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スネアの大掃除!? 〜後編〜
※前回の記事はコチラから
スネアをピカピカに磨いたところで、最後に必要な工程は「チューニング」です。
「チューニング」とは、スネアの音を整える作業であり、テンションボルトを徐々に締めていくことで、ピッチを上げていくことが出来ます💪
音楽ジャンルによって求められる音は異なる為、一概に正解のチューニング方法はありませんが、ここでは一番オーソドックスなやり方を解説していきます。
チューニングを知っておくだけで、自分のスネアをさらに幅広く活用出来るかと思いますので、是非参考にしてみてください!
表ヘッドのテンションボルトを「180度」回そう
前回、テンションボルトを指で回して止まるところまで組み立てましたが、今回から「チューニングキー」を使って、スネアのチューニングをしていきます!
まずは、テンションボルトをそれぞれ「180度」回して、軽くテンションをかけていきましょう。
ここで注意すべきは、ボルトを回す順番です。
順番を気にせずに回してしまうと、ヘッドが偏ってしまう恐れがあるため、一点回したら、その「対角線上」のボルトを回すようにしましょう!
表ヘッドのテンションボルトを「90度」→「45度」回そう
全体に少しテンションがかかったことで、次は「90度」、その次は「45度」と少しずつ回していきます。
一気に回したくなりますが、ヘッドに均一の力をかけた方が後のチューニングもしやすくなりますので、一点ずつ地道にテンションをかけていくとがポイントです🙌
テンションがかかるほど、音のピッチ感は上がります。メタルスネアであれば、ピッチが高いほど鋭い音にあり、歯切れが良くストレートな音色になります!
ヘッド叩いて、均一な音に整えよう
実際にヘッドを叩いてみて音を確認してみましょう!
各テンションボルトから1cm~2cmほど離れた部分をスティック、または指で叩き音程を確認します。その後、叩いた部分と隣合った箇所を同様に確認し、チューニングキーで音程が同じになるように調整します。
この調整を各箇所全て確認することで、ヘッド全体が均一になり、ピッチに偏りのないチューニングとなります!
音が低いと感じる場合はチューニングキーを用いて、各ボルトを時計回りに回してピッチを上げましょう♪
裏ヘッドも同様にテンションをかけよう
チューニングは表のヘッドだけでなく、スネア裏面のヘッドも重要です!
裏面はサスティーン(音の伸び)と、スナッピーの響きに関係していきます。表面よりも強く張ると、キレのあるタイトなサウンドになり、逆に緩めに張ると、スナッピーのジャラジャラ感が大きく残り、太いサウンドが得られます!
スナッピーを装着しよう
前回、取り外したスナッピーを最後に取り付けていきます!
スナッピーは両サイドに紐をくくりつけ、スネア裏面の中央に来るようにセットします。その後、ストレイナーの反対側(バット部)に紐を通し、ネジを締めて固定します。
最後にストレイナー側にも紐を通し、レバーの調整をして完成です!
ストレイナーのレバーを上げる際、キツすぎると紐が切れる原因になりますので、クッと軽い力でもレバーが上がるように余裕を持った調整をしましょう☝️
まとめ
冒頭でも記載した通り、チューニングの仕方や音程に正解はなく、プレイヤーによって好みは様々ですので、自分に合った方法を色々と試してみることが1番です。
また、メンテナンスの頻度は、演奏等で沢山叩くのであれば3ヶ月に1回、少なくとも半年に1回は行うことで、スネアの負荷も軽減し、長く使えること間違いなしです☺️