シンセの波形を操ろう!オシレーター後編

シンセの波形を操ろう!オシレーター後編

緒方講師
こんにちは、ABCミュージックスクールのDTM講師の緒方です。

「実は気になるアイツ、シンセ」ブログ、オシレーター編の後半です!!

前回オシレーターの中でどんな波形があるかを紹介させて頂きました。
今回は実際にシンセでオシレーターをどうやって操作していくのかを今回はLogic Pro Xに搭載されているRetro Synthを使って説明していきます。オシレーター部分が分かると一気に見えてくるものがあります!難しいかも知れませんがついてきてください!!

ポイントは3つ!

さて今回オシレーター部分説明するのは実はこの3カ所のみです!
osc2_01
これらを機能別に分けると5つに分類できます。

・Shape1
・Shape2
・Mix
・Semitone
・Cents

オシレーターはシンセに複数搭載されている

シンセにはオシレーターが複数あり、それぞれのオシレーターで波形を選ぶ事が出来ます。波形だけでなく周波数によって音の高さを設定する事も可能です。Logicに付属しているRetro Synthでは、オシレーターの波形を選ぶ部分がShape1~2という名称になっていますが、オシレーター1〜2と解釈しましょう。

それぞれで設定した波形や音の高さを混ぜ、調整して音を作っていく。それがオシレーターです。

Shape1(オシレータ−1

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この3種類の波形が選べるようになっています。ノイズがオシレーター1でのみ出せる波形なのがポイントですね。
前回のブログでも触れましたがこのツマミで、パルス波のDuty比を調節する事が出来ます。

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Shape2(オシレーター2)

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このようなデザインです。

なぜ1がノイズで2が三角波なのか実はオシレーター2でのみ音程(ピッチ)を調節する事が出来るのですが、ノイズは音程の調節が利かないのでオシレーター1に配置されているのだと思います。

逆にノコギリ波と矩形波はshape1とshape2の両方に配置されていますね。この減算方式のシンセは倍音をどうコントロールして音色を作っていくかがポイントですので、倍音の多いノコギリ波と矩形波は使用頻度が高い、というか使い勝手がよいのでいずれにも搭載されているのだと予想しています。

ミキサー

ノブを上下に移動させる事でオシレーター1と2の混ぜ具合を調節し、出音を決定する。それがミキサーの役割です。実際に波形を混ぜていくとどんな音色になるのかいくつか聞いてみてください。

①ノコギリ波×ノコギリ波


ノコギリ波同士なので音は変わりませんが、片方のオシレーターのピッチ(音程)を変えるときには強音色になります。

②ノコギリ波×三角波


倍音の多いノコギリ波と倍音の少ない三角波の組み合わせです。Mixノブで自分好みのバランスにしてみましょう!

③ノコギリ波×矩形波(パルス波)


どちらも倍音の多い波形同士ですが、ノコギリ波よりにすると鋭い感じに、矩形波側にするとちょっと四角い音になるイメージです。Duty比を変える事でまた面白い響きになりますね。

④矩形波 (パルス波)×三角波


ノコギリ波より倍音成分の少ない組み合わせですが、こちらもDuty比を変えつつ面白い音色を作る事が出来そうです。

⑤ノイズ×ノコギリ波


ノイズの扱いはなかなか難しいのですが、うっすら入っているぐらいが僕の好みです笑

ピッチ調節

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オシレーターでは音程の調節が出来ると先に書きました。しかしRetro Synthでピッチ調節出来るのはオシレーター2のみです。片方が調節出来れば充分調節出来るということなのでしょう。もちろんシンセによってはどのオシレーターでもピッチを調節できるものもあります。そして周波数の異なるオシレーター1と2を重ねる事で、様々な音を作る事が出来ます。
(例:オクターブユニゾン、5度ユニゾン、デチューン、etc.)

まずは各ツマミの使い方について学んでいきましょう〜!

セミトーン/コースチューン(Coarse Tune)

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Retro SynthではSemitoneと表記されていますが、他のシンセではコースチューン(Coarse Tune)と表記されるものもあります。こちらは半音単位で音程を調節する事が出来ます。ツマミを右の回せば半音ずつ上がり、左に回すと半音ずつ下がります。上下に2オクターブ調節出来ます。

センツ/ファインチューン(Fine Tune)

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こちらはセミトーンよりさらに細かい単位で調節出来るツマミになります。右に目一杯回すと50と表記され、半音上がります。左に目一杯回すと50と表記され半音下がります。つまり半音を50分割して音を細かく調節出来きます。ここで微妙に変化させた音を混ぜるととても不思議な音になるんです。このように狙った音を確実に出せる装置としてシンセは生楽器にはない優れた機能を持ち合わせています。

それでは具体的にどんな音作りが出来るのかいくつかの例を紹介していきましょう。

オクターブユニゾン


オクターブは半音で数えると12個になります。今回はオクターブ下に音を重ねてみましょう。セミトーンのノブを-12に合わせてみましょう。
リードの音色やソロを弾く際にオクターブでユニゾンするととてもかっこいいですよね。

動画ではオクターブ下のユニゾンでしたがオクターブ上のユニゾンを作りたかったら+12にノブを合わせてくださいね。

5度ユニゾン


完全5度は半音で数えると7個になります。5度ユニゾンを作るにはセミトーンのノブを+7に合わせてみましょう。
こちらも面白いですよね。音がとても分厚くなります。ただ厳密に言うと楽曲の調性を無視して完全5度の音色を奏でてしまうので気をつけて音を選ばないと違和感が出る場合もあります。
※対策としてはペンタトニックスケール等を使ったフレーズだとぶつからないのでオススメです。

デチューン


実はこのデチューンこそシンセの醍醐味といいますか、音が太くなる感覚を味わえる機能です。個人的に大好物です。

緒方講師
いかがだったでしょうか。
久しぶりのシンセ講座、オシレーター後編でした!意外と覚える事ってそんなに多くない印象じゃないですか?

・波形を選ぶ
・ピッチを選択・調節する
・混ぜ具合を決める

これだけなんです。意外とシンプルなのがオシレーターの良いところですね。次回は音の明るさを調節するフィルターを説明したいと思います!!!楽しみに待っててください。

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