『穴があったら入りたい…』世紀の大反省会 その2~実践編
今回も前回に引き続き「ライブ等での失敗をどう乗り越えるか」についてお話をしようと思います!
経験された方ならお分かりになると思いますが、ライブ中は本当にいろんなことが起きます。機材トラブルや、頭が突然真っ白になって弾くフレーズを忘れてしまったり、緊張で力が入ってしまったり等…。
前回はそう言った失敗をした時に立ち直るための考え方、メンタルをリセットする方法をご紹介致しました。
今回は英気を養ったその後、来るライブに向けて具体的に何をしたらいいかということをご紹介したいと思います。
それでは早速行ってみましょう!
準備し始めるのが遅すぎないか?
例えばライブで10曲演奏するとしてそれらを全部丸暗記するとします。人間1日で覚えられる量って限界がありますし前日に10曲全部覚えるのはほぼ不可能かと思います。
さらに言えば、1日を丸ごとギターに集中できる環境の人もそういないと思います。覚えただけではダメですし、それを100発100中で弾けるようにならなければいけませんからね!
筆者なりの考えでは、2週間前から曲を覚え始めたり何らかの準備を始めることをオススメします!
準備が整っていくにつれて精神的にも落ち着いてくるのがわかると思います。
曲は丸暗記?譜面あり?
次に準備段階として決めておきたいのはライブ当日は曲を全部丸暗記するのか、譜面を立てて演奏するのか、ということ。
丸暗記する場合はとにかく細部まで聴き取って弾き込む、譜面を作る場合は要所だけ作るのか全部書くのか等考えなくてはいけません。ライブ当日、暗くて譜面が見えない、譜面が細かすぎて見えない等も避けたい事態です(笑)。どちらにせよ、ライブ当日の演奏を想定した準備を!
筆者はライブで演奏する際は演奏に集中するためにも全曲丸暗記する派です。先日のライブも16曲全部丸暗記しました(笑)。
やっぱり曲を“体で知っている”方がハートを燃やして演奏できますからね!
“どうやっても間違ることはない”所まで弾き込む
最高のライブをするなら、“どうやっても間違ることはない”所まで弾き込んでおくのに越したことはありません。
採譜又は暗記し、とにかく毎日弾き込んで練習し、電車の中でイヤホンで聴けば弾くフレーズが余裕で浮かんでくるくらいまでやるんです。
人間が歩くのに一々「右足出して左手引いて…」と考えないのと一緒です!
こちらもやはり“体で知っている”方がハートを燃やして演奏できますからね!
まとめ
物事の多くは「準備に始まり、準備に終わる」と思いますが上記の準備を完璧にしたとしてもライブ当日はどうなるかわかりません。
でもきっと“やれるだけのことはやった”と思えれば悔いも少ないと思います!とにかくギターを手に取って弾き込んでいきましょう!
以上の内容をまとめると…
1. 準備し始めるのが遅くないか? 2週間前から準備し始めれば精神的にも落ち着けると思います!
2. 曲は丸暗記?譜面? どちらにせよライブ当日を想定した準備を!
3. “どうやっても間違えれない”所まで弾き込む “体で知っている”方がハートを燃やして演奏できる!
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!