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完全感覚Dreamerを叩いてみよう!〜オープニングソロ編〜
ABCミュージックスクールドラム科のTOSSYです。
今回はONE OK ROCK の代表曲、完全感覚Dreamer のドラム演奏を解説!初回の今回はドラマーにスポットライトがあたるオープニングソロについて解説して行きます!
楽曲解説の前に大切なこと
曲全体を通して要求されるスキルのレベルは高いのですが、いつもブログでお伝えしている通りゆっくりから手順や体の動きを把握していけば「いける!!」と思える瞬間は意外と早くやってくるはずです!ただしソロセクションを含めテンポが♩=190とかなり速いので、フィジカル的に追いつかないポイントは根気良く反復練習をして、徐々にテンポを上げて追いつきましょう!🔥
完全感覚Dreamer動画&イントロ編の譜面
【オープニングソロ 0:01ー0:30】
【BPM120のゆっくりver 0:00ー0:51】
完全感覚Dreamerドラム演奏のコツ〜ソロ前半〜
フレーズの特徴
①ハイハット、スネアのユニゾンとバスドラムのコンビネーションフレーズからタムを絡めた16分音符
②そのまま後半のハイタムをアクセントに用いた16分のセクションを経て
③タム回しで抜けていく
短いですがまさに“ドラマーが一番目立つソロになっています。
特徴としてはインパクトのある8分のコンビネーションとアクセントを駆使した16分のフレーズの対比で曲の疾走感を演出していますね!J-ROCK界でも屈指の有名ソロフレーズです!カッコイイ!
演奏のポイント①《前半》正確さとインパクト!!
ギターのフィードバックから始まるソロですが、冒頭、手足のコンビネーションフレーズはそれぞれが完璧なタイミングかつ同じ音量でキマる事によってインパクトが出ます、意外と難しいのが足の2打ですがうまく決まらない場合は予備動作を含め特に2打目のタイミングが完璧になるまでゆっくりなテンポで検証してみましょう!
2打目がハシってしまう場合は1打目の後にタメが十分に出来ていない可能性があるのでそこに注意して練習してみましょう!
演奏のポイント②《前半》4小節目の16分はフルストロークで!
4小節目の16分はその前のコンビネーションフレーズに迫力負けしないよう16分をフルストロークで振り抜きましょう!!コンビネーションは8分なので十分予備動作が取れますが16部はスパンが短いので腕の振りが遅れないよう頑張りましょう!!
さらにタムはスネアより音ヌケが悪いのでキツいと感じるかもしれませんがスネアの連打より強いインパクトで叩きましょう。
完全感覚Dreamerドラム演奏のコツ〜後半〜
後半(4小節目の3,4拍目)にも同じような連打が出て来ますが、ここもバンドインにつながっていく重要なセットアップなので、同じく全てアクセントぐらいのつもりで行きましょう!💫
演奏のポイント③《後半》アクセントを意識!
後半の速い16分フレーズはどれだけアクセントとそれ以外の音を叩き分けられるかが重要なポイントです。特にスネアは思っているよりも音量が出やすい楽器なので、アクセント以外の音は「当たっているだけ」ぐらいの感覚でちょうどいいです。
ただしどんなに小さく叩いても完全に16分のタイミングにハマっていることが大事です!より客観的に把握するために自分の音を録音して聞いてみるのもおすすめです!
スネアのアクセントはできればオープンリムショットでより強調しましょう!
3小節目のフレーズは全て16分音符ですが、赤い線で囲っているように、ハイタムのヒットを起点とした6拍,6拍,4拍のブロックで捉えると解りやすいです!
ここが一番大事!
たった4小節のソロですが、ここの完成度が曲の勢いそのものを決めてしまうといってもよい、非常に重要なポイントです。ハードヒットと完璧なタイミング、そしてスピードが求められますが、ここでのエネルギーをそのまま曲に持っていけるよう4小節間勢いを途切れさせることなく叩ききりましょう!
次回は完全感覚DreamerのAメロ編をお送りする予定です!お楽しみに!