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仮歌依頼時・歌い手に送る5データ
プロの登竜門・コンペ対策
こんにちは!ABCミュージックスクールのT3Kです。
ABCミュージックの受講生さんにも、このようなプロ志向の受講生さんが増えてきました。スクールとして本当に嬉しい限りです!今回から、受講生さんにレッスン内でお伝えしているコンペ対策系の内容を記事として共有していこうと思います。
今回の記事の、作曲家さんのシチュエーションは、以下の3点で想定してみます。
こんなとき、データをどのようにまとめておくべきか?またどのように送付すればスムーズに仮歌の納品までたどり着けるか?こちらについて解説します。是非現場でお役立てください。
2mixトラック
データ確認の基本となる2MIXの音源ファイルです。BPMもファイル名に記載しておくことで、確認の手間を省き、スムーズなやり取りを促しましょう。
ファイル名の例→Comp_Track_BPM○○○
ボーカルMIDIデータ
歌い手さんに歌唱してもらいたいメロディーをMIDIで打ち込んだファイル。つまりMIDIのみのファイルを同梱します。
ファイル名の例→Vo_MIDI
ボーカルシンセメロ
ボーカルのメロディーを打ち込んだオーディオファイルを単体で保存しておきましょう。
ファイル名の例→Vo_SynMelo
使用する音色はサスティーンが長いシンセサイザーの音色を使うのが基本マナーとなります。グランドピアノをはじめとしたのサスティーンが短い音色はメロディーガイド向けではないため使用しないようにしましょう。
仮仮歌ガイド
曲の譜割がはっきりとわかるように仮仮歌を自分で録音します。自分で歌うのは恥ずかしいというところはあると思いますが、やりとりに不備がないように事前に行っておいた方が良いでしょう。
ファイル名の例→Vo_Lyc_Guido
曲は歌詞・メロディー・構成の3要素で成り立っています。仮仮歌を録音せず、MIDIで打ち込んだシンセメロのみで作業を完結させた場合、必然的に3要素がかみ合わなくなってしまうリスクが生じます。つまり、曲が成立しなくなるという事です。そうなると大変! 歌い手さんと何度もやり取りをして修正作業を行わないといけなくなります。こういった事態を避けるため、万全な準備をするという意味でも仮仮歌は録音しておくべきだと考えます。
仮歌詞のテキスト
仮歌を録音するための歌詞をテキストファイルにまとめておきましょう。フォントの大きさなどは相手の指定がない限りは13程度で良いでしょう。
注意点ファイル名は半角英数字で表記
ファイル名にはひらがな、カタカナ、全角英数字を使用しないようにしましょう。
MACとWINDOWSでやり取りをする場合、正しくファイルが認識されず文字化け→ファイル破損し正しくひらけないと言ったことがよく起こります。これらを踏まえ、現場では半角英数字のファイル名でやり取りをすることがセオリーとなっています。
その他・仮歌依頼時のルール
納品フォーマットは24bit 48khz
プロの現場では、24bit 48khzでの納品が暗黙のルールとなっています。こちらのファイル形式にてやりとりをするようにしましょう。また、仮歌さんを選ぶ際も、納品可能フォーマットが24bit 48khzで行える方に絞るようにしましょう。
歌い方の参考楽曲のURL
完成形のイメージに近いアーティストのyoutubeアドレスなど、誰にでもアクセスできるものをお送りしましょう。
Appplemusicなど、課金していないと確認できないものを送るのはマナー違反となりますので、絶対に送らないようにしましょう。
仮歌詞を書いてもらう場合は
歌い手さんに仮歌詞を書いてもらう場合は、出先でも歌詞作りができるように、以下の2点も添付しましょう。
・仮歌詞イメージ参考楽曲
まとめ
以上、T3Kがお送りしました!