Official髭男dismの「Pretender」を叩いてみよう!①

目次

Official髭男dismの「Pretender」を叩いてみよう!①

葦名講師
ABCミュージックスクールドラム科の葦名理樹です。
今回はOfficial髭男dismさんの「Pretender」のドラム演奏を解説していきます!

「ヒゲダン」の愛称で知られている4人組バンドのOfficial髭男dismさんの2作目シングル、「Pretender」の解説です!
この曲を練習しながら今回の1番の目標である「16ビート」を練習してみましょう!

楽曲解説の前に大切なこと
この曲のドラムで印象的なのはなんといっても「16ビート」です!
16ビートは、両手で16分音符という細かい音符を叩くリズムパターンです。16分音符のタイミングと手足の叩くタイミングやバランスに気をつけながら練習してみましょう!

 

今回の動画

「INTRO,A」bpm92【~1:11まで】
[youtube https://youtu.be/t1-IoGIJO2E?start=0&w=560&h=315]

「B」bpm92【1:11~1:37まで】
[youtube https://youtu.be/t1-IoGIJO2E?start=71&w=560&h=315]

「C,(INTER)」bpm92【1:37~2:24まで】
[youtube https://youtu.be/t1-IoGIJO2E?start=97&w=560&h=315]

 

解説その1:「INTRO,A」に挑戦してみましょう!

フレーズの特徴

INTROはこの曲の中で最も使うビートなので、ここでコツを掴みながら音を覚えられるとこの後(特に2番の後半から)がとても楽になるので、頑張って練習してみましょう!

 

演奏のポイント①

まずINTRO5小節目からの16ビートのリズムがとても重要になってきます。

16ビートは1,2,3,4と拍が4つあり、1拍の中に音が4つ均等に入ります!
それさえ感覚を掴むことができれば基本はok!後に続くスネア・バスドラムは、叩いているハイハットの数を数えながら何個目で入るかを確認してみましょう!
最初は楽譜を見ながらハイハットと重なっている箇所に印をつけてもわかりやすいかもしれませんね!

 

演奏のポイント②

Aの9小節目からのリズムは右足のバスドラムのみになっています!このリズムはINTROで練習した16ビートのリズムの右足のみを叩いている状態です。
もしリズムが取りにくい場合は、ハイハットの16分音符を頭の中でイメージしながらそれに合わせて右足のバスドラムのタイミングを合わせて叩いてみてください!

 

ここが一番大事!

16ビートは音の粒が一つ一つはっきりしていると、とても綺麗なビートに仕上がります!なのでハイハットはしっかり閉じて演奏してみましょう!

 

演奏時の注意点

ハイハットの16分音符は音の間隔を均等にしないと形が綺麗にならず、ビートを曲で叩いた時の流れが一気に悪くなってしまうので、意識して叩いてみてください!
 

解説その2:「B」に挑戦してみましょう!


 

フレーズの特徴

このセクションはこの曲の中で唯一16ビートではないビートを叩いています!

右足のバスドラムのパターンは変わらずに、手が8ビートに変わっています。手のパターンは多少やりやすくはなりましたが、このセクションはフィルインが豊富なので、一つ一つ丁寧に叩いていきましょう!

 

演奏のポイント①

おそらくこのセクションで1番難しいであろう4小節目のフィルインですが、クラッシュシンバルを叩いた後素早く手で止めて次の1拍目に移ります。

「シンバルミュート」などと言われる技法ですね!
シンバルミュートは長すぎてはもちろんダメですが、短すぎてもそれはそれでイマイチ決まらないものです。なので実際の曲や僕の動画の音の長さに着目して見聴きしながら、適切な長さを研究していきましょう!

 

演奏のポイント②

9小節目からは、クラッシュシンバルを使いながらクレッシェンドしていくフレーズになっています!

2小節間かけてクレッシェンドをしていきますが、9小節目の最初の1打目はしっかり叩き、2打目からクレッシェンドしていくようにすると、サビ前の緊張感がより演出されて次のセクションにいかせます!

 

ここが一番大事!

このセクションは唯一の8ビートですが、16ビート(16分音符)の感覚を常に頭の中で意識しながら演奏してください!

それがないとただの8ビートになってしまい、せっかくINTROで演奏した16ビートのノリが途切れてしまいます。さらには楽曲の他の楽器ともノリが合わなくなってしまうので、イメージを忘れないようにしてください!

 

演奏時の注意点

シンバルミュートですが、これは金属に向かって演奏しながら自分の手を使って止めるので、稀に怪我をしてしまう場合があります。(僕も1度怪我しました。笑)
くれぐれも怪我には注意しながら、慣れない場合はゆっくり練習してやり方を先ず理解していきましょう!

 

解説その3:「C,(INTER)」に挑戦してみましょう!


 

フレーズの特徴

このセクションはINTROで練習したリズムパターンなので、16分音符の間隔と手足それぞれのタイミングをしっかり確認しながら練習しましょう!

 

演奏のポイント①

この曲の一番メインとなる16ビートのリズムパターンですが、右足のバスドラムは歌とタイミングがしっかり揃っているので(歌を邪魔せず綺麗に共存できるようなリズムになっているので)、形ができてきたら歌とのタイミングも考えながら練習してみましょう!

 

演奏のポイント②

このセクションではフィルインが入っていなくても、クラッシュシンバルが定期的に入っています!

16ビートを叩いている時のクラッシュシンバルは迷われる方も多いですが、あまり難しく考えず、16分音符の1音目の叩く場所が変わっただけだ、という風にシンプルに考えられるわかりやすくなるかもしれません!

 

ここが一番大事!

16ビートは腕の動かし方を変えるだけで叩きやすくも叩きにくくもなります。叩いている数が単純に多いため、ミスが起きやすいリズムなのです。

とはいえ考えすぎるとどんどんわからなくなってしまう可能性があるので、動きのコツを掴めてきたらひたすら繰り返すようにしてください!それが同じリズムをキープする1番の近道です!

 

演奏時の注意点

16ビートのクラッシュシンバルは基本楽譜の段1小節目の頭に打っています。16分音符で数えると一つ目になりますね。この一つ目にクラッシュシンバルを入れると動きに一つイレギュラーが発生するので手順が分からなくなることもあります。
なので手順は、RLRL(右左右左)を崩さないように意識を持って演奏しましょう!

 

まとめ&次回予告

葦名講師
いかがだったでしょうか?
今回はINTROから始まり、楽曲の1番を解説していきました!

1番の解説というより16ビートの解説がメインになってしまいますが、この曲はほとんどが16ビートでドラムのフレーズが作られていて、バンドとしても16分音符に合わせたノリで作られています!細かくて難しいかもしれませんが、じっくり丁寧に練習すれば必ず理解できるようになるので頑張って練習しましょう!

次回は2番からOUTROをやっていきます!お楽しみに!
ABCドラム教室の葦名理樹がお送りしました!

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