誰しもが固有の“声”を持っているということ~Nuno Bettencourtの言葉~

誰しもが固有の“声”を持っているということ~Nuno Bettencourtの言葉~

星野講師
こんにちは!ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀です。

今回のテーマは「誰しもが固有の“声”を持っているということ~Nuno Bettencourtの言葉~」

HR/HM系バンドExtremeのギタリストであり、「ファンク・メタル」と呼ばれる“踊れるリズム”にヘヴィメタルギターフレーズを絡めたプレイスタイルが持ち味のNuno Bettencourt。

追従を許さないそのギターセンス、また音楽そしてギターに対する深い愛情のあるギタリストにとっての“成功”とは?

∼Nuno Bettencourtの言葉∼を日頃発信している彼ですが、彼主催のキャンプ型ギターワークショップ「Six String Sanctuary」が2026年1月16日∼20日の間ラスベガスで開催されました。

そのDay1の様子の切り抜き動画をSNS上で見つけたのですが、Nunoが「ギターのトーン」について素晴らしいスピーチをされているのを見つけて、筆者はいてもたってもいられず和訳をまとめていた次第です。

Day 1 of @nunobettencourtofficial’s Six String Sanctuary! What an inspirational weekend with so many amazing musicians! 🙌

今回の記事は豆知識的な内容ではありませんが、トップミュージシャンの生の声をモチベーションにしてギターに取り組むきっかけにしていただければ幸いです。

それでは早速行ってみましょう!

原文

As you’re at this camp and maybe you’re coming up here thinking about, ”Man, I got, you know, Bettencourt here. I got all these guys that I will be bringing up.” You know, in the hopes of maybe learning something or even being like them or playing like them. Just know this, before you go there is that I spent many, many hours, years, weeks, my life, thinking like “ I’m gonna fucking sound like Eddie Van Halen one day. I’m gonna sound like Page one day. I’m gonna fucking be like, you know, George Lynch, Warren Demartini. The tone, fucking Brian May, all this stuff. And chasing that, chasing that sound, that tone.” Until that one moment where you finally, your dream comes true and it kind of turns into a nightmare. Meaning what? Meaning you’re at Eddie Van Halen’s rehearsal. You’re at a Van Halen rehearsal. You don’t know you’re gonna be there. A friend of mine, Dweezil Zappa says ”I’m just gonna pick up a guitar.” The door’s open. We go in and it’s fucking Van Halen rehearsing. So the first thing I thought was like, “Oh my god, there it is, right in front of me.” They were playing. And Eddie’s rig was right in front of me and I said, ”Oh my god, there it is.” What I would give to play that rig and finally sound like Edward Van Halen. Because no excuses right? The guitar, the cable, the amps, the DNA on strings, the sweat. It’s all there, so I’m finally gonna sound like him. And finally I’m holding the fucking guitar and I’m playing in front of Edward and I start and I hit that first chord and I was like, “Oh my God, it sounds just like me.” It was one of the most disappointing moments of my life that no matter. I’m talking the guitar they take everything. I had it all. And that’s when I realized that every single one of you in this fucking room, no matter who your idols are, no matter who the fuck is up here playing, none of us will ever sound like you. You have a fucking power in your fingertips, in your skin, in your DNA. Where you hold a pick, the nuance. Where you hit it on the string. Everything. Yes, amp matters. Yes, cables matter to translate that to the world。All of you, don’t ever think or believe that it’s out of reach. Because yes, you will never exactly sound like any of us. But you have that special power that you have an individual touch and feel. So you better know that, that you have a superpower. Don’t fucking forget that. Yeah? Cool?

和訳

このギターキャンプの参加してくれいている方たちのなかにはきっといるだろう。

「目の前にNuno Bettencourt,他超有名ギタリスト/ミュージシャンがいるなんて夢みたいだ!」と思ってくれている人たちがね。

中でも何か一つでも学ぼう、なりきってみようとか同じ音を出してみたい、と思う人たちもいるだろう。

そんな人たちに一つだけ伝えておきたいことがある。

僕自身何時間も何年も、何週間も人生さえも賭けて「いつかエディ・ヴァン・ヘイレンの音を出すんだ!(ジミー)ペイジの音を出すんだ!
ジョージ・リンチやウォーレン・デ・マルティーニのようにプレイするんだ!ブライアン・メイのあの音をだすんだ!」って努力してきた。

そしてある日夢が叶う日が来るのだがそれが悪夢のような体験となるんだ。

どういうことかって?

ある日たまたまエディ・ヴァン・ヘイレンのリハーサルに自分がいるんだ。ヴァン・ヘイレンのリハーサルだよ?

友人のドゥイージル・ザッパが「僕はこのギターもってこ」なんて言いながらドアを開けるとヴァン・ヘイレンがリハーサルしてるんだ。

最初に思ったことは「マジで目の前でヴァン・ヘイレンがリハーサルしてる、、、」だった。

そしてエディの機材そのものが完璧にセットされていたんだ。

その機材を通せばやっと長年夢だったエディ・ヴァン・ヘイレンの音を出せるんだと心が躍ったよ。

だってそうだよね?言い訳なしに同じ音が出るはずだよね?

ギター、ケーブル、アンプ、弦とかについた汗とかDNA全部がそのままなんだから。絶対同じ音が出ると確信していたんだ。

ギターを構えて、エドワードの前で一発コードを弾いたんだが「まじか、、自分の音じゃないか、、」とひどく落胆したんだ。

人生で最も落ち込んだ瞬間だった。
あの瞬間持っていたのは間違いなく憧れた機材と同一だったはずなのに。

そこで気付いたんだ、このキャンプで誰がギターを弾こうが、君たちの好きなギタリストが誰であろうと、この部屋にいる一人ひとりしか出せない音があるんだ。

それぞれの指に、肌に、DNAにパワーがあるんだ。
ピックを持つ位置、ニュアンス。弦のどこをヒットするか。すべてだ。

アンプも大事だ、ケーブルも大事だ、自分の音を世界に伝達するためのものだから。

ここにいる全員、自分が凄い音を出せないなんて絶対思うなよ。

確かに、他の人と同じ音は絶対出せない。
でも自分のタッチとフィールだけが奏でることのできるスペシャルパワーがあるんだ。

スーパーパワーを持ってるってことを知っておけよ。忘れるなよ。
いいか?わかったか?

まとめ

星野講師
「誰しもが固有の“声”を持っているということ~Nuno Bettencourtの言葉~」まとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

世界的なスーパーギタリストの言葉はやはり重みがありますね。

こういった“導き”のある言葉には「安心してそのままギターを弾いていけばいいんだ」と思わせてくれる強さがあります!

皆さん肩の力はぬいて、ギターを楽しんでいきましょう!

ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。

また次回お会いしましょう!

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