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コンプレッサーを理解してミックス技術を上げよう!
ABCミュージックスクールDTM科講師の高田翼です!
前回はコンプレッサーの基本、ツマミの意味について解説していきました。
続きまして今回は、実際にコンプレッサーをかけたら音像がどのように変わるのか。実際に音の違いを確かめてみましょう!
コンプレッサーなし
ドラムトラック(コンプなし)
何の変哲もないドラムトラックですね。綺麗な音ですが、どこか迫力に欠ける気がします。
ここにコンプレッサーをかけるとどのような音の変化が起きるのでしょうか。
コンプレッサーあり
違いがわかりましたでしょうか?
音圧とドラム全体に少し迫力がでているのがわかると思います。
もしわからないと言う方は、ヘッドホンなどでもう一度よく効き比べてみてください。
設定パラメーター
RATIO 7:0:1
ATTACK 1.0ms
RELEASE 100.0ms
THRESHでGRメーターが -6~12の範囲でとどまる様に設定しました。
GAINでINとOUTの音量差をなくしましょう。
深めにコンプレッサーをかける
聴き比べてもわからなかったという方向けに、今度はかなり深めにかけてみました。設定パラメーター
RATIO 100.0.1 (MAX)
ATTACK 10.0us (最速)
RELEASE 100.0ms
THRESHでGRメーターが -12~18の範囲でとどまる様に設定しました。
もちろんその分GAINを上げております。
如何でしたでしょうか?
ここまでかけるとコンプレッサー特有の「パスンパスン」したような音になります。
音も同じ音色とは思えない程の変化を楽しめます。
ミックス時に欠かせないコンプレッサーのテクニック!
是非一度お試しください!
次回からもっと深くコンプレッサー/mixテクニックについて解説していきますので楽しみにして頂けたら幸いです。
ABCミュージックスクールdtm科講師の高田翼でした。