こんにちは!ABCミュージックスクールのTOSSYです!
今回は前回の〈ドラマーのための曲攻略の手順 その1〉で取り上げた内容をもうちょっと詳しく解説して、より曲を効率的&完璧にマスターする方法を考えてみたいと思います⭐️
2回目の今回は一番ミスが起こりやすくなおかつ曲の完成度を大きく左右する
トランジション
にフォーカスしてみたいと思います!!
一体どういうポイントをおさえればこの難題をクオリティ高くクリアできるのか!?考えてみたいと思います⭐️
目次
トランジションで決まる!ドラマーのレベル
トランジションというのは前回でも少しのべた通り[曲の局面が変わるところ]という意味です。フィルやブレイクが入ることも多く、前後でやっていることが変わるため非常に事故が起こりやすく、テンポキープも難しくなったりします。
曲中におけるトランジションのポイントは大きく分けて
✔︎セクションの変わり目(フィルを含む)
✔︎曲の終わり
などがあります。
こういうトランジションのポイントをどれだけカッコよくスムーズにこなすかは、ドラミングだけの問題だけではなく、他のプレイヤーの演奏のしやすさやバンド全体のクオリティを左右することになります。
曲がうまく演奏できない時、大抵の原因はトランジションにあります。ありがちなのは、一曲通しての練習を何度も行うこと。不正解ではありませんが、時間効率を考えるとあまり効果的な練習方法ではないですね!
不完全な状態で通し練習をやる前に今一度曲中のトランジションがあるポイントに集中し、そこを完璧にすることが非常に重要なのです!!
曲の出だしはイメージが大事!
曲の出だしは一番大きいトランジションといっても言い過ぎではありません!なにせ全く何もやっていないところから曲が始まるという大きな変化が起こります。ここは曲の始まり方を完璧にイメージすることが大切です!具体的には
✔︎テンポ
✔︎テンション感
✔︎メロディー
✔︎オケの演奏
この辺のポイントを完璧にイメージして、躊躇なくスタートを切りましょう。
ドラマーが不安を持っていると、その不安は確実にバンドに伝染します。カウントがドラマー発信の時も、はっきりと安定したカウントを自信を持って出しましょう!!
また曲の最後の終わり方もどう終わるのかはっきりと把握しておきましょう⭐️
セクションの変わり目は繰り返し練習を!
次にセクションの変わり目ですが、これが非常に難しいのです(~_~;)
Bメロからサビにいく流れの変わり目
を例にとると、ただでさえBメロとサビはパターンが違うことが多い上、フィルが入ってきたり、時にはブレイクがあったり盛り上げてくれと言われたり、、、
とにかくそれまで鼻歌交じりに何も考えず気持ちよくパターンを叩いているところからいきなり脳みそをいろんなところに使わなければいけません。これがトランジションを集中して練習するべき最大の理由なのです!
ではどうすればこの厄介なトランジションをクリアできるか、、、それは反復練習しかありません!
考えてみてください。その前に鼻歌まじりに叩いていたフレーズ、昔はできなかったはずなのです。その時必ず体が覚えるまで反復練習をやっているはずなのです!
トランジションも全く同じことが言えますね。ゆっくりなテンポから反復練習して、鼻歌交じりにできるぐらい自分のものにする!これが唯一の解決策なのです🌟
曲の展開をイメージしたり、テンポのハシりモタりに気をつけつつ
フィル
↓
フィルの少し前からフィルが終わるまで
↓
フィルからフィルの少し後まで
↓
フィルの少し前からフィルの少し後まで
↓
Bメロからサビ終わりまで
などの様に少しずつ刻んで確実にモノにしていきましょう。反復練習は回数がものを言います。できるだけできていないところをピンポイントで抜き出して、回数を稼ぎましょう!!
まとめ
以上の様な方法で曲中に出てくるトランジションを完璧にしたら、そこから曲の通し練習に入りましょう!
この練習方法は、僕がバンドを組んでた時リハスタでバンド単位でもやっていました。グルーブが綺麗に揃っていても、トランジションのポイントでバラバラになっちゃったら、バンド感が無くなってすごくダサいですよね!バンドでもトランジションは難しいポイント!キッチリ詰めときましょう👍
ということで1人で曲練習をするとき、バンドでライブへ向けて詰めている時、どちらにもすごくオススメの練習方法でした!!ぜひ試してみてください⭐️
最後まで読んで頂きありがとうございました!また次回お会いしましょう!!
トッシー