お悩み解決! ~フォーム矯正時の具体策3選~
今回はギターを弾くことに(応用的に考えればギターに限らず)焦点を当てた際の「フォーム矯正」についてお話をしたいと思います。
スポーツや芸術、料理やモノづくり等ほぼどの分野においても人間の物理的構造に適った動作というものが存在します。
筆者がギターを始めたのは高校2年の秋ごろで、習いに行くわけでもなく、YouTubeとにらめっこしながら独学で「ああでもない、こうでもない…」とちまちまやっておりました。
1音聴きとっては指板でその音を探し…なんて永遠に完成しないギターフレーズに取り掛かってましたが(笑)、パソコンのキーボードのSpaceボタンで動画を止めるのだけはプロ級だった…はず…!(笑)
しかしこれが運の尽き。無理やり弾き続けたせいで、力んだピッキングやフィンガリングを身に付けてしまったのです!
その後ギターの先生に師事し、脱力した“いい”ピッキングについての考え方等、ギターを始めた当初よりは“理に適った”ピッキングが身に付いてきた…
と願いたいところですが…(笑)。
そんな筆者自身の実体験を通した「フォーム矯正時の具体策」についてまとめていきたいと思います!
それでは早速行ってみましょう!
動画・参考資料をたくさんインプットする
まずは「動画・参考資料をたくさんインプットする」ということ。
今の時代教則動画や実演動画等いくらでも探せます。好きなギタリストの動画や解説動画を探しまくってみて下さい。そして見る→やってみる、を繰り返してみて下さい!
また、同内容の別の解説動画との共通点を探してみて下さい。よほど特殊な奏法でなければ多くの場合、必ず理に適った共通点的な動作や意識について触れていることが多いです!
鏡を使う
次の具体策としては「鏡を使う」です。
ギターを弾いている時のフォームって自分では中々見づらいですよね?というか正面からの視点は明らかに見ることができません。
筆者自身、フォーム矯正に取り組んでいる時正面に小さい鏡(30cm四方くらいのでOK)をおいて、自分の右腕の動きがリアルタイムで見れる状態を作ってゆっくり動作の確認・練習をしていました!
ご自身の理想のギタリストの動画と同じ動きが鏡に映っているか、確認してみて下さい!
自分の動画を撮る
最後にご紹介するのが「自分の動画を撮る」という方法。
最近はみんなが常にビデオカメラを持ち歩く時代になりました。90年代や2000年代初頭からは考えられないですよね!? いやぁ、ギター練習的観点からしても便利な世の中になりました!
フォームチェックする時に上で述べたような「鏡を使う」でも勿論問題無いのですが、繰り返しチェックしたい時には動画を撮るのがベストだと思います!
何もスーパー高性能カメラで完璧なテイクを取るわけではなく、ちょっとした練習の合間にボタンを押してインカメで撮ってみて、チェックする。これでいいのです!
動画を撮っておくメリットは何度でも見返せることです!
まとめ
ギターというのは本当に自由な楽器だと常々筆者は実感しております!右手と左手で弾くのがスタンダードですが、ハイになっちゃうギタリストは歯で弾いたり電動ドリルを使ったり、しまいにはステージでギターを燃やして(弾いてるかどうかは別として…)しまう弾き方もあるわけです!(笑)
超絶速弾きや全く無駄のない動き・ピッキングに魅了される方もいるでしょう!そういった時こそ避けて通れないのが「ゆっくり」から始める動作練習ですが、今回の内容が何か一つフォーム矯正・確認のお役に立てれば幸いです!
毎日少しずつ!あきらめずに!いつか「あきらめずに、続けてよかった!」と思える日を夢見て!
以上の内容をまとめると…
1. 動画・参考資料をたくさんインプットする … 特に複数動画の共通点的内容を汲めると◎
2. 鏡を使う … リアルタイムで動作チェック!目標フォームと同じ動きが映っているのをチェック!
3. 自分の動画を撮る … 何度でも見直せるのが◎ しかもいつでも!どこでも!
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!