[ドラムレッスン]フジファブリックの赤黄色の金木犀に挑戦しよう!①~イントロ〜2A解説~

目次

フジファブリック/赤黄色の金木犀のドラム解説!

ABCミュージックスクールドラム科のTOSSYです!

久しぶりの楽曲解説シリーズ、今回はフジファブリック、〝赤黄色の金木犀〟のドラム演奏について解説していきます!途中でテンポが変わる、ロックでは珍しいタイプの楽曲です。また、前半はシンプルですが、後半非常に手数が多くなるというコントラストも面白く挑戦しがいのある楽曲です!

イントロから2Aの譜面と動画


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イントロは穏やかな曲調で、楽曲後半の激しさとのコントラストという意味でもあえて非常にシンプルなアレンジとなっています。ドラムの演奏も途中で要所に入るクラッシュシンバルや最後のフィル以外はシンプルな2小節フレーズの繰り返しです。ただしシンプル=簡単というわけではありません!こういったスペースの大きいフレーズを繰り返しヨレずにコンスタンとに演奏し続けることには、とても集中力が入ります。フレーズを完全に自分のものにするように心がけて練習しましょう🔥

演奏のポイント①
イントロからサビ前まで続く2小節フレーズを攻略しよう!

「もーしもー」から始まる曲の冒頭から1分以上に渡って演奏し続ける2小節フレーズなのでしっかり体に入れましょう!

フレーズ自体は非常にシンプルですが、フラム(装飾音符)のタイミングが曖昧だとヨレにつながります。フラム(装飾音符)はあくまでメインの音符のタイミングを変えずにその“直前”、音が重なってしまうちょっと手前ぐらいに小さく叩きます。原曲や演奏動画を参考に練習してみてください!

また2小節フレーズの1、2小節をまたぐ形でバスドラムのダブルが入っています。非常にハシりやすいポイント、ヒヤリハットポイントなのでゆっくりからメトロノームで確実に練習して綺麗に決めれるようにしましょう!

全体的に穏やかな場面なので音量が出過ぎないように楽曲の雰囲気に合わせて叩きましょう!

演奏のポイント②
繰り返されるフレーズの中の変化もしっかり拾おう!

1サビ直前までは同じ2小節フレーズが繰り返されますが、歌があるパート、ないパートの切り替わるタイミングで細やかなフィルやクラッシュシンバルが入るといった小さな変化も見逃さないようにしましょう!24、32小節目にはフロアを絡めたフィルが、それぞれの直後にはクラッシュシンバルがそれぞれ入ります。楽曲の流れや雰囲気に合うようにあまり大振りしないように気をつけましょう。フロアの2発は両方右手で演奏しましょう、安定したプレイにするためにもフィルの手順ははっきり決めておきましょう!

演奏ポイント③
サビへのフィル!

このフィルの非常に特殊な特徴はテンポが上がるということです。通常ロックやポップスなどの楽曲においてテンポを意図的に変化させるアレンジは大変珍しいです。「歩くスピードを上げた」という歌詞とともに楽曲自体のテンポも微妙に上がるというおしゃれなアレンジになっています。はっきりとこのテンポまで上げるという練習は非常に難しいのでなんとなく上げるという方法で練習するのが一般的かと思います、何度もバンドのメンバーと練習して気持ちを一つにして乗り切りましょう!!

またこのあとの楽曲のテンポはフィルで上げたテンポそのままで行きます、サビで落ち着いてしまわないようにしっかりとテンポキープしましょう!

まとめ

今回は赤黄色の金木犀のイントロ〜2Aを解説しました。一見シンプルに見えますが、スペーシーなフレーズのキープ、テンポの上がるフィルなどやりごたえのある局面がいっぱいです!是非楽しんでトライしてみてください!

次回は引き続き赤黄色の金木犀のサビを解説する予定です!お楽しみに!
ABCミュージックスクールドラム講師のトッシーがお送りしました!

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バークリー音楽院卒。国内ではRock in Japanやサマーソニック、MONSTER baSHなどにも出演。受講生の目標を叶えること、個性を伸ばすことを重要視し、レッスンを行う。現在も現役プロミュージシャンとして演奏、レコーディングと活躍中。首都圏[渋谷、新宿、中野、下北沢、上石神井など]広エリアでレッスン開催中。