人からの苦情(笑)がその悩みの種になりがちですがそれを解消するためのアイデアについてのお話をしたいと思います。

いずれかのアイデアで多少なりとも“消音”して頂いてギターライフを充実させて頂けたらと思います!

それでは早速行ってみましょう!

布を詰める/サウンドホールをテープで塞ぐ


アイデアその1。
「布を詰める/サウンドホールをテープで塞ぐ」

アコースティックギターの原理を根本から断つという、“響く”ことを物理的に抑える方法です。

馬鹿げたアイデアに思えるかもしれませんが、本気でギター練習をしたい方にとってはアコギの生音を消すことのほうが死活問題。

筆者も試してみましたが確かに消音効果は多少アリ、、、ただしエレキギターの生音程小さくなるわけではないのでそこは試してみてください。

養生テープやガムテープなどでサウンドホールを塞ぐ場合はギター自体に跡がつく可能性もある事を知っておいてください!

サイレントピック

アイデアその2。
「サイレントピック」を使う。

サイレントピックは一般に楽器屋でも売られていますが、要するに薄くペラペラなピックなのでギターの弦に当てても「衝撃が少ないので音が鳴りにくい」というものです。

一般的なレビューや筆者自身の感想、また担当しているアコースティックギターレッスン生のお話しを聞く限り「しなりすぎて普通のピックに持ち替えた時との感触の違い」や「物足りなさ」を感じるという意見が目立ちます。

総評としては確かに生音の消音効果はありますし、脱力したピッキング/ストロークを学ぶにはいい道具かもしれません!

サイレントギター


アイデアその3。
「サイレントギター」

単刀直入に、生音の消音効果に関して言えばこれが一番有効だと思います!

弦の振動/音を反響させる「胴」がないので音が響かない=生音が小さい、と言ったものです。

スケールや弦等の設計自体は一般のアコースティックギターと同様なので全く同じように弾けるのですが、「胴」がない分厚みがないので普通のアコースティックギターに持ち替えた時の感触に違いはあるかもしれません。

ほとんどのサイレントギターはヘッドホン/イヤホンが繋げられるようになっているのでそれらを利用した練習も可能ですし、ライブ時にアンプに繋ぐことも可能且つハウリングしない等のメリットもあります!

補足:サウンドホールカバーはご注意!

最後にお伝えしておきたいのが「サウンドホールカバー」について。

文字通りアコースティックギターのサウンドホールを埋めるカバーなのですが一つ知っておいて頂きたことがあります。

あれは本来の目的は消音ではなく、振動を変化させたりハウリングを抑制するためのものです!

消音効果がないわけではありませんがあまり期待しない方が吉。

まとめ

星野講師
「アコースティックギターの生音を消すアイデア」まとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

本来音を出すための楽器であるアコースティックギター、その音を消す方法を人は探し始めてしまうなんて…なんだか寂しい話ですが(笑)、練習環境においてギターの生音の音量で困ってらっしゃる方は上記アイデアを実践してみてください。

筆者の個人的な感想としてはやはり一番効果があるのはサイレントギターだと思います!
以上の内容をまとめると
1.布を詰める/サウンドホールをテープで塞ぐ
一応消音効果アリ。
テープの跡などにご注意!

2.サイレントピック
確かに消音効果アリ。
ただし普通のピックに持ち替えると違和感大。

3.サイレントギター
効果大!
ヘッドホン/イヤホンを使っての練習やアンプに繋げられる点も◎。

4.補足:サウンドホールカバーはご注意!
本来の目的は消音ではないのでご注意ください!

ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!

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