星野ギター講座 理論やるなら今でしょ!第2回スケール編 ~メジャースケール/イオニアンスケール~
前回の記事を第1回目として始まった「音階/スケール」理論講座ですが、第2回目の今回は「メジャースケール/イオニアンスケール」についてお話しをしようと思います。
★第1回目の記事はコチラから
今回の記事から具体的なスケールについて紹介していこうと思います!
まず一発目にご紹介するのは「メジャースケール/イオニアンスケール」(以下イオニアンスケール)。
このスケール、だれもが知る「ドレミファソラシド」のことを指すのですが、音楽理論を考える上で最も基本となるスケールといってもいいと思います!
これさえ理解できればほか多くの音楽理論、音楽的奏法研究に繋げられますので、このブログ無料ですし(笑)、何度でも読み直して頂いて少しずつ理解を深めていってみて下さい!
それでは早速行ってみましょう!
イオニアンスケールの具体例
まずは音名で具体例です。
ルート音をCとしてCから弾き始めたとすると…
例:CDEFGAB
上記7音から構成される7音スケール。
要するに皆さんがよく知る「ドレミファソラシド」なんです!
あの音階は別名イオニアンスケールという名前で呼ぶこともできるということです!
明日から友達に「イオニアンスケールって知ってる⁉」と自慢してみてください!(笑)
イオニアンスケールの構成
上述の具体例CDEFGABの各音の間の配列間隔を見ると以下のようになります!
全音、全音、半音、全音、全音、全音
この順番で構成される音階はすべてイオニアンスケールと呼びます!
なのでGからこの配列間隔で弾いたとすると….
GABCDEF#
になります。
これをGイオニアンスケールと呼びます!
同様にDから弾いた場合は…
DEF#GABC#
Dイオニアンスケールになります。
要するに#や♭を使って配列間隔を保てば任意のスケールを作れるんです!
イオニアンスケールと相性の良いコード
ちょっと2段階くらいレベルアップした理論の話になります。
苦手な方は「こんなこと聞いたことあるなぁ」程度に捉えておいて大丈夫です!
スケールを勉強していくと「そのスケールが最も効果を発揮する/響きがよいコード」というのが存在するんです!
要するに“しっくりくる”ということです!逆に“しっくりこない”場合は要するに「不協和」、「どこか間違っているような感覚」になります。
イオニアンスケールの場合は「M7(メジャーセブン)」で弾くのがセオリー的にはベストです!
アイデアとしてはルーパーでCM7を永遠鳴らしてそのうえでCDEFGABを行ったり来たりする練習や、アドリブ練習などしてみてください!
もちろん他コード上(キーがCのダイアトニックコード上)や曲の流れで弾いても大丈夫です!合っているか不安な場合は常に“耳”で判断するといいと思います!
※ジャズ理論等あまり難しい内容にしたくないので「コードの機能で判断する」ということには触れておりません。
まとめ
今回の記事でまず「ドレミファソラシド」には別名「メジャースケール/イオニアンスケール」という正式名称がある、ということがお判りいただけたと思います。
そして「スケールとは配列間隔のこと」と筆者はよく生徒に伝えるのですが、それぞれ配列パターンに名前がついているんです!
「イオニアンスケールと相性の良いコード」のセクションは少し発展的内容だったかもしれないのですが、迷ったらなによりご自身の“ハート”と“耳”を頼りにして下さい!
「このコードにCイオニアンスケールは合わないな」とか、「これはなんか流れ的にいい!」等、音楽というのは「正解」より「情熱」を求めるものだと筆者は信じていますし、ロック自体がそういう精神じゃないですか!
純粋な、グッとくる音楽を奏でていってください!
以上の内容をまとめると…
1. イオニアンスケールの具体例
CDEFGAB
2. イオニアンスケールの構成
全音、全音、半音、全音、全音、全音
3. イオニアンスケールと相性の良いコード
「M7(メジャーセブン)」
他コード上や曲の流れでも弾いてみて色々実験してみてください!
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!