エレキギター本体のトーンを手軽に変えるアイデア3選!
今回は「エレキギターの本体のトーンを手軽に変えるアイデア」についてご紹介しようと思います!
世界中数えきれない程のエフェクターブランドが誕生した今、電気的にギタートーンを操る事が容易な時代になってきました。オーバードライブ、イコライザーやマルチエフェクターなど、高品質なそれらを使えば安価なギターでも全く問題なく“いい音”が作れてしまいます。
しかしながら、毎年毎年各社から発表される新製品を買い続けられるギタリストも多くないのでは?と思っています。また、“やっぱりギター本体が好きな音出てないと!”と、使うギター本体がモチベーションの源になっている方々も多いはずです(筆者もそうです)!
パーツを交換して、改造後の音が本人にしかわからないような差だったとしても、やっぱりそこにはプレイヤーの感動だったり愛着だったり、より良いプレイをするためのモチベーションになるわけです。
そんなギター本体の改造アイデアを、筆者の経験を通してご紹介しようと思います。
それでは早速いってみましょう!
弦のゲージを変える
まず第一に「弦のゲージを変える」というアイデアです。
弦代しかかからないので、安価に自分のトーンを変えるのにオススメです。弦を太くした/細くしたときの違いについては以前の筆者の記事をご覧頂ければと思います。
筆者がずっと10-46を張っていますが、どうしても「アタックに艶が足りない」と悩んでいた時に、09-46に変えたら一発で悩みを解消した経験があります。結局クリーントーンのバランスもかねて今は10-46に戻っていますが、あれは面白い発見でした。
一弦なんて0.001インチ=0.0254ミリの差ですよ?それだけの差なのに、あの感触の違いとアタックの艶の違い…。ギターの世界は深いです。
ピックアップを変える
次にご紹介したいのがこちら、「ピックアップを変える」というアイデアです。
恐らくある程度エレキギターの経験を積んでくると自然に出てくるアイデアだと思います。
憧れのギタリストと同じ形のギターなのに明らかに音が歪みにくかったり、「なんか違うなぁ…」と思ったら、ピックアップ変えてみて下さい。劇的に変わります!
※この「劇的に変わる」というのが友達や、ご家族、バンドメンバーには伝わりにくく、自分にしか分からない感覚だと思いますが、気にせずガンガン自分のギターや“音”にこだわって行きましょう!(笑)
今時、アーティストの使用モデルなんかもネットやSNSで調べられます。いっぱい真似して、同じのを載せては替えて、ご自身のギタートーン探していきましょう!
その辺もエレキギターを楽しむ醍醐味だと思います。
パーツ類の交換
最後のアイデアはブリッジやナット、トレモロブロックやネックプレート等の「パーツ類の交換」です。
エフェクターやピックアップの新開発が進む中でそんなに多くはなくとも、上記に挙げた金属パーツ類のカスタムパーツを最近は見かけます。素材による重量差、イモネジで固定することで音をしっかり伝える構造になっている等、音への工夫やドレスアップパーツとして色違いがあったりもします。
筆者はストラトキャスターのネックプレートを重くした経験や、フロイドローズトレモロのブロックを重いものに交換した経験がありますが、総じて「重量を増やすと低音がしっかりする」と実感しました。
現在のギターの低音補強をしたい方々にとってはいずれかのパーツを重いものに交換して“低音を稼ぐ”のもアリかなと思います。
まとめ
弦ゲージやピックアップ交換、パーツ交換なんて最近では即日でやってくれる楽器屋も増えています。さっそく明日新しい弦ゲージに交換しましょう!ピックアップ交換しちゃいましょう!ブリッジやナット、交換しちゃいましょう!
ぜひ色々試してご自身のギタートーンを完成させてくださいね。その経験が知識/知恵となり、つぎ込んだ費用なんてそのうち笑い話になります(笑)。
さて、以上の内容をまとめると…
1. 弦ゲージを変える → 細くすれば“艶やか”。太くすると“落ち着いた、しっかりした音”
2. ピックアップを変える → ご自身のギタートーン探していきましょう
3. パーツ類の交換 → 重くすると総じて“低音を稼げる”
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!