皆さん、こんにちは!コンシェルジュの大塚知之です!前回はDTMをするのにオススメのパソコンスペックをご紹介しました。早いものでdtm基礎知識編も第6回目ですね!それではいきましょう!
Contents
dawとは?
「さあ、パソコンを買ったぞ!DTMやるぞ!!」
「でも、、どうすれば出来るの?えっ?DAWが無いと出来ない?そもそもDAWって何?」そんなあなたにお届けします!DTMをするためにパソコンと並び必要不可欠なDAW(ダウ)。一体何なのか?
音楽を作るソフトのことです!
Linux home recording studio / wstryder
DAWとは「デジタル・オーディオ・ワークステーション」の略です。これだけだと何のことやら?という感じですね。
スマホにゲームアプリ。
プレステ4にメタルギアソリッド。
ゲームボーイにマリオランド。
ちょっと乱暴なたとえですが、曲を作るためのパソコンソフトです!
歌やギターを録音する
パソコン内にある音源を自由な音程・符割りで配置する(打ち込みといいます)
それらを再生して聞く
音量を操作する
効果音(エフェクトといいます)をかけたり…etc
まだまだたくさん出来ることはありますが、ここでは「音楽制作の全てを担っているソフト」であると考えておきましょう!ソフトがないと、音楽が作れません。つまり、DTMではパソコンとDAWソフトが必須アイテムとなります!
DAWもメーカーにより特徴が様々
ソフトも世界の様々なメーカーが販売しています。特徴も様々!目的に合ったDAWソフトを選びましょう!
ソフトってどんなのがあるの?
特徴ってあるの??
そんな方は続きをどうぞ!!
オススメdawソフト
目的や予算に応じてベストなDAWソフトが必ずあります。この記事でまずは大まかにご説明していきますので、購入の際の参考にしてみてください!
Studio One(Mac、Windows)
こんな方にピッタリ!
「タダでDAWソフトを手に入れたい!」
「手っ取り早く曲を作りたい!」
「まずdtmの世界に気軽に触れてみたい!」
特徴
かなり直感的な操作性なので、「これをここにドラッグ&ドロップすれば、、」みたいな考えをそのまま反映してくれます。後述するCubaseで働いていたエンジニアの人が作ったDAWソフトです。Cubaseの不便な所が解消されている印象を受けます。
強み
何と言っても一番の売りは無料版ソフトがあることです!ダウンロードはコチラ
趣味志向の方はもちろんのこと、プロ志向の方も無料版を試してから有料版を買うみたいな選択が出来るのです!本当に無料!?と言えるクオリティなので是非一度お試しあれ!
留意点
あくまでもdaw未経験の方に強くオススメしたいソフトです。無料ソフトというところもあって、他メーカーのプラグイン(ドラムやシンセサイザーなどのソフト音源)を一切使用できません。今持っている音源を使いたいといったdaw経験者の方はお試し程度の利用になる可能性が高いので、ご注意ください。
Logic Pro(Mac)
こんな方にオススメ!
「自宅でエレクトロニカなどの打ち込みの曲を作りたい!」
「価格を安く抑えたい!」
「打ち込みの音源がタダで沢山欲しい!」
特徴
Mac専用のDAWソフトでMacパソコンに最初から入っている簡易型DAWソフト「Garage Band」の操作と共通しているので、使い慣れていればほぼ直感的に操作を始めることができます!シンプルなレイアウトで、全体的に操作方法が分かりやすいので初心者の方にもオススメです!
強み
演奏、打込みとバランス良く長けているバランスタイプ!価格も¥18000ほどなので購入しやすい!
Cubase(Mac,Windows)
こんな方にオススメ!
「ボーカロイドの曲を作りたい!」
「バンド曲や打ち込み曲など幅広く作曲したい!」
「Windowsで直感的なdawソフトを使いたい!」
特徴
音声録音・編集と打ち込み操作のバランスが良いDAWソフトです。またボーカロイドソフトとの連携にも優れているので、ボカロPを目指す方はこのソフトがオススメです!!
