Contents
dtmで楽曲解析&骨組み作り第11弾!
今回は本格派R&Bシンガーの超新星として注目されている 「RIRI/luv luv feat. Junoflo」にチャレンジしてみましょう。今回もコピーしたのはサビの4小節です!今回もLogic ProXに標準搭載されているシンセや音源、プリセットのみを使って骨組みを作ってみました。
とても大人っぽい仕上がりになりつつ、つい体が動き出してしまうダンサブルな今回の楽曲、どんな作りになっているのでしょうか。それでは行ってみましょう!
使用楽器
まずは今回コピーする部分を聞いてみましょう。0:49から。サビが始まってからの4小節です。テンポは80です。
今回僕がピックアップしたのは、
ドラム
シンセベース
シンセブラス
エレピ
それではまずはドラムから打ち込んでいきましょう!
ドラム
ドラムはサンプルっぽい音色だったので、「Drum Machine Designer」を使用しました。プリセットはバスドラの音が近かったので「Analog Circus」にしました。
スネアとクラップ、ハイハットのクローズとオープンをそれぞれイメージに合わせて変更しました。変え方は骨組みシリーズ10を参考にしてみてください!
打ち込みはこのようになりました。
今回のポイントはTrapっぽいハイハットのクローズとオープンですね。ハイハットが常に刻まれるものではなく装飾音として存在していてオシャレな作りになってますね。
二つの音のパン(左右の定位)をそれぞれ変えてあるのも効果的ですね。こうしてハイハットにパンを振り分けることでドラム全体の立体感も高くなり、聞いていて楽しくなるはずです。
さて出来上がりを聞いてみましょう。
シンセベース
シンセベースは「Retro Synth」プリセット「Analog Funk」を使ってみました。
打ち込みはこのようになりました。
3小節目の4拍目に行く前に短いパッセージがあるので音色もあまりリリースが長いものだとここが活きないので短めのものを選ぶといいですね。ちなみに今回のAmp Emvelopeのリリースは38msでした。
もう少し低域がほしいなとか、全体的な音圧がほしいなと思ったらEQやコンプをお好みで入れてみるのもいいかもしれませんね。
さて出来上がりを聞いてみましょう。
シンセブラス
シンセブラスはライブラリを探していたところ、なかなか近い音源を見つけちゃいました。「Brassy Synth Strings」です。
シンセの音作りはもう少し追い込んでみました。
OSCILLATOR
音の厚みを増やすためにオシレーター2のCentsで8cあげ、ミキサーは真ん中にしてみました。
ピッチを変えた音を混ぜることでゆらぎを得た音になります。
FILTER
音の明るさをあげるためにCutoffとResを少しだけあげました。
EFFECT
ChorusをOnにしました。結構強めにかけてます。
音の厚みを得られ、独特の音色になります。
AMP ENV
Attackを少しだけ早めてDecayは少し遅くしました。
ここで音の立ち上がりから切れ目を調節できます。
打ち込みはこのようになりました。
打ち込んだときには自分で弾いてベロシティやノートの長さもバラバラだったんですが、あえてノートの長さをグリットに合わせてぴったり合わせました。画像を見ていただくとわかると思いますが、トップノートだけ音を強くしています。
これも「鍵盤初心者がコードを打ち込むときの10のルール(後編)」にて詳しく説明しているので見てみてください!
さて出来上がりを聞いてみましょう。
エレピ
エレピは最初聞いただけでは気づかないぐらいうっすらとしか入っていないのですが、よく聞くとしっかり入ってますね。こういったスパイスが楽曲の彩りを加える重要な要素です。
「Vintage Electric Piano」を立ち上げたままの音色で大丈夫です。
打ち込みはこのようになりました。
1小節目はもしかしたらディレイで飛ばしてる感じなのかなとも思ったのですが、今回はディレイっぽい感じで打ち込んでみました。4小節目の1拍目裏のフレーズもうっすら入っているのでベロシティを低めに設定しました。
こんな感じでベロシティーをいじりました。
さて出来上がりを聞いてみましょう。
全体
それではトラックを全体でならしてみましょう。
とってもメリハリのある緊張感のあるトラックですよね。
それではまた次回お会いしましょう〜!