はじめてのスタジオ~アンプのPowerとStandby、どっちを先につければいいの?~
今回のお題は「はじめてのスタジオ~アンプのPowerとStandby、どっちを先につければいいの?」ということで、一般的な音楽スタジオに常設されているギターアンプの電源の付け方と切り方について、簡潔に解説しようと思います!
学校の文化祭や会社の余興など、思いもよらないきっかけでバンドというのはスタートしたりするものです。
筆者も高校の文化祭で友人に誘われてバンドを組んだのがギターを始めるそもそものきっかけでした!みんな集まって「さあやろう!」となった時にギターを弾く人が誰もいなかった、というのがちょっと特異な例でしたが…(笑)。
メンバーも集まって楽器も決まり、それぞれ楽器を購入していよいよ合わせ練習がスタート!いざ音楽スタジオに行ってみたはいいもののギターアンプにはスイッチがいっぱいあってどこからいじったらいいかチンプンカンプン…。
大丈夫です!そんな方のために今回の記事を書いていますので!
スタジオ機材を丁寧に扱う為にもギターアンプの電源の付け方/切り方はこれを読んでマスターしましょう!
今回はPowerスイッチとStandbyスイッチ、この二つが付いている代表的なMarshall等の「スタックアンプ」に焦点を当てていこうと思います。
それでは早速行ってみましょう!
なぜアンプの電源の付け方に気を使う必要があるのか?
まずそもそもですが「なぜアンプの電源の付け方/ 切り方に気を使う必要があるのか?」。
筆者の意見としては「借りたものは丁寧に扱うため」。この一言に尽きます!
ギターアンプをいじるスイッチの順番を一回間違えただけで必ず壊れるわけではありませんが、設計された通りに操作していくのが1番なのは当然ですね。
自分が壊してしまってオーナー、次の利用者に迷惑をかけるのは一番避けたい事態です。音が出なかったり、わからない時はすぐにお店のスタッフに聞いたりするのがベストです!
電源の付け方
まずは「電源の付け方」について。
Volume, Gain, Treble, Middle, Bass, Presence, Resonance, Reverb…。
全つまみ類がまずは「0 (一般的なアンプですと目一杯左に回っている状態)」になっていることを確認してください。
なってなければその前に使った人が雑なヤツだということです(笑)。見習わないようにしましょう!
それからギターケーブルを挿して先ずはPowerスイッチを入れて下さい。多くのアンプは電源Onを示すランプがついているので、それが点灯するはずです!
その後Standbyスイッチを入れて、あとは好みの音色に設定して爆音でRock‘n rollするのみです!
電源の切り方
次は「電源の切り方」について。
バンドメンバーで十分に練習、爆音で音を出して楽しんだ後は急いで片付けですね!
先ずはVolume, Gain, Treble, Middle…etc.全つまみ類を「0 (目一杯左に回し切った状態)」にして下さい。
そして先ずはStandbyスイッチを切って下さい。この状態ではアンプの電源ランプはまだ点灯した状態のはずです。それで問題ありません。
その後Powerスイッチを切り、ここでようやくランプは消えるはずです。
これでアンプの電源は無事に切れた状態ですのでケーブル抜いたりしてOKです!
まとめ
音楽機材という物は案外丈夫であり、案外デリケートだったりするワガママなヤツです(笑)。順番を間違えたからといって一発で壊れることは稀ですが、「間違った操作はしていない」といった自信を持った上で扱いたいものですよね!
普段のスタジオリハーサルで何度も操作順を練習しておけば、ライブハウスでのライブの日も落ち着いて操作できるようになりますので!
以上の内容をまとめると…
1. なぜアンプの電源の付け方に気を使う必要があるのか?
借りたものは丁寧に扱うため!これに尽きます!
2. 電源の付け方
全つまみが0になってる事を確認してからPowerをつけて→Standbyをつける!
3. 電源の切り方
全つまみを0にしてStandbyを切って→Powerを切る!
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!