留意点
価格でグレード分けされていて、最上位機種以外は機能制限があります。プロ志向の方へはCubase ProかCubase Artistをオススメします。まずDAWソフトの扱いに慣れたい方、安い料金で始めてみたい方はCUBASE8elementsを購入しましょう(¥10,800と安いです!)
Pro Tools (Mac,Windows)
こんな方にオススメ!
「レコーディングスタジオで録音したデータを自宅で編集したい!」
「自分のバンドの曲を録音して作品にしたい!」
特徴
DAWソフトの中で最も有名なソフトです!ほとんどのレコーディングスタジオでこのソフトが使われています。音声・波形編集に優れており、録音した音に対して様々なアプローチに特化。打ち込みよりも、楽器の演奏ができること、楽器の録音をすることを前提に作られています。
ココが強い!
価格が高めですが、その分音質は一番良いです。プロの現場では圧倒的に本ソフトデータのやり取りが多いため、将来プロを志す方には必須ソフトと言えます!
Ableton Live(Mac,Windows対応)
こんな方にオススメ!
「ライブやクラブでDAWを使ったパフォーマンスをしたい!」
「DJパフォーマンスをしたい!」
「楽器が弾けないけど曲を作りたい!」
特徴
このソフトはリアルタイムで音源に対して、直感的にエフェクトをコントロールしたり、複数の素材を組み替えたりなど、ライブ演奏に特化したDAWソフトになっています!また、楽器が弾けない方でも中に入っている音の素材を組み合わせるだけで簡単に作曲が出来てしまいます!
留意点
直感的に使える反面、他のソフトと操作方法が大きく異なるので、LIVEからDAWを始めた方は別のソフトへの乗り換えが大変です。全く別のソフトを導入する気持ちで臨みましょう。
各ソフトのバージョンに関して
「Pro Tools 11」や「Logic Pro 10」など、右書いてある数字が大きい=最新版になります。パソコンやプラグインなどにも数字が付いているのと同じ意味ですね。購入時には時別な理由がない限りは最新版を選びましょう!
リリースされて間もないバージョンだと、他社製品との連携が上手く行かない事が多くありますが、ある程度月日が立てば対応するようになります。
新しいバージョンが最初不便だったとしても、古いバージョンのものはどんどんサポートされなくなるので、長い目で見れば常に最新版にしておいた方がいいですね。また、基本的には新しいバージョンの方が音も良いです!!
アップデート時の留意点、注意点
バージョンをアップデートしたことにより、バンドメンバーとのdtmデータ連携・音源が使えなくなる、といった事態を避けるため、個別に前バージョンを使う事も出来ます。アップデートがリリースされた時は1個前のバージョンと合わせ販売などもしています。ご希望の場合は調べてみましょう!
注意点①
上記とすこし内容がかぶりますが、
dtmで使用する機材(詳しくは次回記事にて)や、使用している音源が場合によってはソフトのアップデート対策を行なわないことがあり、場合によっては機器が使えなくなるということもあります。
ですのでアップデートの際には、使用機材がアップデートverに対応しているのか、していく予定があるかを必ず確認しておきましょう!
注意点②
既にソフトを購入している方が対象ですが、場合によってはバージョンアップにより操作性がガラッと変わることもあります。
例:LogicPro→LogicPro X
顕著なのがこの◯◯→◯◯X
Xがつくタイトルに変わった時にはあらかじめ操作性がどの位変わったのかをチェックしてから購入、アップグレードをするようにしましょう!(痛い目を見たことがあります 泣
まとめと次回予告
以上!dawソフトとその特徴について解説しました!
いかがでしたか?無限にある音楽の表現手段の中から、一番自分の目的に合った物を選びましょう!やりたい音楽スタイルに合わせて選んでくださいね!!
さて、次回はついにラスト!DTMをやっていくとパソコン・DAWソフト以外にも必要な機材が出てきます。「歌を録音したいからマイクが必要だな。。」「あまり大きな音出せないからヘッドホンが欲しいな。。」などなど考えれば沢山出てきます。
それら周辺機材を分かりやすくご紹介していきます!それでは、またお会いしましょう!!