BTSの「Dynamite」を叩いてみよう!②

目次

BTSの「Dynamite」を叩いてみよう! Part2

葦名講師
ABCミュージックスクールドラム科の葦名です。
今回は「BTS」の「Dynamite」のドラム演奏を解説していきます!

今回で2回目となるDynamiteの解説です!
前回はテクニックの部分を中心に解説していったので今回はより感情的な、曲に表情をつけるようなイメージで練習していきましょう!

楽曲解説の前に大切なこと
今回は2番から初めて曲の最後まで演奏するので、1番の時よりもより気持ちを高めて叩きましょう!1番での演奏を引き継ぐようなイメージで演奏するとよくの雰囲気にとてもマッチするでしょう!

 

今回の動画

2番Aセクション~2番Cセクション:bpm114【1:00~2:07まで】

 
Inter,落Cセクション:bpm114【2:07~2:40まで】

 
3番Cセクション:bpm114【2:40~3:15まで】

 

解説その1:2番Aセクション~2番Cセクションに挑戦してみましょう!

 

フレーズの特徴

2番の基本リズムは1番と変わりません。なので1番と同じようにリズムをキープしつつサビにかけて盛り上げていくことを忘れずに!
また、1番との違いはフィルインが増えたことです。そこは注意して叩きましょう!

 

演奏のポイント①

「フレーズの特徴」でも解説したように、フィルインが1番よりも多く入っています。16分音符のパターンが3種類出てくるので間違えないように注意して演奏しましょう!

 

演奏のポイント②

1番と大きく違う点は、2番のCセクションの長さが倍になっているところです!前回のCセクションの解説で7〜8割程度の気持ちで演奏をすると解説したのはまさにこのセクションのためです。

2番のCセクションの後半(倍になった箇所)から前半以上に盛り上げて欲しいのです。ここはさらに盛り上がる意識をしておくと曲にメリハリがついていいですね。
そしてリズムパターン自体が同じですが、同じく後半からはライドシンバルを使って曲により広がりを与えています!この後の3番Cセクションの後半にも出てくるので実践してみましょう!

 

ここが一番大事!

ポイント1,2では1番と違う箇所を解説しましたが、そうは言ってもリズムは1番と変わらずセクション毎に変わるわけでもありません。
なので気持ちの面で1番と2番を区別することによって、それが音楽的表現の部分につながります!少々抽象的な表現ではありますが、自分の「感情」に素直になって演奏してみれば、それが答えに繋がります!

 

演奏時の注意点

1番では出てこなかったフィルインで、パターンが3種類出てきます。3種類全てにしっかり役割があるのでリズムを間違えないように注意しておきましょう!

 

解説その2:Inter,落Cセクションに挑戦してみましょう!

 

フレーズの特徴

ここでの2つのセクションはリズムが唯一変わったり、ドラムが無くなったりとイレギュラーが多いセクションになります。
2つのセクションで共通しているのは、今までのセクションより少し、またはとても落ち着いた雰囲気になっています。ですので、2番A~2番Cのセクションでも解説した感情の部分をしっかり切り替えて演奏しましょう!

 

演奏のポイント①

Interから落Cセクションにかけてハイハットのオープンで音を伸ばしています!
ここはハイハットのオープンをあえてすぐ閉じないことで、ボーカルと同じタイミングでセクションを切り替えるポイントになります。なのでオープンを鳴らしてからすぐに閉じないようにしましょう!

 

演奏のポイント②

Interの1~4小節目、落Cセクションの5〜7小節目の手のリズムが同じです。
ここは曲中にも入っているハンドクラップと同じタイミングで叩いているのでハンドクラップをイメージしながら叩くと曲の雰囲気ととても合います!

 

ここが一番大事!

この2つのセクションは最後のサビに繋ぐ大事なセクションになっています。なので感情という部分を重要視しながらどんどん変わるリズムにしっかり対応していきましょう!

 

演奏時の注意点

リズムが4小節ごとに切り替わるような構成になっている2つのセクションです。リズムチェンジは意識していないと入る場所を見失ってしまうことがあるので注意しましょう!

 

解説その3:3番Cセクションに挑戦してみましょう!

 

フレーズの特徴

最後のサビに当たるセクションなので、とにかく盛り上げていきましょう!
この曲は最後にエンディングのようなセクションがなく、このセクションで最後なので楽しんで曲を終えられるように演奏しましょう!

 

演奏のポイント①

リズム、フィルインはほぼ全て2番Cセクションと同じなので、気持ちの部分で差別化していきましょう!

 

演奏のポイント②

最後の最後で新しいフィルインがでてきています。
16分音符の1打目が休みになっています。つまりここでは16部音符の2,3,4打目を叩くことになります。

16分音符は右手から叩き始めて、「右左右左」という手順になります。1打目が休みになっているということは最初の「右手」が休みになり、「左右左」という手順で叩くのが効率的です!
最初は左手から始めるというのは難しく感じるものですが、他のリズムパターンなどに応用するときに手順の効率化はとても重要になってくるので意識しておきましょう!

 

ここが一番大事!

このセクションは曲のフィナーレの部分に当たるので、とにかく盛り上がって欲しい部分です。ただこの曲はBTSのメンバーが踊っている曲でもあります。楽器の演奏、つまり聴覚だけでなく視覚的にも楽しめてそんなステージを後押しするような演奏で出来るととても素晴らしいです!

 

演奏時の注意点

最後の最後で出てくるフィルインのリズムは曲全体で出来ているキメのようなリズムになっています。なのでここはリズムや手順を気にすることはもちろん、曲としっかり合わせて一体感を持って叩きましょう!
ここがズレてしまうと最後がいまいち締まらない終わり方になってしまうので注意しましょう!

 

まとめ&次回予告

葦名講師
いかがだったでしょうか?
2回にわたってBTSの「Dynamite」の解説をさせていただきました!

この曲はリズムが比較的一定に流れていくような曲で、曲を練習するときにもかなり抽象的なことが多かったと思います。ただ逆に言えば自分の感情を曲にぶつけることでそれが音楽的にとても良い表現につながっていくので気持ちに素直になり演奏することが1番です!

この曲を通じて裏打ちのパターンや16部音符のフィルインなどのコツを掴んで他の曲にも生かしていただければ幸いです。ここまでお付き合いくださいましてありがとうございました!
ABCドラム教室の葦名がお送りしました!

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