古い/劣化した弦を使い続けるときに知っておきたいこと

今回のテーマも「弦」について。
弦と言っても今回は交換する/しないと言った内容から少し離れて「古い/劣化した弦を使い続けるときに知っておきたいこと」を解説していきたいと思います!
お察しの通り“古い”、“劣化した”という時点でそのような弦を使うことに良い影響はあまりありませんが、おそらく初心者の方々が知りたいのは「なぜ悪いのか?」ということなのではないでしょうか?
突如ギターが壊れるとか、古い弦を張って弾くとネックが曲がるといった致命的なことではないのですが、小さい影響が出てくるのも事実。
筆者もギターを初めて手に取ったのが18年前ですが、その時知っておきたかったことも含めお話ししていきますので少々お付き合いください。
それでは早速行ってみましょう!
感触が悪くなる=弾きにくくなる→悪いプレイ

手の汗や脂が弦につけば当然弦の腐敗が起きやすくなります。
その腐敗や汚れによる手触りの悪さはプレイにも悪影響を及ぼします!
錆びついた弦、ただでさえ手触りが悪いですよね?
その弦でスライドやチョーキング、弦が柔軟性を失っていて余計にやりづらく感じる方が多いと思います!
またそう言ったプレイにおいて特に比較的皮の薄い薬指や小指に痛みさえ感じる場合もあり、いいプレイに近づくとは考えにくいですね。
そして弦が錆や汚れで物理的に劣化し、柔軟性を失っているという事は弦の寿命、要するに弦が切れやすい状態になっている可能性も高いです!
音が悪くなる

弦が錆び、汚れれば当然弦自体の響きにも影響が出ます!
倍音は減り、振動にも少なからず影響が出ます。長年ギターを弾いているとそう言った違い、違和感にも気づくようになります。
アンプを通さずにジャラッと弾いても今まであったような煌びやかな音が鳴らなくなる、というのが1番わかりやすいと思います。
本来出ていたトーンが少しずつ出なくなっている、というのは「音が悪くなっている」と捉えても問題ないと思います!
またチューニングもそうです!
チューニングが安定しなくなりますしビビリや共振の原因になることもあります。
筆者も一度経験がありますがいつからか発生したビビリが弦を新しいのに変えたら治ったことがありました!
その際ナットも掃除、ネックの状態も点検しましたが効果はなく、おそらく弦に付着した汚れが原因だったんじゃないかと思っています。
フレットの減りや指板面へのダメージ

最後に挙げるのが「フレットの減りや木部へのダメージ」。
ギターは通常使用していてもやがてフレットは摩耗し交換するような作りになっています。
※摩耗が極端に少ないステンレスフレットもありますがそれはまた今度触れようと思います。
しかし錆びた弦でチョーキングやヴィブラートを多用すれば摩耗が早く進みます!
また指板面へのダメージも否めません!
フレットは交換や研磨できても、指板のダメージはショックが大きいのではないでしょうか?
大事な大事なカスタムショップのレスポールカスタムだったら尚更!
一応指板交換もできますが…考えたくもないですね!(笑)
まとめ

当然のようにデメリットばかりの内容になりましたが、なぜギターをたまには手入れをした方がいいのかイメージできたと思います!
特に最後に挙げたギター各部へのダメージ増加については、ギターを始めた頃の筆者は見逃していたのを覚えています。
今回はギター初中級者に送る転ばぬ先の杖的な内容だったと思います!
以上の内容をまとめると…
1.感触が悪くなる→弾きにくくなる
錆びた弦でスライドやチョーキングは感触が悪い=弾きにくい→悪いプレイ
弦の劣化=弦が切れやすい状態
2.音が悪くなる
劣化によって響き/倍音、振動に悪影響。
チューニングも安定しづらく、弦トラブル発生可能性増加。
3.フレットの減りや指板面へのダメージ
錆びた弦はわざわざ荒い金属でフレットを削っているようなもの!
ご注意を!
ABCミュージックスクールギター科講師の星野尚紀がお送りしました。
また次回お会いしましょう!







