心配事を限りなく0にするライブ・レコーディング前日準備
今回は「ライブやレコーディングの前日準備」について少しお話をしようと思います！
バンドで有観客・配信ライブやレコーディング、ギターセッションや発表会等絶対に外せない日ってあると思います。当日の朝ギターやケーブル、エフェクター類、ギターストラップ（これ案外忘れやすい！）やトレモロアームなどを探し、準備していてはバタバタになるのは目に見えています。
そんな状態でいざ演奏を始めようものなら意識が散漫になって中々集中できませんよね？ライブ中いかに集中してじっくり楽しめるかは“心配事を限りなく0にする”、これに尽きると筆者は思っています。
これをキーワードに筆者の経験も交えながらライブ前の準備について書いてみようと思います、少しお付き合い下さい。
それでは早速いってみましょう！
前日に必ず弦交換
筆者がライブ前日に必ずする事がまず「弦交換」です。
ずっと使い古した弦ならなおさらですが、たとえ一週間前に張り直した弦であってもライブ前日となれば必ず弦交換します。好きな音楽をかけながら弦交換、中々いい時間ですよ！
筆者のV系バンド時代(笑)、解散ライブの時だけ何故か弦を交換せずにライブをしたのですが案の定3曲目で1弦が切れました。残りの曲は他の弦で何とか対応しましたが、やっぱり油断大敵だなとつくづく実感しました。
弦交換すれば絶対に切れない、というわけではありませんが、ライブ中に弦が切れるリスクを減らすためにもやはり前日に交換しておくのは大切だと思います。「弦が切れそうかも」なんて心配しながら演奏したくないですし、ライブを楽しむためにも“心配事を限りなく0にする”、これがカギです。
持ち物リスト・チェック表
なんだか小学校の教育のようですが(笑)、持ち物リスト・チェック表の効果って侮れません。
ギターってライブ演奏するのに案外小物が多いですよね？エフェクター、各種ケーブル、ギターストラップ、トレモロアーム、ピック、ワイヤレスレシーバー・トランスミッター…etc。しかもそれぞれ断線してないかや電池があるかも確認しないといけません。
必ず“前日”にバッグに入れながら“チェックマークつけていく”と忘れ物リスクを減らせます。物凄く当たり前のことですが、案外軽視しがちです。
お気に入りのエフェクターやギターストラップ等、ライブ会場についた時に忘れた事に気づいては遅いですからね。せっかくのライブでお気に入りの機材を使えないのはテンション下がりますし、まさかロックバンドで一人だけ椅子に座って（ストラップ忘れて）弾くわけにもいかないですし(笑)。
とにかくキーワードは“心配事を限りなく0にする”です。
苦手箇所の確認・集中練習
最後に確認しておきたいのは演奏面、苦手箇所の確認と集中練習です。
これについては日頃の練習量や質も関わってくるので前日に集中練習したからと言って必ずライブ当日上手く弾ける保証はありません。それでも、ハートの熱いギタリストなら足掻いてみましょうじゃありませんか！？
ライブ前日までとことん時間見つけて練習して、ライブ当日を迎えればたとえ失敗しても悔いは残らないかもしれないじゃないですか。
ライブって結構マジックが起きるものでその日だけすらっと弾けた、ということもあります。失敗してしまっても「あれだけやったなら」と思えるか、「あ～、やっとけばよかった」と思うのか、もうお分かりですね？
前日準備はライブ当日の“心配事を限りなく0にする”のがポイントです。
まとめ
結局はライブ・レコーディング当日の“質”というのは前日の準備で80%以上決まってしまうのかもしれませんね。忘れ物や予期せぬトラブルによってモチベーションも左右されると思いますし、とにかく前日準備のキーワードは“心配事を限りなく0にする”です。後悔の無い、熱いライブ、熱い一音をたくさん弾いていって下さいね！
さて、以上の内容をまとめると…
1. 前日に必ず弦交換 弦が切れるリスクを減らせる。演奏に集中できる
2. 持ち物リスト・チェック表 忘れ物の防止
3. 苦手箇所の確認・集中練習 最後の一秒まで、練習して足掻いていきましょう！
予期せぬトラブル、思ってもみないマジックが起こるのがライブ・レコーディングです。その辺のスリルがまたたまりませんよね！
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。また次回お会いしましょう！
