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ドラムでゲスの極み乙女。の「私以外私じゃないの」2つのユニゾンフレーズを叩いてみよう!
ABCミュージックスクールドラム科のTOSSYです。
今回は前回に引き続き、ゲスの極み乙女。の「私以外私じゃないの」のドラム演奏を解説!今回はおまけ編として難易度の高いユニゾンプレイ(メロディーラインをなぞる)について解説して行きます!
楽曲解説の前に大切なこと
この曲には一番最後のサビ前(ブレイク後)とアウトロに非常に特徴的なメロディーをなぞるかのようなユニゾンプレイがあります、リズム楽器であるドラムでメロディーをなぞるというのは非常にユニークで面白いアプローチなのですがそれだけに普段と違う体のアプローチが必要で難しいです。あせって時間を無駄にするよりゆっくりなテンポで理解を深めてから臨みましょう🔥
今回の譜面&動画
A,ラストサビ前
B,アウトロ
ドラムフィルイン①ラストサビ前
フレーズの特徴
6小節ブレイクの後最初、ギター、ベースとユニゾンで入っていきます。最初のハイハットのヒットは素早くかつ正確にヒットしましょう!ここが印象を左右する最重要ポイントです!
その後はまたまたスリップビートを組み込んだ、今度は16ビートが出てきます💦本当にいろんなアプローチが出てきて為になる曲ですね⭐︎
16ビート演奏のポイント、スリップビートの準備が鍵!!
ここまでついてこれた皆さんなら16ビートそのものはそこまで苦労しないはず、、、ここのポイントはまさにスリップビートです。小節の変わり目の直後、すなわち1拍目のウラにスリップしてきているのでそのポイントを小節が変わるまえから意識していないと絶対に置いて行かれます。とにかくゆっくりから1拍目のウラを小節が変わる前から意識する練習を心がけましょう!
ドラムフィルイン②アウトロ
フレーズの特徴①
アウトロは今までの流れを汲んだファンキーな8ビートでそのまま終わるかと思いきや、突然倍のテンポ感でロックなフレーズを2小節やったかと思うと最後はドラム、ボーカル、ギター、ベース、ピアノ全員でユニゾンのフレーズをやるというなかなかイカれたアレンジになっています。なぜかこれが非常にかっこいいですね!
非常に緊張感を強いられる局面ですが、正しい手順でゆっくりからやれば絶対にクリアできます!!早速挑戦していきましょう🔥
演奏のポイント①手順を完全に把握する
一番最後のユニゾン部分は非常に多くの手順が考えられます、譜面には私が最もやりやすかった手順を表記していますが、ここに関しては本当に何パターンもの手順が当てはまります。このパートをクリアする最も重要かつ最初にやるべきことはいろんな手順をためして自分がやりやすいと思った手順を譜面に書き込んでしまいましょう。
以前も述べた通り、練習中に頻繁に手順が変わるとレベルを上げるための経験値が全く蓄積されません、一旦これだと思う手順を決めて、よほど上手く行かない限りはその手順で繰り返し練習しましょう!!
演奏のポイント②体の動き、流れを把握する
アウトロのユニゾンフレーズは全体的にイレギュラーなフレーズな上に、途中(最後から4小節目の4拍目)にライドのカップ(ライドの中心にある浮き出た部分)をピンポイントで狙わなければならない場面も有ります。
焦らずメトロノームなどを使って練習する前に何度も体の動きを確認しましょう。次に叩く場所が頭に入っていれおのずと自然な体の動きが見えてくるはずです!!
フレーズの特徴②
今回のユニゾンフレーズで最も難しいポイントの一つが119小節目、3拍目ウラのヒットです、ただウラを叩くだけなら問題ないのですが、その前の2拍目で16分のウラを2回連続でヒットしているので感覚的にもテンポ的にも非常に正確にクリアするのが難しい部分です。
演奏のポイント③“何拍休みか”は正確に!!
ここを攻略するポイントは正確に何拍休みかを把握することに有ります。
細かいフレーズの流れが前後にあるので、その流れを汲んで3拍目の表の8分休符を16分音符2個分で数えましょう。ハイハットなどの細かいタイトな音をイメージして「チチ」と素早くカウントして見ましょう。ゆっくりなテンポでやればかなり正確に次のフロアタムのヒットを当てることができるはずです。曲本来のテンポ(♩=136)では速すぎて数えられなかったとしても、ゆっくりでしっかり感覚を身につけていれば自然と正確な位置に落とすことが出来るはずなので、いろんなテンポで試行錯誤を重ねて試して見てください!!!
まとめ
この6回、ブレイクダウンシリーズ最長のボリュームで、ゲスの極み乙女。の「私以外私じゃないの」を叩いてみようをお届けしました!最後まで見ていただいた方ありがとうございます⭐️
なんとなくやっても大きく影響しないポイントをスッキリしない正確に叩けるようになりたいという人向けに細かく書いているので、自分に必要だと思うポイントを取捨選択していただくのも良いかと思います!
今回の楽曲は非常に多くのアプローチが出てくるのにも関わらず、素晴らしいアレンジで綺麗にまとまっています、ドラマーとしてテクニックだけでなく、アレンジ、曲の流れ自体も非常に勉強になる良曲だと思いますので、一曲通してミス無く叩くのは少し時間がかかるかもしれないですが是非皆さんにチャレンジしてほしい楽曲の一つです!!
次回はJ-ROCK界の至宝ONE OK ROCKの代表曲、完全感覚Dreamerを取り上げていきます!
楽しみにしていてください!!!