今回はこれからギターを始めたい!
でも、「どんなギターを買っていいのかわからない」という方に、
あなたの好きな音楽に合うオススメギターをご紹介します!それではいってみよー!!
ストラトキャスター編
まずはストラトキャスタータイプ!ストラトと言ったらFender!!
世界的有名なエリッククラプトンやジミヘン、近年の日本人アーティストではUNISON SQUARE GARDENや感覚ピエロなどなど多くのギタリストに愛用されています。
【ストラトキャスターの特徴】
歯切れのいい明るい音色
ストラトタイプのギターには主にシングルコイルピックアップが搭載されており、
このシングルコイルがストラトの歯切れ良いサウンドの正体と言っても過言ではないと思います。
音の輪郭もクッキリしているので、カッティングや繊細なアルペジオが美しいです。
一つ難点があるとすればディストーションなんかのノイズに弱いので、歪ませすぎに注意!
あと高架下のライブハウスでは、線路の電気なんかも拾ってしまってノイズが出たりする事もありますw
ピックアップ
3つのシングルコイルピックアップが搭載されており、それぞれどこでギターの音を拾って出力するかで音色が変わります。
・フロント(ネック側) → 丸みのある、膨よかなサウンド
・センター(真ん中) → 名前の通りフロント、リアの中間サウンド
・リア(ブリッジ側) → ジャキジャキッと高音が抜けたサウンド
さらに
・フロントとセンターをミックスさせたハーフトーン
→ カラッと乾いたサウンド(中低域より)
・リアとセンターをミックスさせたハーフトーン
→ カラッと乾いたサウンド(中高域より)
以上5つのサウンドセレクトが可能です。まったく万能ですね。
ネック指板
ストラトの中でもネック指板素材でキャラクターが違う!?
大きく分けて2つ!
「メイプルタイプ(肌色)」
「ローズタイプ(焦げ茶色)」
・メイプル → パキッと高音に張りがあって、音の抜け感が爽快です。
・ローズ → 中低域が充実していて、メイプルに比べると温もりがあるサウンド。
《メイプルタイプ使用》
L’Arc~en~Ciel 「Driver’s High」
《ローズタイプ使用》
NISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」
ストラトを選ぶならば
カッティングや繊細なコードリフなどに最適なので、Suchmosやking gnuの様な曲を弾きたい方にはオススメ。
個人的にはフロントでFAZZ(激歪み)をかけてパワフルノイジーなサウンドでプレイするのが好きです。
ぶっちゃけFenderのシリーズはピンキリですが、お値段が高いので最初に購入するにはSquierのモデルが良いかもしれないですね!
歴史的にもかなり古く、1954年にフェンダー社から発売開始。
フェンダー社が商標登録をしているため、実は「ストラトキャスター」と言うのは同社から販売された物を指します。
ただ、長い歴史の中で他社からのコピー製品が流通して
今では「ストラトキャスター」という一つのエレキギターのモデルジャンルとして見なされている傾向もあります。
中にはフェンダー社のギター職人が独立して設立したブランドもあり、そこから「ストラト」タイプのモデルも発売されています。
レスポール編
パワーなら私に任せなさい。お次は王道レスポールタイプ!
レスポールと言えばジミー・ペイジ、ザックワイルド、日本ではB’z、ONE OK ROCKやBUMP OF CHICKENなど、こちらも数多くのギタリストに愛用されています。
【レスポールの特徴】
ずっしり重みのある、ふくよかなサウンド
まずは手に持ってもらえばわかると思いますが、とにかく重いですw
しかし、その重厚なボディから鳴るズッシリとした腰のあるサウンドはレスポールの醍醐味です。
主にハムバッカーと言うピックアップが搭載されていて、ストラトのシングルコイルピックアップに比べると出力が高くパワーがあります。
ノイズにも強いので、アンプやエフェクターで歪みをより強くかけていけます。
リンキン・パークの様なラウドで「壁」の様なパワーコードも出せます。
あと、高架下のライブハウスでも線路のノイズはカットできますw
ピックアップ
ハムバッカーピックアップがフロント、リアに2つ搭載。
・フロント(ネック側)
→ 極太で単音でも包み込んでくれる様な甘いサウンド
・リア(ブリッジ側)
→ 太さを保ちながらエッジの効いたサウンド
さらにフロントとリアを混ぜたセンターサウンドも!
