日頃のギターの管理について 心得3選!
今回の記事のお題は「日頃のギターの管理」について。
先日僕の体験レッスンを受講いただいた方からこんなご質問がありました。
「ギターを弾いたり触ったりするのが初めてなんですけど、日頃の管理で気をつけておくべきこと、やってはいけないこと等ありますか?友人が“乾燥剤”はいっぱい詰めておけ!と言ってたのですがよくわからなくて…」
というご質問。
とてもいい視点のご質問ですね!
ご安心ください!!こう言った日常の事ほど我々講師陣は答えをたくさん持っています!
それでは早速行ってみましょう!
練習/弾き終わったら必ず弦は拭く!
まずは「練習/弾き終わったら必ず弦は拭く」こと!
この記事を読んでいるということは、少なからず日本語がお分かりになる読者が多いのではないかと察しますが(笑)、その多くが日本にいらっしゃる方なのではないでしょうか⁉︎
ギターは弾けば弾くほど弦に手垢や汗等自然に付いてしまうものです。
ギターの弦というのもある程度寿命はあるのでしょうがない話なのですが、少しでも長く、弦交換のスパンを長くできるよう、ギターを弾いた後は是非クロスか何かで弦を一本一本拭いておきましょう!
ゴシゴシやる必要は無く、クロス越しにつまんで弦に沿わせて拭いてください!
夏場は特に高温多湿の日本、弦交換したのに翌日もう錆びている…といったことになりかねないので、是非覚えておいてくださいね!
弦が錆びるとフレットの摩耗も進みやすくなりますので!
乾燥剤
次は「乾燥剤」について。
冒頭のご質問内容にあった乾燥剤についてですが、過剰に入れる必要はないと思います。
楽器屋などで売っている乾燥剤を1つか2つ、各ケースに入れておけばOKです!
それよりも、特に夏場の練習環境の除湿の方が大切かもしれません⁉︎
練習/弾き終わった後のチューニングを緩めるか問題
最後に少しお話ししておきたいのが「練習/弾き終わった後のチューニングを緩めるか問題」について。
はじめに前置きさせていただくと、筆者はギター製作や設計等についての知識は決して豊富と言えるものではありません。従って以下の内容は筆者個人の経験と信じている内容になります!
筆者は日頃使うギターについては練習後にチューニングを緩める必要はないと思っております!
一々緩めることで練習開始時間が遅れる、というのとネックにかかる張力が頻繁に変わって「安定しないのではないか?」と思うところがあります!
もしそのギターを6ヶ月以上使わない、ケースにしまったままというのがわかっていれば多少緩めます。
住まなくなった家の傷みが早いのと似ていて、ギターにもそういったことが当てはまる気がしています!
まとめ
ピアノやヴァイオリン等、スーパーエリート優等生のクラシック系楽器とは違い、ギターは案外手軽な管理で済む楽器です!
ただ楽器の歴史が浅い分、その情報が錯乱しどれが正しいのか迷ってしまうというのも事実です。
ただし、その“型にはめられない楽器”である点がギターの大きな魅力だと筆者は思います!弾き方、管理法、考え方を学校で教えないからこそ、ギターには夢があって最高です!
以上の内容をまとめると…
1. 練習/弾き終わったら必ず弦は拭く!
弦の劣化や錆びを防げるので夏場は絶対!
2. 乾燥剤
過剰に入れる必要はなし!1、2コでOK!それよりも環境の除湿の方が大切かも!
3. 練習/弾き終わった後のチューニングを緩めるか問題
筆者の個人的意見では緩める必要はなし!長期にわたって使用しないギターは緩めて保管。住まなくなった家の傷みは早い、のと同じ⁉︎
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!