間違わないギター選び!9 ~ギタースタンド編~
今回の記事のお題は「間違わないギター選び!~ギタースタンド編~」。
ギターも買ってアンプも買って、ギターケーブルやエフェクター、ピックにチューナー等、周辺道具も揃えた後は必ずと言って良いほど必要になるのがギタースタンド!
小綺麗な部屋でインスタ映えのフォトを狙うもためにも、これがあるとより一層“ギタリストの部屋”感が出ますね!
ギタースタンドはギター本体をバッグに一々しまう手間を減らし、より手軽にギターを手に取れる環境を作る意味合いもあり、市場に出回っているものは安いもので数百円〜数千円程の価格帯になるでしょうか。
どこに気をつけて購入を検討すれば良いかなどのポイントをいくつか紹介したいと思います!
それでは早速行ってみましょう!
ロック機構のついているものを!
まず、「ロック機構」のついているものが筆者は断然オススメです!
筆者も愛用しておりますが、ギターのネックとヘッドの付け根部分の重さを利用して「ロック」する機構がついているタイプのギタースタンドを是非ご検討ください。
このタイプの良さはなんと言っても安全性を確保できること!ギターが倒れてしまうのを防げるわけですね。
インスタ映えを狙った写真/動画のために部屋を掃除していてうっかりギタースタンドに引っ掛かってしまって…
気づけばネック折れや塗装割れ等、心もズタズタになってしまうのは本末転倒です!笑
※因みに楽器屋で数百円で売っている激安のロック機構のない単純なギタースタンドが悪い、とかそう言ったネガティブなことが言いたいわけではないのですが、筆者は見ただけで倒れそうでゾッとします!笑
何本必要か。
2つ目は「何本必要か」。
ギタースタンドは1本用から3本用、また5本以上用等、オプションがあります。
所有するギターの本数や整理したい本数に応じて選択肢があることも知っておくと良いと思います!
ロック機構のついているものも3本用まではあるようです。それ以上になるとギタースタンドあるいはギターラックと呼ばれるような斜めに立てかけるタイプが多いです。
※ギターのボディ形状によってしっかり収まるかどうかも要確認!
ラッカーやけにご注意!
最後に注意しておきたいポイントは「ラッカー焼け」です!
これは起きてしまうと、ご自身がギターリペアマン等でない限りリペアに出すしかないのが大変なところ。
もしご自身のギターの塗装が「ラッカー塗装」であれば、ギタースタンドにギターが触れる部分がゴム素材でないか確認して下さい!
「ラッカー焼け」というのは、ラッカー塗装の表面にゴム素材のものが長時間/長期間触れることで化学反応を起こし、ゴムがくっついてしまう現象なのですが、もしゴムであれば布を巻く等、何かしら対策をしておくのがベストです!
ギター塗装が「ポリ塗装」などであれば心配ありません。
ここら辺を知っておくだけでもまた一つギターの世界の知識の蓄えにもなりますし、損はないと思います!
まとめ
ギタースタンドは日常使うものなので、大切なギターを長く愛用するためにも、是非安全性の高いものを用意しておくといいと思います!
逆にケチって数百円のギタースタンドを使っていたがために、ある日家に帰るとペットが暴れて…
愛用の○十万クラスのギターが真っ二つ、なんてことも⁉︎笑
以上の内容をまとめると…
1. ロック機構
是非ロック機構がついていて安定性のあるものを!愛用ギターを守るためにも!
2. 本数
1本用、3本用、5本以上用等整理したい本数に合わせて!ボディ形状なども事前に要確認!
3. ラッカー焼け
恐怖のラッカー焼けに注意!ギターの塗装の種類を知っておくこと!
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!