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dtmで楽曲解析&骨組み作り第4弾!
今回は「Twice/Feel Special」にチャレンジしてみましょう。今回コピーしたのはサビの4小節です!今回もLogic ProXに標準搭載されているシンセや音源、プリセットのみを使って骨組みを作ってみました。
シンセサイザーがバキバキでカッコ良い楽曲ですね。それでは行ってみましょう!
使用楽器
まずは今回コピーする部分を聞いてみましょう。0:52から。サビが始まってからの4小節です。テンポは129です。
今回僕がピックアップしたのは、
ドラム
シンセベース
シンセサイザー(バッキング)
シンセサイザー(リード)
シンセサイザー(プラック)
上記の5トラックです。
それではまずはドラムから打ち込んでいきましょう!
ドラム
ドラムの音色は生ドラムと言うよりシンセで作られた音って印象があったので、いつも使っている「Drum Kit Designer」ではなく、「Drum Machine Designer」にしました。バスドラの音色が似ていたので「Atlanta」してみました。
打ち込みはこんな感じです。
非常にシンプルですね。ほぼバスドラだけです。その他に1拍目にシンバルがありますね。ただそのシンバルのピッチをもう少し高くしたかったので下記の様にシンバルを選んでピッチというノブを右にずらすとピッチが変わります。
さて出来上がりを聞いてみます。
シンセベース
シンセベースは音色選びがなかなか手こずったのですが、Logic標準搭載のSculputureの「Aggressive Pluck Bass」という音色を選びました。
さてこちらの打ち込みこんな感じになりました。
こういう打ち込みっぽい音楽の時は、遠慮せずにクォンタイズを強めにかけてタイムを安定させる事と、ノートの長さをある程度均一にすると雰囲気が出るのでオススメです。ベースですがフレーズの終わりに動きがあるのがカッコ良いですね。
さて出来上がりを聞いてみましょう。
シンセサイザー(バッキング)
これも最初は聞き取れない可能性もあるんですが、サビ3小節目あたりからちょっと目立ってくるのでよく聞いてみてください!和音をリズミックに刻んでいるカッコいい音があるのでよく聞いてみてください。この刻み和音は二つの音色を混ぜて作られてる様に聞こえました。上の和音と下のベースっぽい感じの二つです。それではひとつ目から行ってみましょう。
こういう音色の探し方ですが、早く探したいときはライブラリから大体当たりを付けてガンガン音を聞いていくのが良いと思います。今回もちょっと似た感じの「Big Pulse Wave」と言う音を使ってます。
この音を使ってこんな風に打ち込んでみました。
出来上がりの音を聞いてみましょう。
そして下のベースの音はノコギリ波形な感じのビリビリくる良い音ですね。こちらから選んでみました。
先ほどの上の和音とリズムは全く同じなんですが、ベースだけ弾いてます。
音を聞いてみましょう。
さてこの二つの音を混ぜてみるとこんな感じの音になります。出来上がりの音を聞いてみましょう。
シンセサイザー(リード)
リードも先ほどと同じようにライブラリの中から漁ってみました。完全に同じ感じではないのですが、似たものを発見しました。「Nightlife Lead」名前がカッコ良いですね。
ただデフォルトの音色だと、ちょっとだけ明るさがキラッとしすぎてたので、明るさを調節してみました。FilterがLo Passモードだったのでオシレーター2のノブを左に回してHiを削ってキラッとした部分を減らしてみました。
ノートはこんな感じで打ち込んでます。こうやって見ると簡単ですよね。
さて出来上がりの音を聞いてみましょう。
シンセサイザー(プラック)
さて最後の音色です!これはいれるかどうか迷ったレベルのほんのちょっとした音だったんですが、折角なので入れてみました。4小節目の最後にちょっとだけ入ってるポコポコした音です。聞こえますか?
この音はプラック系の音かなって思ったのでRetro Synthのライブラリにあるだろうと思って探してみました。そしたら「07 Sequence Element」→「Simple Square Wave」という本当に単純に矩形波が設定されてるだけの音があったので使ってみました。ただこれだと物足りないので、右部のエフェクターのFlangerを使ってみました。Rateはちょっと深めに0.92Hzあたりに。
そしたらこんな音になりました。
全体
それではトラックを全体でならしてみましょう。
全体を混ぜるとそれぞれの役割がしっかりしていて混ざったときの一体感が凄いですよね!今回はシンセサイザーもシンセベースを含めると全部で5種類使いましたが、よく聞くとそれぞれ聞こえてくる意味のある音だなと気づけると思います。