Adoの「踊」を叩いてみよう!②

目次

Adoの「踊」を叩いてみよう!②

葦名講師
ABCミュージックスクールドラム科の葦名理樹です。
今回はAdoの「踊」のドラム演奏解説の2回目になります!

1回目のドラムはいかがでしたでしょうか?なんなくこなしてしまう方もいれば、まだ苦戦中の方もいるかもしれません。今回の解説でも新しいリズムが出てきたり、1回目の解説で出てきたリズムがまた出てきたりするので、今回のドラムと紐付けて練習してみましょう!

楽曲解説の前に大切なこと
今回のセクションでは前回までに出てきたフレーズや新しく出てくるフレーズの両方があるので、新しい知識を手に入れると同時に前回の復習も兼ねて練習してみましょう!

 

今回の動画

「INTER」bpm128【1:29~1:46まで】
[youtube https://youtu.be/EaqFxYDBp_U?start=89&w=560&h=315]

「D」bpm128【2:01~2:23まで】
[youtube https://youtu.be/EaqFxYDBp_U?start=121&w=560&h=315]

「E」bpm128【2:38~2:53まで】
[youtube https://youtu.be/EaqFxYDBp_U?start=159&w=560&h=315]

 

解説その1:(1回目)「INTER」に挑戦してみましょう!

フレーズの特徴

このセクションは「C」から叩いている裏打ちのビートを、そのまま引き継ぐような形で演奏しています!なのでここのセクションは「C」からのテンションを保ちながら演奏しましょう!

 

演奏のポイント①

[フレーズの特徴]でも解説した通り、このセクションでも裏打ちを継続して続けています。セクションは変わっていますが、テンション感やビートの音量感などは基本原曲のように機械的に進めていきましょう!

 

演奏のポイント②

9小節目にあるスネアだけの16分のフィルインですが、ここだけあえてバスドラを入れていないフィルインになっています!これは次のセクションが「B」なので、今までのセクションに比べて一気に落ち着くため、バスドラを入れてあまり音に厚みを出しすぎないようにしています!

 

ここが一番大事!

やはりこのセクションで重要なのはやはりテンション感です!
フレーズをあえて機械的に続けることによって原曲の良さを潰さずに、尚且つ生ドラムの良さをフレーズで表現できるセクションなので、ポイントそれぞれを上手く抑えて演奏しましょう!

 

演奏時の注意点

演奏時に癖でフレーズの思わぬところでアクセントなどがついてしまうとドラムが悪目立ちしてしまうので、なるべく平坦にビートを保ち、気持ちでテンション感をキープしましょう!

 

解説その2:「D」に挑戦してみましょう!

フレーズの特徴

続いて「D」セクションに挑戦してみましょう。
このセクションでは今までと違う新しいビートが出てきます!原曲のアクセントに合わせて3拍目にスネアを打つビートです。
原曲の雰囲気も感じさせながら生ドラムの重圧な雰囲気が出るとかっこいいです!

 

演奏のポイント①

スネアが今まで2,4拍目と割と頻繁に出てきていましたが、今回は3拍目とかなり数が減りました。また今までにないリズムのタイプなので、スネアのタイミングが少し掴みにくく感じるかもしれません。
もしそうなった場合には、右手のハイハットの5個目と一緒になるという風に考えて演奏してみると、タイミングが掴みやすくなるので是非試してみてください!

 

演奏のポイント②

9小節目からは16分音符のフィルインをクレッシェンドしながら叩き、11小節目は右足も8分音符で叩かなければなりません!今までで1番右足を連打しますね。

右足の連打は特に使う機会が少ないので、コツを掴むのが大変です。
ですので、バスドラのビーターのスピードを早く動かすことを意識して叩いてみましょう!そして右足は全て16分音符を叩いている右手と重なるので、その重なりを意識してみるとタイミングも掴みやすいです!

 

ここが一番大事!

このセクションでのビートは今までの2,4拍目にスネアを打つビートと違い、3拍目にスネアを打ち、少し曲の重心を重くした印象があるビートです!
原曲のこのセクションでは、今の楽曲でかなり増えているリズムトラックを存分に使った機械っぽいリズムになっているので、機械との共存をテーマに考えて演奏すると良い雰囲気になります!

 

演奏時の注意点

このビートはスネアの数がすごく少ないので、タイミングが少し早くなったり遅くなったりしやすいです。曲をしっかり聴きながらどのタイミングで叩いたら気持ちがいいかを考え、そのタイミングを常に狙って叩けるように練習しましょう!

 

解説その3:(2回目の)「INTER」に挑戦してみましょう!

 

フレーズの特徴

今回最後の解説は2回目の「INTER」です!
このセクションは同じ「INTER」でもフレーズが裏打ちではなくなっています。あえて8ビートにしてハイハットワークをより強調して攻めた印象を与えたいためです!
その点に注目しながら練習してみてください!

 

演奏のポイント①:

シンセサイザーがメインで聴こえるセクションなので、低音域のバスドラや高音域のハイハット、ビートの核となるスネアの3点を、どれだけしっかり鳴らして叩くことができるかによって、聞き応えがかなり変わってきます。ですので、シンセサイザーに負けないような鋭いビートで演奏しましょう!

 

演奏のポイント②:

8小節目だけあえてバスドラを休みにしています。これは次の「E」の時に前半が休みになっているため、その伏線のような役割を担っています!
ですので8小節目は自然とバスドラを抜いて、スッとドラムがなくなるようなイメージで叩いてみるといいですね!

 

ここが一番大事!:

「INTER」という同じセクションでありながら、ビートに少し変化を加えたのは、1回目よりもさらに盛り上がっている雰囲気を表現したかったからです!なので1回目よりも今回の「INTER」の方が盛り上がった雰囲気にすることを重要視して演奏してみてください!

 

演奏時の注意点:

正直8ビートというビートはドラムを始めた序盤に取り扱われることが多いので、もしかしたら退屈に感じるかもしれません。
しかしここでは一見簡単な8ビートを、どう演奏したら曲の雰囲気とマッチしたかっこいいビートにすることができるか、というさらに上の技術が求められるセクションでもあるので、余裕があるからこそ、さらに深いところまで考えて演奏してみてください!

 

まとめ&次回予告

葦名講師
いかがだったでしょうか?今回はINTER1,2,Dセクションをそれぞれ解説していきました!

今回はビートの種類も変わり、音楽的にさらに深みを出すことが要求される印象のあるセクションがありました。
難しくないフレーズをどうやったら曲の雰囲気に合ったかっこいいフレーズで叩けるか、というところは皆さんそれぞれの個性になると思うので、ぜひ突き詰めてみてください!

次回は「E,C,OUT」セクションをそれぞれやっていきます!いよいよ次回の解説で最後になります!お楽しみに!
ABCドラム教室の葦名理樹がお送りしました!

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