目次
Adoの「踊」を叩いてみよう!③
最後の3つのセクションは1番の盛り上がり見せて欲しい場面です!メンタル面でテンション感を、技術面でリズムはフィルインを最大限表現してください!
楽曲解説の前に大切なこと
今回のセクションでは「E」から「C」にかけてのクレッシェンドの盛り上がり方や、楽器の細かい役割などを学ぶことができます!
細かいテクニックで一見誰もわからないテクニックを駆使することによって「なんかかっこいい」という現象が生まれると思っています!その現象の正体を掴んで大きなテクニックをものにしていきましょう!
今回の動画
「E」bpm○○【2:38~2:53まで】
[youtube https://youtu.be/EaqFxYDBp_U?start=158&w=560&h=315]
「C」,「OUT」bpm○○【2:53~3:27まで】
[youtube https://youtu.be/EaqFxYDBp_U?start=173&w=560&h=315]
解説その1:「E」に挑戦してみましょう!
フレーズの特徴
このセクションではビートを刻むというよりも、フィルインを使って次の「C」に向かうための通過点のような役割です!
ここではクレッシェンドをとにかく意識して低いところから高いところまで右肩上がりに盛り上がっていくように演奏しましょう!
演奏のポイント①
後半4小節かけて段々盛り上げていくようにフレーズを作りました!
5,6小節目は8分音符、7小節目は16分音符、そして8小節目はドラムのフィルインのピックアップのようなパートと、小節ごとに役割が変わってきます。音数を段々細かくしていき緊張感のある雰囲気を作りましょう!
演奏のポイント②
8小節目のフィルイン中だけ、頭の1拍以外バスドラが入っていません。
バスドラを入れることによって一定のリズムの流れを作ることができますが、しかしそれは逆に言えばせっかくドラムのピックアップ的役割にも関わらずフィルインが目立ち切らずに流れてしまいます。
なのでここは自分の中でテンポを感じ実際には手だけで雰囲気を作れるようにしましょう!
ここが一番大事!
このセクションは「C」に向かう通過点のようなものであるので、そこまで気合を入れるべきセクションなのか色々な考えがあると思います。
しかしこのセクションをどれだけ集中して盛り上げていけるかによって、この後の「C」を最大限盛り上げることができるかが決まると言っても過言ではありません。
それだけ重要なセクションであるという緊張感が表現できると聞き手にも伝わっていいですね!
演奏時の注意点
フレーズ(リズム)が細かく変わるので、テンポ(4分音符)の感覚を忘れないように演奏しましょう!その感覚さえ忘れなければフレーズをテンポからずれないでカッコよく叩けるでしょう!
解説その2:「C」,「OUT」に挑戦してみましょう!
フレーズの特徴
いよいよ最後のセクション「C」,「OUT」です!
とにかく「C」は盛り上げて細かいテクニックに意識を向けながら演奏しましょう!それぞれの役割を意識して楽しかった余韻が残るような演奏をしましょう!
演奏のポイント①
この最後の「C」では前回の「C」とは違い、16小節と長さが倍になり、後半の9,13小節目の頭にクラッシュシンバルを入れています!
普段であれば8小節毎に入れる程度ですが、ここでは4小節毎に入れています。クラッシュシンバルを細かく入れることによって、「OUT」に向かってそろそろセクションが終わる感じを表しています!この役割を意識して「OUT」に向けて演奏していきましょう!
演奏のポイント②
最後の「OUT」はたった2小節しかありません。このセクションは「C」が終わった余韻を感じさせる役割を持つセクションだと思ってください!
たった2小節ですが、このセクションで最大限盛り上がった「C」の素晴らしさを感じることができる演奏ができると、曲として最高の形で終われると思います。
ここが一番大事!
最後の2つのセクションでは「盛り上がり」と「その余韻」、というそれぞれの役割があり、その役割を果たすための細かいテクニックを盛り込んだセクションになっています。
細かいテクニックから作り出される流れが曲に対しての表現になります。更に深い考えまで皆さん自身で考えつけるとそれは誰にも真似できない個性になるでしょう!
演奏時の注意点
「C」は1番の盛り上がりを見せる場面ですが、ただ盛り上がり続けるのは少し子供っぽいようにも感じます。
ここまでで解説してきた音楽的な流れを意識して演奏してみましょう!そうすれば少し大人っぽいかっこいいドラムに近づけます!
まとめ&次回予告
今回のアレンジは数多くのビートを使ってそれぞれの表現の仕方や、それぞれが持つ役割などを詳しく解説していきました。
ここまでで練習してきたビートはダンサブルな楽曲が増えてきた今の世の中で、活躍する場面がとても多いものばかりです。これを機にリズム、ビートの練習をして他の曲にもぜひ生かしてみてください!
ABCドラム教室の葦名理樹がお送りしました!ありがとうございました!