ギターに取り組むうえで気にしなくていいこと3選!
今回のテーマは「ギターに取り組むうえで気にしなくていいこと3選!」。
普段から体験レッスンや初級~中級の方々のレッスンを受け持っておりますが、日頃生徒さんと接していて、ギター的悩みや困っている事を伺うことも少なくありません。筆者のギターを始めた頃を思い出してみても悩みや不安だらけだったことが懐かしいです(笑)。
ストロークが引っかかる、意図した弦と違う弦を弾いてしまう、指が動かない…。こういった悩みを抱える皆さんの一助となるような記事を書いてみようと思いました。ギター練習において、気にするべきところはどこなのか?気にする必要のないのはどこなのか?
筆者自身の12年のギターレッスン経験を通して培った経験を、今熱量をもってギターに取り組む皆さんにお伝えできればと思います!
それでは早速行ってみましょう!
左手:コードが鳴らない。
まずは左手。
最も多いのが「コードが鳴らない」問題。
「コードが鳴らない」という現象の根本原因は主に2つだと思います。
・押えている指の力が足りない。
・指が寝てしまって意図しない弦に触れてしまっている。
ギターを始めて間もない方が一瞬で指の力加減を習得したり、意図しない弦に触れないよう指をきれいに立てるのは無理があります。
もちろん力をいれよう、指を立てようという意識はとても大事ですが、すぐにできないからと言って「才能がない」と感じる必要は全くありません。
こういった問題は、できないながらもやっている内に少しずつできるようになります!本当です。
筆者自身がそうでした。鳴らないFコードが、「まぁやってみるか」ぐらいの気持ちでやってるうちに鳴るようになりました。筆者のレッスンでも皆そういった進み具合です。
筆者が思うに、力を入れよう、指を立てようとやっている内は肩に力が入りながらとても練習になっているんだと思います。そしてそれが「あー疲れた」となり、ちょっとお休み期間を経てまたギターを手に取った時に肩の力/無駄な力がぬけて“ある日突然できるようになる”ということなんだと思います!
逆に気にかけてほしいことは押えているコードのフォームが合っているか必ず確認して下さい!
間違った形でコードを覚えてしまっては元も子もありません。
右手:意図した弦と違う弦を弾いてしまう、スムーズなストロークができない。
次は右手。
「意図した弦と違う弦を弾いてしまう」というミスはアルペジオやリードギターを弾く時にありがちですよね!
スムーズなストロークができないのも右手の難しさです!
大丈夫!これらもさほど心配する必要はありません。
筆者が思う重要な点は「何度も失敗すること」。そして「失敗を気にしないこと」。
何度も失敗するとイライラしてきますが、あまり深く考えてはいけません。
気にせず、数をこなすことです!必ず上達しますから!
気を付けて頂きたいのが、単音弾き、アルペジオ、ストロークどれに関しても、まずは「意識できる程度の超低スピード」に落としてゆっくり動作を自分に刻み込むこと。
スムーズなピッキング/ストロークにはピックをできる限り浅く弦に当てるのを筆者はオススメしています!
目線:左手/右手に目を向けていると譜面が追えない。
最後は「目線」について。
左手/右手に目が追われて確認していると楽譜のどこやっているのか、迷子になりますよね。
これも気にしてはいけません!
両手が落ち着いてくれば楽譜を楽に見れるようになります。
短いフレーズなら「覚えてから繰り返す」ような練習も効果あります!
まとめ
筆者が皆さんにお伝えしたいことは2つで「今できなくても気にしないこと」と「正しいやり方(コードの押させ方等)でやっていればいずれ出来るようになる」ということです!
ついつい出来ていないことに目が行きがちですが、ギターに取り組む皆さんが今どのステージにいてもできないことや悩みって変わってきましたよね?
筆者は最近「悩みが変わる=成長/上達」ということをお伝えしています。
ただ上を目指し続ける内は「悩みがなくなることはない」のでしょう!
人生と同じように…(笑)。
以上の内容をまとめると…
1. 左手:コードが鳴らない。
鳴らないことに心配はいりません!コードフォームが合っているかだけが重要!
2. 取り右手:意図した弦と違う弦を弾いてしまう、スムーズなストロークができない。
ミスを気にせず、ゆっくりした動作で数をこなし、ピッキングは浅く!
3. 目線:左手/右手に目を向けていると譜面が追えない。
いずれ譜面を終えるようになります!ご心配なく!覚えてしまうのもアリ!
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!