目次
BTSの「Dynamite」を叩いてみよう! Part1
今回はBTSの「Dynamite」のドラム演奏を解説していきます!
今や誰もが知っていると言っても過言ではないくらい有名になってきたBTSの「Dynamite」。Youtubeでの再生回数は10億回を突破し、至る所でこの曲が流れているのをよく耳にします。
そんな曲のドラムを、今回は1番のCセクションまでやってみましょう!
楽曲解説の前に大切なこと
今回はドラムを少しアレンジして、「裏打ち」と言われているリズムに着目していきます!
今回のアレンジでドラムを叩けるようになると、裏打ちのリズムを曲中で正確に叩けるようになります。更に裏打ち特有の8分音符の裏を感じ取ることによってダンサブルなドラムも理解できるようになるでしょう!
今回の動画
Aセクション:bpm114【0:09~0:26まで】
Bセクション:bpm114【0:26~0:43まで】
Cセクション:bpm114【0:43~1:00まで】
解説その1:Aセクションに挑戦してみましょう!
フレーズの特徴
INTROはドラムがないので解説は「Aセクション」からスタートします!
最初はシンプルなバスドラムの*4分打ちです。最初は若干の緊張感を保ちつつEDMのような一定のリズムで叩きましょう!
*4分打ち … 4分音符で叩くこと
演奏のポイント①
バスドラムだけでAセクションはリズムを作らなければならないので、とにかく歌にしっかり寄り添って叩きましょう。
バスドラムだけでもどうすればBTSのメンバーが歌いやすいか、なんて考えるといいかもしれないですね!
演奏のポイント②
AセクションからBセクションに変わる直前に1発だけスネアが入っています。今までバスドラムだけで作られていたリズムに右手のハイハット・左手のスネアが加わり、一段階さらに盛り上がります!
気合いの入ったスネアを1発しっかり叩きましょう!
ここが一番大事!
バスドラムを常に一定に叩き、踊れるようなサウンドとリズムを目指しましょう!コツはメロディーをよく聴くことです!
演奏時の注意点
バスドラムだけでリズムが作られているため、バスドラムがズレたりしてしまうと一気に音楽的な流れが悪くなってしまうので注意しましょう!
解説その2:Bセクションに挑戦してみましょう!
フレーズの特徴
Bセクションはいよいよ今回のメインである「裏打ち」が出てきます。
ここからは*3点でリズムを作っていくので、特に右手のハイハットの動きは左手に惑わされないように演奏しましょう!
*3点 … 右手(ハイハット)、左手(スネア)、右足(バスドラム)のこと
演奏のポイント①
この曲のリズムは4小節(基本1段)を一つの塊としているので、まずは一小節ずつ練習していきましょう。
特に2・4小節目はハイハットのオープンやスネアの変則的な動きが混ざっているので注意しましょう!
演奏のポイント②
本格的にリズムを3点で叩き始めたので、よりダンサブルなドラムを目指しましょう!
一つ一つの音を素早く叩くことを意識すれば、音が全体的にタイトになりダンサブルなドラムに繋がります。
ここが一番大事!
このドラムのスネアは、曲中に常に鳴っている*ハンドクラップとほとんど同じ動きをしています!なので左手のスネアは一緒に手拍子をするような感覚で叩くと、曲に馴染むドラムになります!
*ハンドクラップ … 手拍子のような手と手とたたいた音
演奏時の注意点
リズムの左手がハンドクラップと同じタイミングでなっているので、普段のような2・4拍目にスネアが来るだけのパターンとは違います。ただ右手のハイハットは常に同じ動きを繰り返しています。
右手は左手につられないように、左手は右手につられないように意識して練習してみてください!
解説その3:Cセクションに挑戦してみましょう!
フレーズの特徴
いよいよ一回目のCセクションに来ました!ですがここではまだ最大限の力まで発揮しないようにして下さい。
2回目以降のサビを10割とするならば、7〜8割程度の気持ちで演奏しましょう!(その訳はこの後の解説で!)
演奏のポイント①
基本、リズムはBセクションと特に変わりません!フィルインなども出てくるわけでもないので、リズムキープという点にかなり意識を置いて叩いてみましょう!
演奏のポイント②
Cが終わった後はまたすぐに2回目のAセクションになります。なのでCセクションから最後盛り上げて終わるというよりは、自然と流れるように2回目のAセクションにいきましょう!
ただ音量に関してはずっと同じというよりも、少し変化をつけると曲に表情がついて良いです!
ここが一番大事!
1回目のCセクションは2回目以降とは異なり、8小節しかありません。
もちろんサビに当たるセクションなので盛り上がっては欲しいですが、ここで全力を出してしまうとどうしても2回目以降の盛り上がりに欠けてしまうので少し力を温存しておきましょう!
演奏時の注意点
このようにドラムが常に一定の曲では音もずっと一定に叩いてしまいがちですが、それでは機械とあまり変わりません。そこまで大きく差をつけることはありませんが、それでもそれぞれのセクションで少しずつ意識を変えることによって、聴き手に伝わる印象は大きく変わります!
ぜひ自分なりの表現を考えてみて下さい!
まとめ&次回予告
今回は1番のセクション3つを解説していきました!
今回のようなダンサブルなドラムはあまり音量に差をつけすぎてもしつこく感じたり、全く差をつけないとのっぺり聞こえてしまったりと、正直加減が複雑ではあります。しかしそういう時には音楽全体をよく聴き歌の雰囲気や曲調を感じとり自分なりの解釈を見つけて演奏しましょう!
次回は2番からやっていきます!お楽しみに!
ABCドラム教室の葦名理樹がお送りしました!