ABCミュージックスクールドラム科講師のTOSSYです!
基礎練習!!
もしかしたらこの言葉を聞いただけでちょっと抵抗感のある方もいるかもしれません💦
しかし今回取り上げる基礎練、これは
✔︎手足のコンビネーション
✔︎トランジション(曲、パターンやフィルが変化するつなぎ部分)
など、ドラマーが悩みやすい課題にボディーブローのようにじわじわ効いてくる最高にオススメの練習なのです!
初心者の方には是非!ドラムを長くやってる方は、同じような練習をしたことがあるかもしれませんが今一度復習に、ご一読ください!
目次
チェンジアップでリズムの土台を叩き直そう!
今回取り上げるチェンジアップ、チェンジは変える アップは上げる ですね、では一体何を“変えて上げる”のか、、、、、
それはズバリ、リズムの土台である、
・4分音符
・8分音符
・3連譜
・16分音符
です!これを同じテンポの中でチェンジ(変えて)アップ(上げる)する練習ですね!
ポップやロックで出てくる音符は、もちろんテンポの違いはありますが、ほぼこの四種類の音符で構成されています、この音符たちを行ったり来たりして慣れていくことでリズムの土台を叩き直し、新しい曲やパターンをマスターする時にぶれないリズムを作ることができるのです⭐️
この練習は絶対にメトロノームと一緒にやってください!約束!!
音符を把握しよう
スネアドラム、または練習台を用意しましょう!そしてまずはメトロノームを4分音符で鳴らしてみましょう、初心者なら♩=90ぐらいがいいでしょう。
すべてオルタネイト(左右交互)でいきましょう!
②8分音符 これの倍の速さの8分音符です
③3連符 さらにメトロノーム一回につき3回均等に叩くのが3連符
④16分音符 最後の16分は8分のさらに倍です!
・整理すると
メトロノーム1回に対し1回叩くのが4分音符、2回が8分音符、3回が3連符、4回が16分音符です!
まずはこれらの音符をそれぞれメトロノームに合わせてそれぞれ個別に叩けるようになりましょう⭐️
これを練習する時の注意点が
スネアまたは練習台の真ん中を狙いハッキリクッキリ叩きましょう、そうすることで失敗した時も、うまくいった時もよく分かるし、音も良くなりますね!!
✔︎ズレずに叩く
4分をしっかり感じて遅れたり先に行ったりしないように!
✔︎3連符は拍のアタマを叩くタイミングが左右交互!
3連符は奇数なのでそれ以外の音符と違い、4分のアタマ(メトロノームが鳴る位置)を叩くタイミングが左右交互です、少し難しいですがより体で深く覚えるために4分音符(メトロノームが鳴る位置)の位置にアクセント(少し強く叩く)をつけましょう!
チェンジアップ実践!!
すべての音符を把握できたでしょうか!?そしたらついにチェンジアップしていきましょう!!
4分音符からスタートして、4小節ずつ順番に叩いてみてください、
4分→8分→3連→16分
16分音符まで行ったら今度は逆に
16分→3連→8分→4分
と帰ってきてください!
これでチェンジアップの完成です!
ポイントは
とにかく慣れることが大事なこの練習!キツくなるまでループしまくりましょう!
✔︎苦手な音符で立ち止まってみる
練習のセットとしては4小節単位としていますが、綺麗に叩けてないし、納得いかんなと思ったら、時には4小節にこだわらず、納得いくまでその音符を追求しましょう!
✔︎すべてをキッチリ叩き分ける
特に細かい3連譜、16分あたりになるとぬるっと変わってしまいがちになります、チェンジアップするタイミングでカッチリ移行しましょう!
✔︎3連譜は個別練習がカギ
何と言ってもチェンジアップで難しいのは3連符にいく時とそこから抜け出す時ですね、、、
とにかく3連譜は個別に練習して徹底的に慣れることがポイントだと思います!!
バスドラムを入れる!
このチェンジアップの練習になれたら4分音符をバスドラムで叩いてみましょう!そうすることによって常に4分を体感し、より安定したリズム感の強化につながる上にバスドラムの練習にもなります!!
この時のポイントは
当然バスドラムもハッキリクッキリ叩きましょう!どんな時もハッキリクッキリ!
✔︎同時を意識!
当然ながら、すべての音符の頭にバスドラムが全く同じタイミングで入ってくるはずです、ここでスネアや練習台と完全にブレンドした音が出るように完全同時発音を目指しましょう!
左足ハイハットも余裕があればいれよう
ここまできたら大したもんですね、さらにもう一個付け足すなら左足も是非鍛えてあげましょう!
ハイハットは2、4拍目を踏みますウラのノリを足で感じることによって、さらにリズム感を強固にします!
ポイントは
しつこいですねwでも重要なことです、ハイハットを踏む時は確実に他の2音(スネアドラムとバスドラム)も鳴っています、これに負けないようハッキリ発音してください!
✔︎体のバランスを崩さない
両足を上げ、さらに手も動いている中バランスを崩すとリズムに悪影響が出てしまいます、それぞれ独立した動きを心がけ、体のバランスが崩れないように!!
まとめーほとんどはこの四兄弟の組み合わせ
今回は基礎練のチェンジアップを取り上げました!1小節間に目まぐるしくこの四種類の音符が組み合わさるということは、実はフィルなどではめちゃくちゃよくあるシチュエーションなのです!こいつら四兄弟をマスターしてしまえば、いろんな場面がすごく楽になるのです⭐️
今回の方法に慣れてきたら
・テンポの速い遅い
・小節数の増減
・個別練習
など、どんどん工夫してやってみてください、確実にあなたのドラミングにいい影響を与えるはずです!!
それではまた次回お会いしましょう!
楽しみにしていてください⭐️