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ドラムでないものねだりを叩いてみよう!〜イントロ-1A編〜
ABCミュージックスクールドラム科のTOSSYです。
今回はKANA-BOONの人気曲、ないものねだりのドラム演奏を解説!初回の今回はイントロから最初のAメロ(1A)について解説していきます!
まずは原曲でイントロ〜Aメロ(01:04まで)のドラムをよく聞きつつ解説へ準備しましょう!
ないものねだりイントロ-Aメロの動画&譜面
【イントロ/Aメロ 0:00ー0:50】
【スローver 0:00~1:11】
イントロ ギターをよく聞いて一気にアクセル!
ここが一番大事!出だし!!!
大事な大事なイントロ、この曲の出だしはギターのリフで始まります。この間4小節、ドラムの演奏はありませんが、絶対にドラムが入ってきた事によって流れが損なわれないよう、ギターのテンポを注意深く聞き、流れに沿って入っていきましょう!
フレーズの特徴①イントロ前半
シンプルなバスドラム&ハイハットの刻みですが、大きな特徴は何と言っても後半2小節をクレッシェンドで盛り上げる部分でしょう。ここで効果的なのは、オリジナルの音源でもやっている通り、段々と音量を上げると共に、ハイハットをオープンにしていく手法です!
演奏のポイント
オープンしながらクレッシェンドとその後の休符の差を極端にしよう!
8小節2拍目のアクセントにピークが来るように、少しずつハイハットを開いて行きましょう。してアクセントを叩いた直後にバシッとハイハットをクローズにすることでその後の2拍の空白を効果的に演出しましょう。ここでメリハリが効いているとバンドインの爆発力が高まりとてもカッコ良くなるので是非こだわってやってみましょう!
フレーズの特徴②イントロ後半
イントロの後半は単純なディスコビートですが、その後歌入りのタイミングでハイハットがクローズになるのでコントラストがはっきりするようにオープンで叩きましょう!毎回ハイハットをクローズするディスコビートが一般的ですが、ここはハーフオープンをキープして叩くぐらいでも良いでしょう!
Aメロ コントラストが大事!
フレーズの特徴
Aメロはイントロのフレーズ解説で触れたように、ボーカルを浮き立たせるように歌入りの初めからハイハットはタイトにクローズしてキレ良く叩きましょう。クローズのハイハットは大きく振りかぶって叩かずに必要最低限の動きで力を抜いて安定したリズムを心がけて叩くと上手く行きます!
ボーカルが抜ける25小節目から4小節間はイントロと同じくオープンでコントラストをつけますが、ここに至る前の23,24小節もまた準備段階としてクレッシェンドしながらオープンにしていきましょう!細かい事ですが、この辺のニュアンスを抑えていると楽曲全体がぐっと引き締まります🔥
演奏のポイント①ゴーストノートは綺麗に決める!
Aメロで出てくるゴーストノートは、どんな場面でも言えることですが、細かい音符なのでなんとなく叩いてしまいがちです、音は小さくてもタイミングが完璧で無いとヒットするたびにハシったりモタったりする原因になってしまうのでここでも気をつけましょう!
ドラム練習のコツ
ゴーストノートを含めた練習のコツはもちろんゆっくりからで、特に最初は無理に音量を落とさずむしろはっきり大きく叩いてみましょう。ゆっくりのテンポではっきり叩くと普通のテンポで叩いている時の“違和感”の正体がはっきり見えてくるはずです。どんなテンポでも一旦正確にはっきり叩く事で、自分苦手で弱い部分を明確にし、修正して行きましょう!
演奏のポイント②スパイスも大事に!
細かくなりますが32小節目には裏拍を強調するアクセントがクラッシュで入ってきます。派手では無いですがマンネリ化しがちなメロにスパイスを加えるような役割があるので、こういうところもキッチリコピーして自分のものにしちゃいましょう⭐️
もちろんこれも8分のウラアクセントな上に、手足のコンビネーションなので、流れの中でのプレイは地味に難しいです。普通はハシりがちなフレーズなので、これもしっかりとテンポを落としてコツを把握しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
イントロからAメロにかけての全体的なポイントは、やはり歌が入っている時を入っていない時のコントラストをどのぐらいつけるれるかでしょう!歌が入っていないときはルーズに、歌が入るとそちらが目立つようにタイトに、という使い分けが明確にできると「こいつやるな」となるはずです。細かいところ、がんばってみてください!
次回はBメロ-サビ編をお届けする予定です!お楽しみに!