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BUMP OF CHICKENの天体観測~イントロ解説~
ABCミュージックスクールドラム科のTOSSYです!
今回はドラマでも使われリリースから15年以上経過した今も世代を超えて愛され、文化祭の定番曲でもあるBUMP OF CHICKENの天体観測のドラム演奏について解説します!
早速〈曲の出だし=イントロ〉に挑戦しましょう!
イントロ編の譜面と動画
【♩=190】
【♩=150】
演奏のポイント① 出だしの“待ち”はしっかりカウントしよう!
印象的なギターのフィードバック→リフ(ギターがリズムを刻む)から始まるイントロ。ドラムからのカウントインではなく気を許してしまいがちな曲の出だしですがギターが作ってくれたテンポをしっかり受け継げるように自分の中でカウントしましょう!休符は“休んでいい”ポイントではありません、むしろ緊張感を持って周りの音を聴きカウントし続けることが重要です!
またドラムインは4拍目のウラから入るので上手く入れない場合はその拍のオモテである4拍目を意識し、そのタイミングで振り上げるように意識しましょう!
演奏のポイント② ビルドはハシらないように!
ドラムが入って一番最初のフレーズはクラッシュでヒットしてからフロア&スネアの8分で4小節に渡って盛り上げます。こういった盛り上げて行くタイプのフレーズを造り上げるというようなニュアンスで“ビルド”と呼びます!フロア&スネアの8分はポップスやロックではしょっちゅう出てくる典型的なビルド
ですが、フレーズの特徴として非常に走りやすいということに注意しましょう!しっかりメトロノームと練習することで克服しましょう!
演奏のポイント③ 最初のパターン
9小節目から出てくるフレーズは典型的な8ビートのパターンの一種ですが、バスドラムがオモテ、ウラで入れ替わるので実は基礎力が問われるフレーズでもあります。安定しないと感じる場合、ウラの2発目(3拍目のウラ)と1拍目のバスドラムをしっかり待つことを意識してください。ここのポイントで我慢できず飛び出してしまうと、全体的にハシる原因にも繋がります。ゆっくりのテンポで練習し、待つ感覚を自分の中に熟成させてみましょう!きっと効果を体感できるはず!
演奏のポイント④ Aメロへのフィル!
イントロ最後のフィルはバンド全員ユニゾンで演奏します!バンド感が問われるポイントですね🔥フレーズの特徴として1小節目の4ウラからウラ拍のヒットが続きます!ここもまた非常に不安定になりやすいポイントなのでしっかりどこを叩くか把握してゆっくりからメトロノーム練習をしましょう!時にはバンド全員で大きく鳴らしたメトロノームに合わせることもやってみましょう。バンド感の成熟にも効果あり!もちろんゆっくりのテンポから!!!!
1Aメロのドラム解説
演奏のポイント サビまでの基本パターンはハイハットバスドラムのコンビネーション!
1Aからサビまでの基本パターンはこれまたロックではしょっちゅうお目に掛かるスネアなし&バスドラム4分のハイハット刻みです!ところどころにオープンやフィルが入ってきますが、テンポがそれらに影響されないように集中してテンポキープを心掛けましょう。バスドラムが常に同じ動きをしているか目視でチェックすると自分のクセがわかりやすくおすすめです!
1Bのドラムの解説
演奏のポイント Bメロ徐々に増えて行くフィル!
Bメロからは基本ハイハットの刻みをキープしつつ後半に行くにしたがって徐々にフィルが多くなっていきます。フィルはどれも特殊なものではないですが、出てくる間隔が短くなるとどうしても不安定になりがちです。ここでも焦らず先ずは手順(どちらの手で叩くか)を確定して一つ一つ丁寧にこなしましょう!バスドラムは常に4分を刻んでいるのでそれを指標にするとテンポキープがしやすいので試してみましょう!
まとめ
今回は天体観測のイントロ、Aメロ、Bメロについて取り上げました!ロックの常套句のオンパレードで、しっかりこなすと非常に基礎力アップに貢献するパートですね!
Bメロのフィルが続く部分、もちろん文中で触れているようにテンポキープは大事ですがしっかりフレージングを把握した後は楽曲の中でサビへの盛り上がりを演出している部分でもあることを意識し、感情のエッセンスも少し入れてみましょう!そういう意味では歌詞をしっかりと把握するのもドラマーにとってとても大事なことですね!
次回はこの続きサビを取り上げる予定です!それでは次回もお楽しみに!