ABCミュージックスクールドラム科講師のTOSSYです!
今日の話題は
エイトビートの強化!!
過去に解説したスタートドラマー向け8ビートよりも突っ込んだ内容でお送りしていきます。
ロックやポップスでは一番基本となるビートだからこそ、奥が深く、いろんな悩みが出てくると思います。いろんな側面からエイトビートをより強化し、悩みを解決していく、そんなシリーズ第1回目は
オープンリムショット
というものについて触れてみたいと思います!!
音量、音色、音抜けなどにお悩みの皆さんに是非見ていただきたい一本です!
目次
オープンリムショットでドラム上達!
エレキなやつらに対抗しよう!
ロックバンドをやっていると他の楽器のやつらずるいな、、、と思うことがありませんか?実は僕は最初の頃よくありましたw
みんな
✔︎音源はもっとパワフル
とか言うんですよね😭そこで思うわけですよ。
「そらお前らはそこのチイちゃいつまみちょっといじくったら自由に音量帰変えれるか知らんけど、こっちは生楽器やねんぞ」と、、、、(笑)
特にバンド全体、勢いで攻めてる時なんかは音量がでかくて、スタジオで唯一生楽器で対抗しているドラマーにっとっては苦戦する場面もあると思います!そんな時力になってくれるのが、オープンリムショットなんですね!
これは、リムと打面を同時に叩くことによって、スネアの高音部のボリュームを引き出すショットなんですが、これができると、ものすごく抜けが良く(音が通るように)なります!
また、音圧が稼げるだけでなく、エイトビートのリズムのコアである2、4拍目を強化することによって、圧倒的にリズムに説得力を持たせることもできるので是非習得しましょう!
セッティングが重要!
オープンリムショットを安定して叩くために、一番重要なのはセッティングです!
今までオープンリムショットをやってこなかった人は特に、スネアを低くセッティングしている場合があると思います、具体的には、スネアの打面が座った時の太ももより低くセッティングされていると構造上絶対に叩けません!
✔︎打面の高さ
✔︎打面の角度
納得いくまで何度も微調整してみましょう。そしてそれを覚えて毎回同じところにセッティングする。これが重要です!このショットはミリ単位でズレてもちゃんと鳴ってくれないので、セッティングは非常に重要な要素なのです!
自由落下!
通常のストロークと共通することですが、特にオープンリムショットを安定して叩こうと思うとスティックを握りしめるのは厳禁です!
ある程度リラックスしてスティックを握り、振り上げた位置から自由落下で落とすようなイメージで叩き切る、これがとても大事です!
もちろんスティックの先端は打面の中心を狙いましょう!!そうすると最初は慣れなくてもパアンと耳をつくような抜けた音が出る時がくると思います!その感覚をつかんで全く同じように叩くと次第に安定してきます⭐️
力のかかり過ぎていないスティックの柔軟な動きからこの音が生まれてくるわけです!
最高にいい音が出るポイントはスネアやチューニングによって微妙に変わってきますので、ちょっとずつ位置をずらして、いろいろ試すのも大事なポイントですね⭐️
表現力につながるオープンリムショット
もう一つみなさんに知っておいて頂きたいのがオープンリムショット習得のメリットが音ヌケだけではないということです!
⭐️例えば、「リムを浅くかける」などと言いますが、よりリム側を叩くことによって高音成分を足すことができます、そうするとティンバレス見たいな音や、よりヒステリックな音も出すことができます!
⭐️また強く(フォルテで)叩くときより難易度は上がりますが、オープンリムショットを弱く(ピアノで)叩いても、これまた上品で気持ち良い音が出せるんですね!
一つのスネアでこれだけの音を表現できるのかと感動すら覚えます💦
是非通常のオープンリムショットに慣れたら試してみてください!!!
まとめーエイトビートを響かせる!
エイトビート強化、第1回目の今日は、オープンリムショットについて触れてみました!
今回取り上げたオープンリムショット。一度その抜け感を習得すると、バンド全体の雰囲気も変わるしスタジオはもちろんライブハウスでも効果は絶大です!
エレキ系の楽器に生楽器で対抗するにはいろいろな工夫が必要で、一つの打開策が、このオープンリムショットだと思います!もちろん場面による使い分けは必要ですが、是非武器の一つとして習得にチャレンジしてみてください!
今回はドラマーがんばれ🔥という愛を込めてお届けしました!
それでは次回をお楽しみに!!!!!!