目次
YOASOBIの「夜に駆ける」簡単バージョンを叩いてみよう! Part1
前回のイントロ〜Aセクションはいかがでしたでしょうか?シンプルではあるもののフィルインやリズムの変化などとても濃い内容でお届けしました!
今回はその続き、B〜Cセクションをやっていきましょう!
楽曲解説の前に大切なこと
今回のB〜Cセクションでは歌のメインであるサビの直前からにになるので「歌心」というのがとても重要になってきます!曲を盛り上げていこうという気持ちのことです。
前回まででやってきたリズムやフィルインの感覚をフル活用して曲を盛り上げていきましょう!
今回の動画
Bセクション:BPM130 【1:03~1:18まで】
Cセクション:BPM130 【1:18~1:46まで】
解説その1:Bセクションのドラムに挑戦!
フレーズの特徴
Bセクションではリズム、フィルイン共にAセクションで叩いたものとほとんど一緒です。
前半4小節(Bセクション上段)は今まで叩いた8ビートの左手を抜いている、ただそれだけです!後半4小節(Bセクション下段)でその左手が戻ってくる、という点に注意しておけば叩くことができます!大事なのは気持ちです!
演奏のポイント①
既に解説している通り、リズムはAセクションとほぼ変わりません。変わっているのは前半4小節の左手が入っていない、という点だけです。
この左手はフィルインをきっかけに戻ってくるので、そこだけ油断しないでおきましょう!
演奏のポイント②
フィルインが今までよりもシンプルになりました。
Aセクションまでのフィルインは「焼きそば あのね」という2種類のリズムで作られていましたが、Bセクションは「焼きそば 焼きそば」と16部音符のフィルイン1種類を連続して叩くフレーズになり、よりシンプルになりました!
ここでは2回続く「焼きそば」を同じタイミング(正しいタイミング)で叩けるように気をつけて叩いてみましょう!
ここが一番大事!:
BセクションはCセクション(サビ)に繋ぐための大事な役割を持つセクションです。
そのため後半4小節は特に、Cセクションに向かって盛り上げていきましょう!
演奏時の注意点:
既にポイントとして押さえている通り、BセクションからCセクションにかけては段々と盛り上げないと、Cセクションに入った時の壮大なイメージが聴いている人に伝わりません。
なのでここではフレーズを叩けるようになることと同時に、Cセクションへのバトンを渡せるような演奏を心がけましょう!
解説その2:Cセクションに挑戦!
フレーズの特徴
ついにCセクション(サビ)まできましたね!
ここは音楽的に、1番の聴かせ所です。特にこの曲のCセクションのメロディーは、とても多くの人が知っている箇所でもあります。
リズム、フィルインはAセクションとまるで変わりません。ですがAセクションとCセクションでは盛り上がり方がまるで違います。
ここでは今までよりもドラムをしっかり叩いて鳴らしましょう!
演奏のポイント①
リズムはA,Bセクションでやってきたものを全力で発揮するだけです!
なので叩くことはあまり難しく考えなくて大丈夫です。ここではメロディーの説得力を後押しするようなイメージで叩いてみてください!
演奏のポイント②
フィルインの内容も、リズム同様今までやってきたものです。
Cセクションは同じメロディーを大きく分けて2回歌っています(8小節を2回)。2回目に変わるタイミング、Cセクションが終わるタイミングの2箇所でフィルインがあるので、ここはそれぞれの役割を理解して叩いてみましょう!
(例:メロディーが2回目に入る前なら2回目をより盛り上げるためにBセクションの時のような気持ちでやってみる、など)
ここが一番大事!:
Cセクションでは、自分のドラムで曲を盛り上げていく気持ちを強く持って演奏しましょう!叩く内容が同じであってもそのセクションごとに役割があり、Cセクション(サビ)では特にそれらを考える必要があると思います。
聴き手が楽しめるような楽曲に操作するのはドラムの重要な役割であり、最も楽しいポイントでもあります!
演奏時の注意点:
Aセクションとフレーズが全体的に類似していることから一見簡単そうに見え、あまり考えずに出来てしまうようになるかもしれません。しかしそうではなく、どうしたら今よりも曲が良くなるか、ドラムが良くなるかを考えながら常に挑戦していきましょう!
まとめ&次回予告
今回の回で解説した内容はこのセクションたちに関わらず、どんな場面でも言えることです。
パソコンなどで音楽が作られているのが増える中、あえてドラムというアナログな楽器で演奏する是非、どうしたらそのアナログの良さが際立つのか、などを常に考え、よりよくしていけるような挑戦をし続けていきましょう!
次回はINTERセクションから2番をやっていきます!
2番もまたフレーズが繰り返されているようなものが多いので、気持ちの面で1番2番を差別化していくかを考えながら一緒に挑戦していきましょう!お楽しみに!
ABCドラム教室の葦名理樹がお送りしました!