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秦基博/ひまわりの約束のドラム解説!
ABCミュージックスクールドラム科のTOSSYです!
今回は秦基博の代表曲の一つ、ドラえもんの映画でも話題になったひまわりの約束のドラム演奏について解説していきます!バラードなので基本的にはゆっくりとしたテンポでベーシックなパターンが主体の曲です。
演奏内容的には、4分の2拍子が出てきたり、最後の方の盛り上がるパートでは長めのフィルがあったりと注意すべき点がありつつも、難易度的に挑戦しやすい曲でもあるのである程度ドラムの経験がある方は是非トライしてみてください!
イントロからA`(サビ前)の譜面と動画
【ひまわり/イントロー1サビ/♩=79】
イントロはバラードのよくあるアレンジで歌とアコースティックギターのみの演奏となっています。当然ドラムの演奏自体はありませんが完全に休みと思って気を抜いてしまうと1Aの入りを失敗してしまいます。「いい歌だなー♫」と思って聞き惚れすぎてしまわないよう、歌やギターがどんなテンポで行こうとしているのか、注意深く緊張感をもってテンポを読み取りましょう!
実際のパターンを叩いているイメージをすると綺麗に入ることができます!
演奏のポイント①
1B(ドラムイン)はクローズドリムショット!
出だしは先程触れたように、しっかりとギター/ボーカルからテンポを汲み取って雰囲気を壊さない様ソフトに、ただししっかりと入りましょう。ある意味思い切りの良さが必要です!
フレーズ自体は非常にシンプルですが、これもよくバラードでよく使われるクローズドリムショットでの演奏です。曲の雰囲気に飲まれすぎるて気後れしてモタりの原因になってしまうので一度テンポが決まればしっかりとテンポをリードするつもりで叩きましょう!こういったスローテンポではメトロノーム練習は必須です!
クローズドリムショットはいずれこのブログでも掘り下げようと思っていますが手でスティックの真ん中あたりを持ち、スネアに押し付けるようにして”カッ”と短い音を出すテクニックです。バラードやボサノバなどでもよく使われます。今回もサビまでの落ち着いた感じの曲調にマッチしたアプローチですね!
リムショットは数ミリ位置がズレるだけで音が変わってしまいますリムショットで良い音がするポジションを事前に把握しておき、しっかり同じ音をキープしましょう!
演奏のポイント②
変拍子(2/4拍子)が挟まる!
Bメロの最後、サビへの一瞬のブレイクは変拍子が出てきます。変拍子といっても2/4は偶数なのでそれほど違和感はないですがそれだけに注意を払っていないと拍を見失ってしまう原因になります。
「♪二人ならたからものになる〜」までは「1,2,3,4」と普通にカウントして、その次は「1,2」のみカウントすると直後にサビが来ることになります。
この「1,2」をはっきりカウント出来るようにすることがこのポイントを乗り切るこつですね!わからない場合は一度スティックをおいて、手拍子で聴きながらカウントするなど慣れるための工夫をしてみましょう!
演奏ポイント③
サビはベーシックな8ビート!
サビのフレーズ、左手はBのリムショットからスネアのヒットに変わります。変拍子ブレイクの間に持ち替えてしまいましょう!パターン自体は典型的な8ビートの一種ですが、テンポが非常に遅いことに加え、ゴーストノートが頻繁に出てきます。
ゴーストノートの扱いを雑にして演奏すると、必ずといっていいほどハシってしまいます。装飾的な音符とはいえカッチリハマるように叩きましょう!
まとめ
今回はひまわりの約束のイントロ〜1サビまでを解説しました。譜面づらは非常にシンプルですが、高い緊張感の中すんなりと入っていくドラムインなどは譜面には表せない難しさがあります。機会があれば一緒に演奏してくれる人を見つけてトライするととても良い練習になるでしょう!!
次回は引き続きひまわりの約束の間奏1〜2Bを解説する予定です!お楽しみに!