ギターピックの持ち方とコツ〜プロが教える3つのポイント〜

ピックの持ち方について

星野講師
こんにちは!ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀です。
今回のテーマは「ピックの持ち方」について。
ギターを始めた初心者の方々、最初ピックというなんか小さいプラスチックを摘んで弦を弾く、なんていう行為に物凄い違和感を感じると思います。
筆者もその例外ではなく、兄に「なんでこんなもの使うんだろうね?」と聞いた覚えがあります(笑)

Kiko Loureiroはピックの先端の右側を親指と人差し指で摘む持ち方、Steve Morseは親指、人差し指、中指の3指で持つスタイル、Chris Broderickはサムピック状のピック、つまり親指だけのスタイル、Jeff BeckやRichie Kotzenなんかキャリア途中から“より伝わる”としてピックを捨てて指で弾くスタイルにしています。新進気鋭のMateo Mancusoも指弾きでEruption/Van Halen弾いてたり、時代は凄いことになっていると感じます!
筆者の今までのピッキング 研究から大分マニアックな例を挙げましたが(笑)
世界的なプロギタリストをみてもピックの持ち方は本当にみんなそれぞれ違うので「正解がない」と言ってしまえばそれまでなのですが、今回の記事ではその「持ち方」についていくつか「提案」をしたいと思います!
それでは早速行ってみましょう!

使う指は親指と人差し指がオススメ!

まずピックを持つ指について。
世界中のスーパーギタリスト達を見てもつまるところ「正解はない」というのが大前提だと筆者は思います。
ピックを持つ指の選択からそれぞれのスタイルが始まっているわけですがそこでおそらく平均的な持ち方で言えば「親指と人差し指」でピックを摘むのが1番“オススメ”なんじゃないかと筆者は思います!

ピックを持つ力加減

次はピックを持つ力加減について。
ピックを持ってストロークとかするとピックがずれたり、回転したりしてしまいますよね?筆者のギターレッスンでもよくこの悩みを聞きます。
ピックは「ズレるくらいの力加減がベスト」といつもお伝えしています!
ピックが全くブレないような力を込めて摘む/握るのは明らかに力みが生じると思います。筆者も昔そうでした(笑)。
ピックが弦に当たった時に指の中でピックがぐらついて、それで”弦抵抗を逃す“イメージを持つといいのではないでしょうか?
これを多くの初心者講座等で「脱力」と解説しているんだと筆者は思います!

ピックは先ず中心を持っておけ!

最後はピックを持つ位置について。
速弾きギタリストに多い、ピックを持つ位置をかなり先端寄りにしてほとんど先端が出ない様に持つスタイルもありますが、まずはオススメするのが「ピックの中心を持つ」スタイル。
そこから始めてもうちょっと深く持ってみようかな、とかもっと後ろ寄りにしようとか色々試すうちに自分にしっくりくる位置が決まると思います!
そのフォーム矯正と言いますか、試し具合とかも含めて“自分との対話の時間”を楽しんでください!

まとめ

星野講師
「ピックの持ち方について」筆者なりの見解を解説してみましたがいかがでしたでしょうか?
最初に書いた通り、ピックの持ち方やスタイルは本当に人ぞれぞれで「正解のない」世界だと思っています。今回の記事でオススメした提案はほんの一つの提案であり、ご自身のギター的成長や個性に合わせて変えていって全く問題ありません!
その一つ違う要素や変化による感覚やで音の違いを楽しみ、そしてご自身のスタイルを創り上げていけばいいんだと思います!
以上の内容をまとめると…

1. 使う指は親指と人差し指がオススメ!
ペンを持つような形から始めるといいと思います。ペンだって人によって持ち方、少しずつ違いますよね?
それでいいんです!

2. ピックを持つ力加減
ストロークしている間にズレるくらいがベスト!
ズレを防止するにはピックを浅く当てる事。

3. ピックは先ず中心を持っておけ!
迷った時の一つのご提案として。
色々試して変えていってOK!

ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!

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