レスポールは、フロントとリアそれぞれ独立したボリュームコントロールが付いているので、音をスライスする様なスイッチング奏法も可能!
1.フロントをボリュームオフ
2.リアをボリューム全開
3.コードまたは単音を引いて音を伸ばす
4.ピックアップセレクトを上下に動かす
スイッチングの極みが下記動画のギタリストです。
彼はレスポールではないですが奏法は同じです。
ネック指板
ネックは、太めになっていて弦の振動が手に伝わりやすいです。
よくネック鳴りと言うのですが、楽器屋さんでアンプを通さずに何本か試奏してみて下さい。
1本1本振動が違うと思うので、同じモデルでもネック鳴りが良い個体があれば当たりです!
基本的にはローズウッドかエボニーと言う素材で作られていますが、
エボニーが使われている個体は高いのでまずは予算に合う個体で、上記の鳴りを試してみましょう!
レスポールにするならば
歴史的にもロックギタリストの多くが愛用しているので、
やはり
ギャイーンと歪ませてロックしたい!
ワンオクやWANIMAみたいな音が!
って方にはオススメです。
Gibsonのレスポールは流石にお値段高いので、子会社エピフォンのモデルでも充分です。
僕は中学生の時にお年玉を叩いてエピフォンのレスポールを購入しました。
ちなみにレスポールの中でもP-90と言うシングルピックアップが付いた個体もあります。
RADWIMPSの「おしゃかしゃま」がP-90のレスポールです。
レスポールもストラト同様、歴史古く
元々はレス・ポールというギタリストのアーティストモデルです。
実は「レスポール」としての販売はGibsonとその子会社エピフォンのみ。
良いものはマネされるじゃないけど、他社からもコピーモデルは販売されています。
総括編
ストラトキャスターとレスポールで大きく2種類に分けてご紹介しました。
ここで自分にはどちらが合うのかイメージして頂けましたか?
もちろん、必ずどちらかを選ばないといけない!なんて事はないので、
両極端なストラトとレスポールの方向性で他のモデルをカテゴライズしていきます。
ストラトに近いサウンドのギターを上げてみる
・テレキャスター
ストラトよりもソリッドなサウンド
・ジャズマスター
シングルコイルピックアップだが通常のシングルよりもサイズがデカイため、太いサウンド
・ジャガー
ジャズマスターと兄弟機種。エッジが強くじゃじゃ馬的な攻撃的サウンド
・ムスタング
オルタナ系ミュージシャンに爆発的人気を誇ったモデル
レスポールに近いサウンド
・SG
レスポールから派生してできたモデル
・フライングV
高見沢俊彦さんでお馴染み、V
・エクスプローラー
フライングV同様にレスポールが変形したモデルで、サウンドはレスポールにかなり近い
まとめ
今回は、これからギターを始めたいあなたに楽器の選び方の方向性をご紹介させてもらいました。
こんなのが弾きたい!というのがイメージ出来ていれば、
ストラトタイプの音なのか!レスポールタイプの音なのか!
そして、見た目はどれが良いのか!←実は、これが最初1番大事かもw
試奏の時に大事なこと。
ネックの鳴りやアンプからの出音も勿論大事ですが、自分の「直感」でこれだ!と思えた楽器はいつまでも大事にするものです。
これから購入までの参考になったら嬉しいです。
さあ、あなたはどのギターを選びますか?
以上!ABCミュージックスクールギター講師の寛茂でした!また次回〜!