自分のプレイスタイルを築き上げるためのアイデア3選!
今回は「自分のプレイスタイルを築き上げるためのアイデア」を3つほどご紹介しようと思います!
音楽や芸術の世界において、名を残してきた偉人たちは皆それぞれに強烈な個性を放ってきました。
ギター界でいえばブルースのロバート・ジョンソンに始まり、B.B.キング、エリック・クラプトン、ジョン・メイヤー…etc、
ロックギタリストのジミ・ヘンドリクスやヴァン・ヘイレン、マイケル・シェンカー、ジョン・ペトルーシ…etc、
どのギタリストも一言で特徴を言い当てられような人ばかりです。
僕もある時から初対面のセッション時に必ずと言っていいほど「B’zのギタリストの影響を感じる」と言われ続けていますが…。
そんな“影響が滲み出る”プレイスタイルを築き上げる手助けになれば幸いです。
それでは早速いってみましょう!
フレーズをコピーする ~間違えるはずがないレベルまで練習する~
“〇〇のようなギタリストになりたい!”
それさえ決まればあとは実戦に移すのみ。
最もわかりやすいスタイルの身に付け方としてはフレーズのコピーです。
曲を丸々コピーするもよし、短いギターソロや数小節のギターフレーズ等です。
オススメな方法としては“弾けるようになるまで練習する”のではなく、“間違えるはずがないレベルまで練習する”ことです。
最終的にはそれらのフレーズが手グセとなり、アドリブソロの時にふと出てくると言うのが理想だと思います。
ギタートーンを似せる
二つ目の方法は、
“自身のギタートーンを理想のギタリストのそれに似せていく”方法。
結局ギターは”音“ですから、どんな速弾きもテクニックも、耳障りなギタートーンで弾いていては偉人の域には達し得ないでしょう。
また、上記に挙げたエリック・クラプトンやマイケル・シェンカー等一聴して誰が弾いてるのかすぐわかります。
理想のギタリストの音楽を聴いて、徹底的にその音の作り方を研究するのです。雑誌やネットに載っている使用機材や設定方法を見て真似して、タッチや弾き方も真似してどれだけ音を似せられるかが鍵です。
筆者もB‘zのギタリストが大好きで、毎朝電車内で徹底的に集中して聴いた時期がありました。雑誌の特集記事内のツアー時のアンプ写真を見つけ、それぞれのツマミの位置やアンプモデルを探し出し、自分の家にある機材でなんとか再現できないかと試行錯誤しました…。
まさに”研究”レベルでしたが、同じ音が出る事はありませんでした(笑)。
しかしながら、あの試行錯誤があったからこそ今の“自分のトーン”があるのだと思います。
同じ機材を揃える
最後にご紹介する方法は、
“同じ機材を揃える”方法。
物凄く当たり前な方法です。
同じタイプのギターやアンプ/エフェクター、ピックやケーブル、弦メーカーや弦ゲージ、ピックアップ、他パーツなど、理想とするギタリストの機材を調べた上で全て同じに近づけるのです。
恐らく同じ音は出ませんが(笑)、自身のトーンを見つけるのに大いなるヒントになるはずです。
まとめ
元も子もない話ですが、ギターという楽器は人それぞれの左手/右手の骨格や動かし方、癖等も大いに関わってくるので理想のギタリストと全く同じ音を出すのは不可能に近いと筆者は思います。
それでも理想のギタリストの音楽をたくさん聴き、耳を鍛えて自分のギターの音使いやトーンについて試行錯誤しているうちに“自分のプレイスタイル”は出来上がってくるものです。
そのうち、どの現場に行っても「〇〇みたいなギター弾きますね」なんて言われたら、心の中でニヤッとしますね(笑)。
さて、以上の内容をまとめると…
1. フレーズをコピーする。間違えるはずがないレベルまで練習する。手癖にグセにする
2. ギタートーンを似せる。たくさん聴いて耳を鍛える
3. 同じ機材を揃える
人生の生き方を見つけていくのと同じく、ギターも自分のプレイスタイルが出来上がってきたら最高ですね!
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!