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オリジナルを作曲するための基礎を解説します!
突然ですが皆さんは絵を描いた事がありますか?
上手い下手は別として皆さんこれまでに一度は描いた事がありますよね。
実は、作曲は絵を描くことに似ていたりします。
テクニックはあるに越したことはないですが、テクニックがなくてもオリジナルの曲を作る事ができます。絵でいうところの落書きのようなスキルしかないとしても、作った曲に個性は必ず宿ります。これが音楽の素敵なところだと思っています。
皆さんも経験値に関係なく、まずは今回の記事を参考にオリジナルのメロディーを一節、つくってみましょう!
作曲初心者の方にも分かりやすいように理論的な細かい説明はできる限り省いて、大事なポイントを絞って解説していきます。一緒にやってみましょう!
作曲って?
作曲とは何をするの?どこからどこまでが作曲?という質問を受ける事があります。
簡単に説明しますと作曲とは、一般的には曲のメロディを作る事を指します。
ポップスなどの歌モノでしたら歌のメロディの事ですね。作曲時にコード(和音)も付ける場合がほとんどです。
編曲って?
皆さんは編曲という言葉を聞いた事がありますか?
編曲というのは歌のメロディ以外のパート、例えばピアノやギター、ベース、ドラム、ストリングスなどの楽器をメロディに合わせて作っていく作業を指します。
作曲と編曲を1人でやる人もいますし、分業してやる人もいます。最近はPCのDAWなどを使って1人でやってしまう人が多くなってきましたね!
作曲は「難しくない」!
皆さんは作曲というとどんなイメージをお持ちでしょうか?
* 専門的な知識が必要そう
* 選ばれた人にしか出来なそう
などなど、とにかく敷居が高いイメージがありませんか?
ですが1度そんなイメージは捨てちゃいましょう!
兎にも角にも「らくがき」的な簡単な作曲法をお教えしますね!
オリジナル曲を作ろう!〜基本〜
最初に方向性を決めよう!
自分の希望から曲の方向性を決めましょう。
* テンポの早い曲?(テンポ120~)
* 少しゆったりした(ミディアム)曲?(テンポ100~120くらい)
* 遅い曲?(テンポ70~100くらい)
* 明るい曲?
* 暗い曲?
まずはここまで決めちゃいましょう!
ポイントは直感で決める事!今後も作曲はいくらでもできますので、まずはノリで決めていきましょう。
実践!コード進行!
次にコード進行を決めます。
コード進行って何?難しそう…。という方もいるかと思いますが、かんたんに説明すると歌う時の伴奏です。C=ドミソというように複数の音を同時に鳴らす事を指します。
メロディを作ってからコードを決める場合もありますが、先にコード進行を決めておくとメロディを作るガイドになって作りやすいため、作曲初心者の方にはこの方法がおすすめです。
詳しい説明は省いて今回は、下記のコード進行でいきましょう。
・明るい曲調
・暗い曲調
譜面の読み方が分からない方は、下に音源を置いてありますのでそちらで雰囲気をつかんでみましょう!
C=ド、ミ、ソ
F=ファ、ラ、ド
G=ソ、シ、レ
Am=ラ、ド、ミ
テンポと雰囲気の関係
一度聞いてみてください!
テンポとコード進行によって、曲が与えるイメージが全く変わる事がおわかり頂けると思います。
・テンポ早い、明るい
・テンポミディアム、明るい
・テンポ遅い、明るい
・テンポ遅い、暗い
オリジナル曲を作ろう!〜メロディ作り〜
コードだけだと何だか味気ないかもしれませんが、少し曲っぽいですよね?今度はこれに本題であるメロディを付けてみましょう。
メロディ作りに使うものは?
鍵盤やギター、鼻歌でもいいので、上にあるオケに合わせて適当に音を出してみましょう。
適当にって言われても…という方はドレミソラの5音だけで作ってみましょう。(オクターブ上、下は使ってOK!)
例えばこんな感じで同じ音を連続させても良いですし、
音が上がり下がりしても良いと思います!
メロディーに不正解はない
聞いてみて、歌ってみて気持ちいいなーとか何か良い感じかも!と思えたらそれがあなたの作ったメロディーです。
作曲に不正解なんてありません。いきなり名曲を作ろう!と思わず、とにかく気楽にメロディを作ってみることがポイントです!
録音しておこう!
せっかく作ったメロディーは、忘れないように保存しておきましょう。
あくまで手軽に録音・聞き返しできるように、スマートフォンのボイスレコーダーなどの身近なアイテムを使って録音する事がオススメ!
実践!歌詞を乗せて、言葉に乗せて!
まず直感で歌詞を載せてみよう
「お腹空いた~♪」とか
「大好きだ~♪」とか
何でもありです!メロディに言葉を乗せてみたり、逆に言葉を考えてから合いそうなメロディを作ってみて下さい。言葉を乗せてみると印象が変わって新しいメロディが生まれたり、言葉によって導き出されるメロディもあったりして簡単かつ有効的なアプローチとなります。
オリジナル曲を完成させるために
まずは気軽に言葉にメロディーを載せる事からスタートしてみましょう。何回も挑戦していくうちに、自分の中に欲求が出てくると思います。「もっと〜な言葉を載せたい」だったり、「こんなストーリーいいんじゃないかな」だったり。そうやって少しずつ歌詞とメロディーを積み重ねていく事で、あなただけのオリジナル曲が1曲、完成していきます。
番外編〜自分で伴奏してみよう〜
例題として音源を作ってみましたが、自分でやってみたい!という方は下記を参考に作ってみましょう!
打ち込みで伴奏!
もうすでに簡単な打ち込みは出来るという方はピアノなどの音色で1小節に1コードずつ、4小節になるように打ち込んでループ(繰り返し)してみましょう!
ギターやピアノで伴奏!
ピアノやギターなど楽器でコードを弾ける人は、得意な楽器で伴奏を弾くのがオススメ。
いい進行を思いつきた時にうっかり忘れてしまわないように、演奏しながらスマホやボイスレコーダーなどで録音し、コード進行を決定しましょう。
長さ=4小節を何回か繰り返し弾いて録音するようにしましょう。
無料アプリで伴奏!
楽器に触った事がない!コードが全くわからない!という方も安心して下さい!
スマホやタブレットなどのアプリで、ピアノ 無料 と検索してみて下さい。スマホの画面に鍵盤が表示されタッチすると音が出るようなアプリがいくつかあると思います。
中には簡単な録音機能がついているものもありますので、お好きなモノをダウンロードしてみて下さい。
いくつかダウンロードして自分に合ったアプリを探して使用してみましょう。
iPhone、iPadを使用している場合はGarage Bandがオススメです!
またこれらの伴奏機材の提案・作曲のサポートはレッスンで解説する事もできますので、希望の方はお気軽に体験レッスンにお申し込みください。
一緒にかっこいい曲を作っていきましょう!
まとめ
いきなり難しい…という方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは何となくでもメロディを作るという感覚がわかってもらえれば嬉しく思います。
その感覚がわかれば、あとは繰り返しているうちにどんどんメロディが作れるようになりますよ!
行き詰まった時は一度作曲の事は忘れてリラックスしてからまた挑戦してみて下さい。きっと新しいメロディが生まれはず!是非挑戦してみてください!(録音もお忘れなく!)
以上、ABCミュージックスクールDTM教室科・菅谷豊でした。
また次回、お会いしましょう!