スネアの外側を徹底解説!

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スネアの外側を徹底解説!

片瀬講師
ドラムセット中でもハイハット、バスドラに次いで、ビートの役割を担う大事な太鼓である「スネア」🥁
本ブログでは過去にスネアの種類やおすすめのモデルを紹介してきましたが、スネアの見た目を気にしたことはありますか?

スチールなどの金属製スネアだと銀色でスタイリッシュに輝いており、木製のスネアだと木目の美しい柄が特徴になったりしています☝️

このように素材をそのまま活かすスネアもあれば、スプレーで色を上塗りしたり、デザインされたカバーのようなものをシェルに巻いているスネアも存在します!

そこで今回は、スネアのデザインについて解説と、珍しい見た目のスネアも紹介していきます😆

 

スネアのシェルとは?

スネアのシェルとは「胴体」のことであり、木製から金属製まで幅広い素材が使われていることから、音の個性がはっきりと分かるパーツです☝️

例えば、木製のスネアだと「まとまりがよく、温かみのある音」と紹介されることが多く、実際には「タァーン」と中音域が伸びるような音色になります。
また、金属製のスネアでは「高音域が目立ち、鋭い音」になり、「カァーン」と突き抜けるようなシャープさが特徴になります(^^)

これらのシェルですが、緻密な計算と高度な技術によって、円形に形を整えられているのです!
元々は長方形の板であり、それらの板を何枚も重ねた後に、筒状の型に押し込んで圧力をかけることで形が出来ていきます。

この何枚重ねたかの枚数を「プライ数」といい、薄い板を何枚も重ねたプライ数もあれば、たった1枚の分厚い板でつくられた「単板シェル」も存在します!
プライ数が多いほど厚みが増えるので、音にも深みが増し、「ダスッ」とした重みのある音色になっていきます♪

 

シェルのカラーリングは3種類!

今回の本題である「スネアのデザイン」について解説します(^^)

カタログなどを見てみると、同じモデルでも黒色、白色、赤色など、カラーリングを豊富に取り扱っているドラムメーカーが存在します。このカラーリングを施す方法としては「ラッカーフィニッシュ」「カバリング」の2種類が一般的に用いられています。

「ラッカーフィニッシュ」とは、塗料による塗装仕上げによるもので、シェル本体に直接色付けします!対して、「カバーリング」とは、プラスチック材のシートをシェル本体に巻き付け、塗装では表せない色や、模様をデザインすることが可能になります♪

また、木製スネアでは、木材に直接オイルを染み込ませる「オイルフィニッシュ」という塗装方法も存在し、木材本来の美しい木目を活かすことも出来ます(^^)

 

カラーリングで音が変わる?

「ラッカーフィニッシュ」、「カバリング」、「オイルフィニッシュ」のそれぞれカラーリングの方法は異なりますが、音にも変化はあるのでしょうか。

結論から申しますと、若干ですが音は変わります!

例えば、ラッカーフィニッシュにおいて塗装が厚ければスネア本体の振動が抑えられるので、よりタイトな音色に近づきます。カバリングでも硬い材質のカバーを巻くことで音をタイトに出来ますし、逆に柔らかい素材を使えばスネア本来の鳴りを活かすことが可能になります。

塗装方法で音が変わるとはいえ、どちらか一方が悪い音という訳ではないため、見た目で気に入ったスネアを見つけた際には、是非どんな塗装がされているかチェックしてみてほしいです(^^)

 

一度見たら忘れない!?シグネイチャースネアを紹介!

メーカー: TAMA
商品名 : FT1465 古田たかしシグネチャースネア
サイズ : 14×6.5インチ

今回ご紹介するスネアは、スキマスイッチ、布袋寅泰さんのバックバンドで活躍している古田たかしさんのシグネチャースネアです!

バーチ、ブビンガ、コルディアといった硬い木材を組み合わせた木製のシェルで、タイト、且つ深みのあるアタック音が特徴。そして、シェルの外側は「ラッカーフィニッシュ」で施されており、青と赤の2色を前面に纏っている大胆なカラーリングになっています😆

 

まとめ

片瀬講師
今回は、スネアのカラーリングについて解説しました!

シェルの仕上げには欠かせない工程なので、出来上がったスネアの外側も是非気にしてみてください🥁
また、見た目で気に入ったスネアはどんどん試してみると色々な発見に繋がります✨

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