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「私以外私じゃないの」をドラムで叩いてみよう!〜INTER(間奏)編〜
ABCミュージックスクールドラム科のTOSSYです。
今回は前回に引き続き、ゲスの極み乙女。の「私以外私じゃないの」のドラム演奏を解説!今回はINTER(間奏)編について解説して行きます!
今回の動画
【私以外♩=90 1:35ー2:00】
【私以外♩=110 3:59ー4:19】
【私以外♩=136 1:07ー1:23】
ギターとユニゾンのフィル、モタモタが命取り!
フレーズの特徴
インターは、構成的にはイントロのBand in(ドラムを演奏し始める所)からの流れとほとんど変わらないのですが、内容では2点大きく変わる場所があります!
①3小節目のスリップビート(スネアのバックビートをずらす手法)
②7,8小節目の2小節に渡るギターのラインをなぞるかのようなユニゾンのフィル
アレンジ的にはこのポイントがある事でイントロと差別化され、次の展開に彩を添えている、という面白いアプローチですね!いずれもうまく決まると曲自体が引き締まるので、少しややこしいですが楽しいんでトライしましょう!
演奏のコツ①〈スリップビート〉そつなくこなそう!
前回取り上げた「星野源の恋」のブリッジでも出てきたスリップビートですね!
かなり手数が多いフレーズの中に出て来るので難しく感じますが、スリップが起こるポイントのフレージングはシンプルなので、ここだけ抜き出してゆっくり練習するといういつものルーティンをこなせば乗り切れます!
スリップビートは3小節目の後半だけで、4小節目のド頭からオモテ拍のバスドラが入っています、ここも流れてしまいがちなのですぐに通常のビートに復帰することを頭に入れて出遅れ無いようにしましょう!
テンポが早く手数が多いこういったタイプのフレーズではスリップビートに行って戻って来る前後で少しでもモタつくと非常に目立ちます💦軽々とこなせるように何度も繰り返し練習しましょう!!
演奏のコツ②〈フィル〉細かい音符はアクセントを中心にダイナミクスを調整するとレベルUP!!
ギターが細かい音符で演奏しているフレーズに打楽器であるドラムがユニゾンで合わせるので、ドラムもメロディックに行きましょう!ここでの“メロディック”はピッチではなくアクセントやダイナミクスを効果的に使って抑揚をつけるという事です!演奏してみるとわかりますが、演奏にメリハリがないと非常に野暮ったく重い演奏になってしまいます!
アクセントポイント
✔︎抜けの悪いタムはアクセント気味に叩く!
✔︎4小節目頭のハイハットは切れ味重視でインパクトを残す!
この2ヶ所を中心に音量のバランスを組み立てると流れがグッと良くなります、試してみましょう!
以下フィルインを5つのテンポで叩いた動画も参考にして下さい!
【bpm ♩=50,70,90,110,136】
今回はここまで!次回は2メロ(2周目)編の解説をお送りします。がんばっていきましょう〜!
ABCミュージックスクールドラム科講師のTOSSYがお送りしました!