ギターにまつわるエトセトラ ~指板編~

ギターにまつわるエトセトラ ~指板編~

星野講師
こんにちは!ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀です。
今回の記事のお題は「ギターにまつわるエトセトラ ~指板編~」

今回の記事は特にギターを始めたばかりのビギナーに向けた内容となりますが、ギターのフィンガリングするネックのフレットが打ってある面、要するに指板に使われる木材にもいくつか種類があるってご存知でしたか?

一般的なものを挙げるとローズウッド、メイプル、エボニーと3種類に分けていいと思います。やはり木材の種類が違うので振動特性や叩いた/弾いた生音が違うのは当然のこと!勿論木材も生き物のような物ですからその中から更に個体差があるのですが一般的な傾向は分けられると思います。

他パーツとの兼ね合いでデザイン面、も含めて紹介していきたいと思います!
ゆくゆくはフルオリジナル・オーダーギターをお考えの方もそれぞれの特徴を意識しておくことで将来的なビジョン、サウンドメイクにも役立つかもしれません!

さっそく行ってみましょう!

 

ローズウッド

とても一般的な指板材の一つ、ローズウッド

指板に求められる要素をバランスよく持っていると言われ、音響特性を言葉で表すと「程よい中域と低音」なんて表現したりします。
色は薄茶色〜濃茶色といったところでしょうか?
この色ですが、案外大事なんです!濃い色であればあるほど汚れが目立ちにくいというメリットが!

 

メイプル

次に挙げておきたいのが「メイプル」指板。

フェンダー系のギターにとっても多く見られますね!
「シャキッとした音」とか「はっきりしたアタック感」なんて表現されたりします。
作業工程が増えることもあり、フレット打ち直しなどの時に多少高くついてしまうのは一応知っておきたいところ!

色は薄黄色っぽいので指板の汚れや消耗が目立ちやすいです!
ヴィンテージ感を狙うのであれば逆にそれがいいのかもしれませんが!

 

エボニー

最後に紹介しておきたいのが「エボニー」指板。

ローズウッドよりもさらに濃い色でほぼ黒っぽいものが多いです!故に汚れはあまり目立ちません(笑)。
かの“ブラックビューティー”といわれるレスポールカスタムの指板材としても使われています!指板材としては高級な部類にあり、高級ギターに使われることも多いです。

また「アタックがはっきりしている」と言われます。
筆者も経験済みですが、乾燥にあまり強くなく割れてしまう事がよくあります。長期保管ギターはご注意を!

 

まとめ

星野講師
「ギターにまつわるエトセトラ~指板編~」いかがでしたでしょうか?

ギターというものは面白いもので、使われる材によって音響特性が少なからず変わるというのはほぼ事実と言っていいでしょう!
その中でも流通量が多かったものが定着した上記3種類だったのかも(そっち系の研究者ではないので、真意は分かりかねます(笑)が、また時代が変わるにつれそういった材料も“定番”の定義が変わっていくのかもしれませんね⁉︎

材料が変わってもプレイヤーそれぞれが思う最高のギターの夢は終わりません!
ギターよ、永遠なれ!

以上の内容をまとめると…

1. ローズウッド
バランスよく最も一般的な材の一つ。
バランスのいい中域と低域!
 
2. メイプル
なんといってもあの「パキッ」としたアタック感、感触!
明るい色なので汚れが目立ちます!(笑)
ヴィンテージ感狙うならGOOD!
 
3. エボニー
こちらもはっきりしたアタック感!
高級ギターに使われる事が多く、黒いので汚れは目立たない!
乾燥割れにご注意を!

 
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!

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