こんにちは。ABC Music Schoolギター科講師の清水宥人です。
皆さんはギターを手にして「さあ練習だ」という時、どの様に練習を始めますか?
「取り敢えず弾いてみるか…」
と曲を一通り弾いてみたり。
「Bm7がおさえらんないなあ…」
としばらく悩んでみたり。
そのうち上達が見えずギターを置くこともしばしば。
僕もギターを始めたばかりの時はそうでした。
今回は普段の練習を、もっと質の高い物にする思考法を伝授致します。
練習方法を疑いつづける
「俺には才能がない…。」
たまにそんな言葉を見たり聞いたりしますが、断言します。
伸び悩む原因のほとんどが音楽的才能の有無ではなく「練習のやりかた」にあります。
楽器を始めて最初に練習するのは単純なコードを使った演奏やストロークパターンだと思いますが、そこから次のステップへ行くためのセーハコードに挑戦したり難しいストロークパターンをマスターしようとした時に、多くの人がこれまでと同じ練習方法で習得しようとします。これでは上達のスピードはどんどん遅くなります。
自分の本当の実力を知る
人は誰しもが自分を過大評価しがち。
これが上達の妨げとなる大きな壁。
例えば動画で見る自分の顔や動き、声。違和感がありますよね。
それは自分が理想とする姿とは違うからだと僕は考えます。
人は無意識に、理想的な自分の姿を思い浮かべながら行動しています。
そしてそれは練習、実際のプレイにも表れているのです。動画を撮ってみると
「もっとうまく弾けていると思っていた…。」
と感じるはず。
その理想と現実の差を埋めるのが練習です。
違和感を感じるポイントやつまづいているポイントで何がいけないのかを振り返るために、iPhoneなどで自分の演奏する動画を撮影するなどをして自分を客観視しましょう。
プロの演奏家とは何が違うのかを理解し、実践することが上達スピードの向上につながります。
まとめ&次回予告
いかがでしたでしょうか。
まずは練習の心構えを正すことから。
次回はより少ない時間でギターが上達する練習方法を伝授します。
ABC Music School ギター科講師
清水 宥人